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ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス

WESTWOOD: PUNK, ICON, ACTIVIST
公開: 2018/12/28
製作国: イギリス
配給: KADOKAWA
“スーパーモデル“として時代を牽引したケイト・モスやナオミ・キャンベル、ファッション界の重鎮エディターのカリーヌ・ロワトフェルドやアンドレ・レオン・タリーら、豪華な顔ぶれが証言者として多数登場!

    ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0

       この映画を紹介するのに「「ボヘミアン・ラプソディー』が大ヒット中のクイーンが活躍した70年代のイギリスで大活躍したデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド」って書いてたライターがいたんだけど、ほんとにヴィヴィアン・ウエストウッドのことわかってるの?編集の意向だとしても、それはなかろう。もちろん映画の中にはクイーンの「ク」の字も出てきません。そもそも、ヴィヴィアン・ウエストウッドっつったらセックス・ピストルズだろう、第一義的に。映画の中でピストルズについて語ってと言われたヴィヴィアンは、「彼らのことは話したくない。あまりにも辛いから」と答えていたけど。

       日本語の副題は「最強のエレガンス」だが、原題の方は「punk, icon, activist」。セックス・ピストルズを生み出した時代の雰囲気や、次第に若者たちのアイコンとなっていく様子、そして現在は地球環境を守るための運動をしているところなども描かれる。現在のヴィヴィアンや夫であるアンドレアス・クロンターラー、息子たち、会社の社員など彼女を取り巻く人たちへのインタビューに、過去や現在の映像が挟み込まれる形で進んでいくのだが、時系列があっちこっちに飛ぶので「伝記」としてはあまり役に立たない。少々とっ散らかった作りなので、ヴィヴィアンのことをまったく知らない人が観たらちょっと頭が混乱するかも。

       それでも、とにかく「ヴィヴィアン・ウエストウッドかっけええええええ!!!!!」ということは死ぬほど伝わってくる。それぞれの時代における彼女のファッション、髪型、メイク、言動、すべてが「カッコイイ」以外の言葉が見つからない。はっきりとした自己を持った人間というのがこれほどカッコイイものだとは、今の日本にいると想像もつかないんじゃなかろうか。だって、最初の夫との離婚理由が「彼からは知的な刺激を受けなかったから」だよ?その後知り合ったマルコム・マクラーレンに惹かれた理由も「知的に尊敬できたから」、彼と別れた理由も「もうマルコムからは知的な刺激を受けられなくなったから」。自立していて、向上心があって、知識欲が旺盛で、アイデアに溢れていて、妥協を許さず、古臭いものをぶち壊し未知のものにチャレンジする勇気がある。そういうことに男女は関係ないし、男女は関係なくそういう人の魅力は最強だ。

       そして、オフィシャルな場面、仕事中、マスコミの前、プライベートな空間、それぞれで彼女が着ている服に否応無くが吸い寄せられるのだが、それが本当にどれもこれも「これぞヴィヴィアン・ウエストウッド!」なのである。今年78歳を迎えるヴィヴィアンの素敵さにひきかえ(ひきかえるのもおこがましいが)、50過ぎたからって無難な服ばっかり着てる私ときたら…。「もう歳だからこういう色は似合わない」「もう歳だからこういう柄は似合わない」「もう歳だから靴下は…(以下略)」ってなんかぜーんぶ諦めて適当になってた。

       やっぱり「好きな服を着続ける」のって大事。幸いこちとらフリーランスだ、少々突飛な格好もOKの世界に生きてる。よし、幾つになろうとも「これ着たい!」と思う服を買って着続けよう。2019年初めの決意ができました。
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      2019/01/09 by 室田尚子

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