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三度目の殺人

三度目の殺人
(C)2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ
9月9日(土)全国公開
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公開: 2017/09/09
監督:
製作国: 日本
配給: 東宝=ギャガ
弁護士(福山雅治)VS 殺人犯(役所広司)
『そして父になる』是枝裕和最新作
オリジナル脚本で描く法廷心理ドラマ


INTRODUCTION

弁護士(福山雅治)VS 殺人犯(役所広司)
『そして父になる』是枝裕和最新作
オリジナル脚本で描く法廷心理ドラマ


STORY

勝利にこだわる弁護士重盛(福山)が、やむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所)。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されている。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。三隅の動機が希薄なのだ。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を一つ一つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく―。心揺さぶる法廷心理ドラマ。
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    三度目の殺人 の映画レビュー (最新順)

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    全6件
    • 0.0 クール

      面白そう

      2017/10/26 by GLAY

      「三度目の殺人」のレビュー

    • 3.0

      硝子を挟んで二つの「顔」が重なる。
      利己的な弁護士と虚無的な殺人犯。両者の発言と深層心理は時に絶妙に重なり合い、発される言葉が一体誰のものなのか一寸分からなくなる。
      主人公は、或る殺人犯の靄がかった深層に、自分自身の本性を見つけるのだ。
      ラストカット、彼は一人十字路に立ちたたずむ。果たして、どの路を進むべきなのか。答えの見えない葛藤に途方に暮れるかのように。

      映画が終幕し、主人公と同様に映画館のシートでしばし呆然とたたずんだ。
      秋の夜長、味わいがいがある余韻を残すサスペンス映画であることは間違いないと思う。
      「三度目の殺人」というタイトルからも伝わってくる通り、往年の国産サスペンス映画を彷彿とさせるクラッシックな佇まいは、非常に上質だった。
      往年の日本映画の文脈を彩った「女の中にいる他人」の成瀬巳喜男や、「妻は告白する」の増村保造ら名だたる巨匠の作品世界と肩を並べると言うと、この作品単体としては流石に言い過ぎだけれど、是枝裕和監督自身は、その領域に着実に足を踏み入れ始めていると思う。
      そう言っていいくらい、この映画監督の安定感は高まっていて、名監督の風格が漂い始めている。

      と、今の日本映画界におけるトップランナーであることは間違いない監督の最新作を大いにべた褒めしたいところではあるのだけれど、あと少しのところで諸手を挙げて賞賛することが出来ない悩ましさがこの作品には確実に存在する。

      先ずはストーリーの練り込み不足。最終的に示される深いテーマ性に対して、ストーリーの奥行きに物足りなさを感じずにはいられなかった。
      意味深長でシンボリックな描写は随所に散りばめられ、その一つ一つの場面は極めて映画的で、非常に印象的ではあるけれど、同時にそのすべてに説得力が乏しい。

      なぜ殺人犯は十字を切ったのか?少女の父親の愚劣な行動の実態は?
      と、物語の核心となる重要なポイントの描き出され方が、あくまでも象徴的で類型的な処理をされるため、ストーリーテリングとしても、人間描写としても、掘り下げが浅いと感じざるを得なかった。

      それに伴い、各俳優陣の“良い演技”も何だか“型どおり”に見えてくる。

      殺人犯を演じた役所広司は凄まじい演技をしているとは思う。言葉では表現しきれない空虚さと漆黒の闇を抱えた殺人者を、圧倒的な存在感で演じている。時に少々オーバーアクトにも見えなくもないが、この役柄のある種のメフィスト的立ち位置を踏まえると、正しい演技プランだったと思う。
      しかしながら、肝心の人物描写が浅く中途半端なので、やはり最終的な印象として説得力に欠け、実在感が希薄だった。

      広瀬すず&斉藤由貴の母娘像も、両者の好演により絶妙に忌まわしい関係性を醸し出せてはいるのだけれど、実際に彼女たちが抱えたであろう「痛み」の描写が皆無であるため、「そういう設定」の枠を出ず描かれ方が極めて軽薄だったと思う。
      広瀬すずに関して言えば、昨年の「怒り」での“或るシーン”があまりに強烈だったため、殊更に今作での彼女の使い方に「弱さ」を感じたのだと思う。
      斉藤由貴にしたって、まさか現実のスキャンダルを狙ったわけではなかろうが、もっと母親として女としての醜悪ぶりを突き詰めた役柄にしてくれた方が、「女優魂」を存分に発揮して逆説的に現実世界の醜聞を一蹴できたのではないかと思えてならない。


