こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

クレイジー・リッチ!

CRAZY RICH ASIANS
公開: 2018/09/28
製作国: アメリカ
配給: ワーナー・ブラザース映画

    クレイジー・リッチ! の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全9件
    • 0.0

      映画とは大衆に束の間の夢を見させる娯楽なのだ、大衆の一人である私は、それを認めることにやぶさかではない。

      見目麗しい人々が豪華な衣装を纏って、絵空事を大袈裟に演じてみせるのが空虚だと指摘してみても、なんだか野暮ではないか。

      それに、誰の映画とは言わないが、眉間に皺寄せて苦悩を表現する厳粛なおっさんや、涙に潤んだような瞳をした若者のアップを、なんとかの一つ覚えみたく延々と撮り続けられて、これが芸術なんだと言われても、賛成はできない。

      近未来ディストピアの格差社会で革命が起こっても、溜飲を下げたりしない。

      安易な政権批判などを作品に持ち込むことにも、懐疑的でもある。

      それでも、この多幸感溢れる爽快なシンデレラストーリーの、突き抜けた富へのノーテンキなまでの賛嘆ぶりには、やはり一抹の嫌悪を感じてしまう。

      たぶんコロナ禍で、社会が疲弊しているせいかな、と。それと、自分の中にあるルサンチマンか。
      >> 続きを読む

      2021/02/22 by かんやん

      「クレイジー・リッチ!」のレビュー

    • 3.0 元気が出る

      先に原作を読んで、キャラクターが型どおり過ぎて退屈したので、映画には全く、これっぽっちも期待していませんでした。
      その低期待値が良かったのか、予想に反してかなり楽しんで見た。
      人間模様は原作と同じくらい薄っぺらかったけど、映像にすごく華があるので気分が上がった! けっこう好きかも!

      華僑のお金持ち、ってことで、アジアンの一般的な傾向として、金ぴかでギラッギラの悪趣味御殿を想像していたのだけど、映像を見ると品が良くて驚いた。確かに金ピカなのに。時代は変わった・・・

      以下はネタばれなので、まだ見てない人は読まないでほしいのだけど、結婚式のシーンにはすごく驚かされた。
      花嫁が歩く直前にバージンロードに水が満たされていって、そこを、ざぶーざぶーと花嫁が歩いて渡っていく。
      幻想的でゴージャス。
      ウエディングドレスが濡れちゃうから、花嫁としてやるのは嫌だと思うけど・・・。

      ラストのプロポーズシーンも微笑ましくて良かった。
      イケメンに一生懸命追いかけられるっていいよね~。
      ただ、彼氏の母親にあんなにタンカ切って出てきたのに、あっさり覆していいの? 戻ってるところ見られて気まずくない?って思ったけど・・・


      主役の女優さんがやたら地味だったのだけが残念。
      でも、その分アストリッド役の女優さんがすごくハマっていて、原作のイメージ通りでとても良かった。

      私の周囲で映画を見た人がアストリッド役の女優さんを「ものすごい美人」と絶賛していて、それを聞いてネットで写真を見た時は、「えー? 美人かなぁ・・・?」と疑問に思っていたけど、映画を見て納得! この女優さん、動いているとすごくいい。静止画では伝わらない美しさ。
      ハスキーな声がやたらセクシーで、美人オーラがビシバシ出ていた。
      「シカゴ」の時のキャサリン・ゼタ・ジョーンズみたいな引力というか迫力がある。
      あの女優さんみたいなしゃべり方したいなぁ。真似したい・・・。
      美人オーラの秘密は顔の造形じゃなくて声にあるんじゃないかと映画を見ながら思った私である。
      >> 続きを読む

      2020/08/26 by みけ猫

      「クレイジー・リッチ!」のレビュー

    • 5.0

      ハリウッド資本で華僑が撮った映画、と理解してよろしいのでしょうか。エピグラフにナポレオンを引用するあたり、なかなかの策士です。いわく「中国が目覚めるとき、世界は震撼するだろう」。同時代の眠れる獅子はアヘン戦争でその後進性を無残にも暴かれたわけですが、ナポレオンの警句は2020年現時点において、真に迫っていると考えるのは、私ばかりではありますまい。

      シンガポールに根を張る華僑と、渡米し成功しアメリカ人となった中国人の二項対立。日本ではもはや問題とはなり得ない、個人と家の確執がテーマです。アメリカと中国、アメリカとシンガポール、とはならないところが、世界中にネットワークを持つ華僑らしいと思うにつけ、今更ながら中国人とは何かを思って慄然とします。中国はアジアの一角ではないですね。中国対その他、という構図がリアリティーを持って迫ります。

      いわゆるラブコメの範疇にあり、シンデレラストーリーでもあるわけですが、アメリカ風に洗練された目が、中国人というものがいかにアメリカ的であり、かつはアメリカ的でないか、をよく暴いていると思います。この一作をもって文化人類学者のように振る舞うつもりはありませんが、家の因習の強さとパワーを描いてそれを脅威として見る目も感じるし、翻って、いかにGHQによる日本の占領下の施策が、家族の分断→核家族化の促進に主軸を置いたものか、思いやられもするわけです。結果、この映画に描かれる消費のありようを、おそらく多くの日本人は共有・共感できないだろうと思うのです。それを裏付けるように、エルメスのバッグに描かれたアジアの略図に日本列島の影は見えず、俳優にも日系人が起用されている気配はなく。後日調べると、重要な役に日本人の女優が起用されておりました(汗)。クレジットにも何人か日本名が見えましたです、はい。念のため。

