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人生はシネマティック!

THEIR FINEST
公開: 2017/11/11
製作国: イギリス
配給: キノフィルムズ/木下グループ

    人生はシネマティック! の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 5.0 泣ける 笑える 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      新宿武蔵野館、映画の日割引。
      「ダンケルク」観たならこれも観ろ、という前評判を聞いて行ったけど、期待を裏切らない。とても良かった。
      2017年公開WWⅡ映画はこれで3つ目だけど、豊作っぷりが凄い、、

      色んな人言ってそうだけど、直近でダンケルクを観たこのタイミングで観に行けたのはすごく幸せだった。普通に観るより面白さを感じられたはず。

      ダンケルクの戦場を舞台にした群像劇が、そのスピードと迫力で翻弄される作品だったのに対し、こっちは戦争の影響を受けつつもごく普通に暮らす民衆の、個々人の健気で細やかな感情に浸される感覚があった。
      気づけば主人公にすっかり肩入れしていて、理不尽な横槍には憤りを覚えたし、その相手が共に映画のために奮闘するや、抱き付きたいほどの愛しさを覚えた。

      脇役も含めて癖のある人物ばかりだけど、誰も彼も憎めない。おじいちゃんと赤毛のお姉さん、ただの良い人じゃないとこがいい。裏表なさそうな人の激励って染みるよなあ、とか。

      主人公は"婚姻生活"を始め、凡百とは一線を画す情熱と聡明さを持った女性で、彼女は映画を作りながら、何かを手に入れたり失ったりする。
      失ったものは大きく、手に入れたものは素朴でささやかで、でも確かなものだったんじゃないか。
      悲しみはあっても地を踏み外すことなく、彼女はあの後を生きていく。ドラマチックな華やかさを持ちながら、素朴で強かな雑草のような性分が根底にありそうなのが、彼女に惹き付けられる所以だと思う。

      何もかもムダがなく、兎に角台詞の切れが心地良かった。突き放したような冷めた距離から、容赦なく要素を厳選して切り捨てたんだろうなあと、、作中でもばっさり切れって言う場面ありますね。
      映画を作る映画って映画ファンへの挑戦ぽくも思ってたけど、むしろ映画と人生に対して、ちょっとシニカルに構えながら、惜しみない愛をそそいでる作品じゃないかと。というとそれも同じ人物がよぎるので、もうほんと参ってしまう。

      色々名言があって、是非円盤買ってもう一度確かめたいんだけど「観客が1時間半を捧げたくなる映画を作りたい」(多分不正確、でもそんなかんじ)とか。あのドライでぱっとしない風貌のキャラクタが言うのがすごくはっとさせられて良い。

      もうひとつ、終盤の台詞で「これは私達の映画ね」って感想が出てくるけど、それって私達観客と映画とのとっても幸せな関係の一つなんじゃないか。この台詞は劇中作に対しての感想だけど、この映画に対する私や恐らく多くの鑑賞者の感想でもあると思う。


      今後への備忘として、
      武蔵野のスクリーン3は、F列では若干スクリーンが遠く感じた。もうあと2列は前で良かったかも。
      >> 続きを読む

      2017/12/02 by 古柴谷

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