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このレビューはネタバレを含みます。 一貫した、しとしととした雨のような雰囲気がムーディーな映画。静かに燃える、青い炎のような愛。どうにかして報われてほしい、似たもの同士の二人。苦しみを分かち合うことで成り立っていた二人。そこに愛はあれども、幸せには向かえない、むしろ向かわないからこそ二人でいられた、そんな二人。二人の幸せは背中合わせに歩を進めた先にあり、それらは決して交わらない。誰より分かり合える二人なのに、幸せの方角が違う、というのが悲しくも美しい。柚子の最期が胸を打つ。このエピソードは、あれほどにあっさりと触れていいものではないように思う。失われた希望と、灯された希望と。葉山はその両方を見送ってきた。彼が、それらを自分の罪だけ換算して未来へ繰り越して行かぬよう、泉の時間が動き出したように、彼の時間もまた時を刻み出していることを祈るばかりである。 >> 続きを読む
2020/12/15 by Mimi
「ナラタージュ」のレビュー
男性ながら、共感した。小野くんは大学生の頃の自分に。自分勝手で相手のことなんて考えてなかった。自分。ひたすらに、自分の承認欲求を満たすためだけに相手に承認を求めた自分。葉山先生は、結婚して落ち着いて、どこかに空虚な気持ちを感じている自分に。優柔不断で、決めきれなくて、決めたら決めたで、誰かを悲しませる。そんな自分に。重ねて観ていた。 >> 続きを読む
2020/01/02 by q2d
既読。原作が好き(作家さんが好き)。静かな感じが原作通りだなと思った。キャストはイメージと違っていた(笑)私の中の葉山先生、泉と違うんだよなぁと観る前から思ってたけど、やっぱり違うなぁと思いながら観てた…(-_-;)黒川と志緒のイメージも全然違う。でも坂口くんが演じた小野くんは、良かったと思う。内容は、共感する人としない人で分かれそう。葉山先生と泉の距離、あんな近かったっけ?内容にちょっとひっかかりをおぼえた。全体として、小説のほうが好きだな。 >> 続きを読む
2019/03/03 by pink-tink
このレビューはネタバレを含みます。 ストーリーはとても好きなテイストだった。原作を読んでみたい。そう思わせてくれる映画だった。ただ、先生役が個人的に松潤じゃないかなーと。パッとじゃあ誰?といわれても浮かばないけど、ちょっと違和感があった。私もあれからずっと大事にしてるたったひとつのものがあるからこの彼女の気持ちは痛いくらい共感してしまった。 >> 続きを読む
2018/11/18 by megucchi55
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