      係累がこの度結婚する。つきましては一緒にシンガポールに行かないかと。『シンプル・フェイバー』に出ていたイケメンさんです。誘われた方はニューヨーク大学でゲーム理論(いかにポーカーで勝つか学生相手に実演するシーンがあってそれが後々効いてきます)を講じる新進気鋭の経済学者で、シンガポールの人並みの結婚式に招待されたものくらいに思っている。で、蓋を開けたらファーストクラス。こんなの、払えないわよ。いや、家族持ちだから。あなた、何者なの? で、くだんのイケメンがシンガポール屈指の財閥の御曹司であることを知る運びとなりー。

      なにせ結婚式に向けて物語は準備されますからね。華やかなこと限りなし。結婚式に向け、連日繰り広げられるパーティー。厨房に並べられる中華料理の美しいこと! 豪邸の庭ではヒップホップが流れ、着飾ったアジアの若者たちがハメを外しまくる。いっぽうで大祖母様を頂点に重んじられる礼節があり、シンガポールの華僑は個よりも家を重視している。大祖母様から受け継ぐ餃子の味。また別の日に、家族の者たちがテーブルを囲って餃子を作るシーンがある。ここでの恋人の母親とヒロインとの鍔迫り合い。大祖母様は御曹司を猫可愛がりしていて、どうやらヒロインも気に入られた模様。しかし結婚式直前の宴席で、ヒロインは大祖母様の面前で、くだんの母親に自分の出自について暴かれる。

      中国人がなにを背負っているのか、鋭く活写しています。絶体絶命のヒロイン。そして選択を迫られる御曹司。ここでヒロインの「脇」が動きます。まずはアメリカにいるはずのお母さんです。出自の責任は彼女にあるわけです。でも、彼女が娘にする打ち明け話から、いかにアメリカが因習から逃れることのできる唯一の自由の手段であるか、浮き彫りになります。母と娘の対話に胸が震えます。母も娘も、立派なんですね。立派の一言。ガツガツ勉強して、ガツガツ出世して、ガツガツ稼いで、人並み以上になる。中国人や韓国人に見るスピリッツです。こういうものは、日本ではどうなんだろうか。敵わないな…と思わず呟いている。

      つづいては、シンガポール滞在期間中に厄介になっている、いかにも成金然とした大学時代の女友達ですね(この女友達です、お母ちゃんをアメリカから呼び寄せたのは)。女友達のお父さんは、『ハングオーバー』のチャウ氏を演じてました。ここでもいい味出してます。傷ついたヒロインにみんな優しい。そして女友達が街のオープンテラスでハッパをかける。このまま負けていいの? あんたが負けるわけ? 奮起するヒロイン。そして結婚式に着ていくドレス選びが始まって、束の間のコスプレショーがモンタージュで挿入される。BGMはかのマテリアルガールです。楽しいことこの上ない展開ではありませんか。
      さあ、ここからはヒロイン=アメリカ人の怒涛の反撃です。

      結婚式の後日、ヒロインが雀荘に恋人の母親を呼び出します。最後の対決です。雀荘といっても、日本の、紫煙の中に野郎ばかりのひしめく、薄汚いそれではありません。碁会所のようなイメージでしょうか。おそらくその場に居合わせた老婦人なんでしょう、その二人と、トイメンに座ったヒロインと義母になり損ねた婦人の四人が日本のそれより大きな牌をジャラジャラとかき混ぜ始める。壁がぶち抜かれて往来に面しており、南国の陽が燦燦と降り注いでいる。ヒロインは言う。「私は昨日、息子さんからプロポーズされました」。ギョッとする母親。「でも、私は断りました。二度もあの人に母親を失って欲しくなかったからです」。そこで捨てる牌。老婦人の一人が手を伸ばしかけたのを、舌打ちして払い、「ポン!」と言って母親が牌を倒す。この方も腕に覚えがあるのです。代々薫陶を受けてきたとも言います。さあ、ここからです。鳥肌の立つ展開が待っています。これは映画史屈指の名場面になるのではないでしょうか。

      というわけで、ちょっと近年にない、楽しい映画でした。最後はマリーナベイサンズの屋上プールでのパーティーと花火ですからね。いやぁ、いい夢見させてもらいました。
      >> 続きを読む

      2020/08/04 by Foufou

      「クレイジー・リッチ!」のレビュー

    • 評価なし

      ハリウッド王道ラブコメをシンガポールに舞台を移しただけでかなり新鮮!儒教思想的「家」を重んじる資産家家族たちが息苦しいが、主人公の椿鬼奴似の親友がナイスで救われる( ;∀;)友達の結婚式のシーンは仄明るいぼんぼりや花をあしらった水面がとても美しく、挿入歌も素敵だった。

      2020/06/03 by さーたん

      「クレイジー・リッチ!」のレビュー

    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      ジャンル的にはラブストーリーだと思うけど、金とは?愛とは?生きることとは?と様々なテーマを投げつけられたような気持ち。
      いい映画だった。
      色んな意味でもう一度観たいと思った一作。
      後半、マージャンで人生を比喩するシーンはテクニカル的にもストーリー的にも素晴らしいと思った。
      マージャン、よく分からないけど。
      >> 続きを読む

      2019/09/28 by キトー戦士

      「クレイジー・リッチ!」のレビュー

    もっとみる

    クレイジー・リッチ!
    クレイジーリッチ

    映画 「クレイジー・リッチ!」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画