      そして、このサスペンス映画が、一級品になれなかった最大の理由は、「主演俳優」だと思う。
      主演である福山雅治の演技者としての奥行きが、そのままこの映画自体の奥行きの無さに直結している。
      決して、福山雅治が悪い俳優だと言っているわけではない。演者として、表現者として彼のことが嫌いなわけではない。むしろファンだ。
      ただ、この映画においては、福山雅治という俳優の良い部分でも悪い部分でもある「軽さ」が、肝心な部分で引っかかってしまっている。

      同じく是枝裕和監督が福山雅治を主人公に抜擢した「そして父になる」は素晴らしかった。
      あの映画においては、主演俳優の軽薄さが最良の形で活かされる主人公造形が出来ていたからこそ、新しくも普遍的な父像を浮かび上がらせ、難しいテーマを孕みつつも、新たな家族映画の傑作として成立したのだと思う。

      「そして父になる」と同様に、今作の主人公造形においても、おそらくは主演が福山雅治に決まった上での“当て書き”だったのだろう。
      だからこそ、当然ながら主人公キャラクターの設定自体はマッチしているし、映画の構成的にもビジュアル的にも商業的にもバランスはよく纏まっているように見える。
      だがしかし、突如として目の前に現れたメフィストフェレスと対峙して、自分自身の存在性と、「正義」というものの意味を突き付けられるというあまりにも深淵な人物表現を必要とされる役どころを演じ切る力量と適正を求めるには、彼には荷が重すぎた。
      少なくとも、この映画においては、クライマックスに入り主人公の感情が揺れ動き、感情的になるほどに、演者としての空回り感が際立っていたことは明らかだ。

      くどくどと長くなったが、結論として「面白くない」ということではなく、充分に見応えのあるサスペンス映画であったことは冒頭の通りだ。
      傑作を通り越して名作になり得る「雰囲気」を感じる映画だっただけに、口惜しさも大きいという話。
      >> 続きを読む

      2017/10/15 by tkl

      「三度目の殺人」のレビュー

    • 3.0 クール

      【川崎TOHOシネマズ/三度目の殺人/2017年9月29日】

      予告でおもしろそうな気配があり鑑賞。
      正直、期待していたほどではなかったけど、
      役所さんの掴みどころがなく、覇気もなく
      何かをひた隠しにしている演技がいい。

      それに振り回される、福山さんの内面の変化が。。。
      被告人と弁護士の距離間が見所でもあったのかナ。

      おもしろかった~(^^♪
      >> 続きを読む

      2017/09/30 by eeko

      「三度目の殺人」のレビュー

    • 5.0

       映像でしかできない表現を映画に落とし込んでいる。
       そのような映画は、映像を通してクリエイターの訴えを観客に真に迫ってくる。
       ふとした役者の演技に意味があり、それが後々に効果を発揮する。
       犯行後の血をぬぐう手の動きや、タクシーの窓を開けること。

       役者たちの演技もすごい。
       接見ごとに態度を変える容疑者を演じる役者広司と、真実を見出そうと苦悩する弁護士を演じる福山雅治の表情が良い。

       映像表現と演技がとても見事だと思ったシーンは、
       ガラス一枚を隔てて、容疑者の顔とガラスに映った弁護士の顔が二重になる接見室のシーン。
       弁護士が容疑者を理解するために容疑者になりきろうとするが、最後の質問をしたあと、スッとガラスに映った弁護士の顔が引いて容疑者の顔だけになる。
       このシーンで、弁護士は真実を追求することを諦めたことが分かる。

       そして是枝監督は結論を提示しない。
       だからネタバレとか、そういうことをしようがない。
       映像の受け手によって、受取り方は様々だ。
       何故そういうことをするかというと、他人の考えは誰にも分らないということが映画のテーマだからだ。

       
       工場の雇い主を殺したあと、死体に火をつけて現金を奪った男。
       彼は犯行を自白するも、弁護士の重森が会うたびに証言を変える。

       クビにされたことを逆恨みの犯行、
       飲酒による衝動的殺人
       金品目当ての強盗殺人、
       被害者の妻と共謀しての保険金殺人、
       ドメスティックバイオレンスから被害者の娘を守るための正義感、
       そして、最後には自供を覆して、犯行自体を否認する。

       ラストシーンで弁護士が十字路の真ん中に立ち尽くして空を見上げて映画は終わる。
       どこにも行先がない。
      >> 続きを読む

      2017/09/17 by ホースケ

      「三度目の殺人」のレビュー

    • 4.0 切ない クール

      それで三度ということですね!

      2017/09/15 by らったった

      「三度目の殺人」のレビュー

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