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ファントム・スレッド

PHANTOM THREAD
ファントム・スレッド
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5/26(土)より、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館 ほか全国ロードショー!
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公開: 2018/05/26
製作国: アメリカ
配給: ビターズ・エンド=パルコ

    監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン 出演:ダニエル・デイ=ルイス、レスリー・マンヴィル、ヴィッキー・クリープス 音楽:ジョニー・グリーンウッド 2017 年/アメリカ/130 分/カラー/ビスタ ユニバーサル作品 配給:ビターズ・エンド/パルコ

    ファントム・スレッド の映画レビュー (最新順)

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    全4件
    • 4.0 切ない

      ポール・トーマス・アンダーソン初鑑賞。
      前々から、彼の作品は芸術として価値の高いものだと言われてきたのですが、難解な作品ばかりだとも聞いていたので、見るのを躊躇していました。今回ようやく友人の力も借りての初鑑賞。

      結果やられました。難しすぎるー。ストーリーもさることながら、キャラクターを感じることがかなり難しい。多分素直に見ることが一番わかりやすいのだろうが、どうしても深読みしてしまう。このキャラクター実はこう思ってるんじゃないかとか、この表情の裏には何かあるんじゃないかと思ってしまう。それをせずにこの表情や行動から感じられることを素直に従っていけば、この映画に見えてくれるのかもしれない。
      難しいのは、ヴィッキー・クリープス演じるアルマのキャラクター。彼女のキャラクターが二重人格なのかという疑念を抱くぐらい謎だった。最初に彼女は「彼には夢を叶えてもらったの」というセリフがあり、映画を見てる中で、何が夢なのかというのを探していたのですが、最後まで見つからなかった。それゆえ、彼女の行動や表情を見ていて「何が目的でこれをしているのか」というのに路頭に迷った。単純に考えると”愛”という大きな感情がそうさせているのがわかるのだが、そこに執着する自信がなかった。そこに彼女の過去と将来を少しだけ見せてくるから、さらに考えさせられる。

      一緒に見た友人に気付かされたのだが、洋服の仕立て屋という仕事と、メイクアップ、毒キノコ。それらを使って、表面は美しいが、中に隠れている、隠されているものの醜さというものを表現している。それを踏まえると、それぞれのキャラクターが少しだけ見えてくる。特にダニエル・デイ=ルイス演じるメインキャラクターのレイノルズ。このキャラクターは一筋の軸があるキャラクターなのだが、それ一辺倒で、それ以外の部分が見えなかった。しかし、美しい表面の一方で、中に隠されている醜いものは、彼の本質というか、アルマを動かしている動機に繋がり、そこからアルマのキャラクターがさらに、見えてくれる。

      このように細かい表現にこだわり、視聴者にヒントを与え、視聴者にそのヒントを繋げさせ、答えまで導くのが、ポール・トーマス・アンダーソンの手法なのかもしれない。こういう作品は疲れていて眠いときには見ないほうがいいのかもしれない。彼の作品にはとても細かい工夫が多く隠れている気がする。こんだけ普通じゃない作品ばかりなのに、視聴者から評価を受けているのには何かがある。
      >> 続きを読む

      2019/02/19 by EditTellUs

      「ファントム・スレッド」のレビュー

    • 4.0 ハラハラ

      磯崎憲一郎の「終の住処」って小説を思い出した。「終の~」で描かれている夫婦関係はリアル寄りな感じだけど、ファントムスレッドの方は、もう少しディフォルメした感じかな。

      描き方としては、ホラーっぽくもとれるけど、実はこういう関係性を求めてる部分もあるんじゃないかというコメディでもあり、ホームドラマでもあり。

      冒頭の出逢の採寸のシーンは、気持ちいいスピード感で、映画に引き込まれてしまう。

      おもしろくはある。 >> 続きを読む

      2018/12/31 by unkuroda

      「ファントム・スレッド」のレビュー

    • 0.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      PTAの新作。映画館で観れば良かった。そして前知識なしに観て良かった。

      オープニングの回想から惹きつけられる。この強烈な美意識とテンションの高さ。狭い階段のシーンの流浪なカメラワーク。才気走っている。知性と思わせぶりを取り違えている凡百の監督とはハッキリいって格がちがう。

      男と女の出会いは、何度描かれてきたことだろう。だからこそ、瞼に焼きつくようなシーンは少ないはずだ。むしろ、観ている間は既視感に襲われ、観た後では記憶に残らない。ただ物語の展開上はぶくわけにもいかないから、仕方なしに挿入しているようじゃないか。

      だからこそ、高名なデザイナーである初老の男が、モデル兼恋人として、ウェイトレスを見初めるシーンの緊張感は、特筆に値すると思ってしまうのだが。この出会いが活きるのは、その前に別れが描かれているからじゃないのか。

      セクシーでも、ゴージャスでもないヒロインを別荘に招いて採寸する場面の戸惑い、姉の登場がもたらす緊縛感、デザイナーの語る過去とウェディングドレスを着た母親の写真の伏線、つい思い出すままに饒舌に語りたい誘惑に駆られてしまう。観る者を刺激し饒舌にさせる映画体験。でも、キリがないからやめときます。

      ところで、この映画は基本的に室内劇ですね。もちろん、予算の関係もあるのだろうけど。湖水地方も、アイガーも、キノコを探す森も、背景画に過ぎない。息詰まる室内劇の合間の短い息抜きに過ぎない。だから、逆に室内をどう撮るのかということに知恵を絞っている。そこで廊下や階段の移動とすれ違いだと思うんです。これほど階段が印象的な映画は『シャンドライの恋』以来だ。

      テーマに触れず、解釈せずとも(そうするとホントにネタバレになってしまう)、いくらでも語れてしまう傑作でした。
      >> 続きを読む

      2018/11/08 by かんやん

      「ファントム・スレッド」のレビュー

    • 2.0

      ダニエル・デイ・ルイスが好きで出演している映画はなるべく観るようにしている

      しかしこの映画が最後の出演作品となるとは、なんとも残念
      久しぶりに長いなと感じた作品だった

      ドレスはどれも美しくダニエルやお針子達の衣装も、
      映像とおして見ても分かるような当時の良質な織を再現しているように思う
      (素人目なので)
      音楽も各シーンに合わせ印象的に使われている

      しかしストーリーが分かり難い
      母性なのか狂気なのか両方なのか、曖昧にしてミステリアスな表現をしようとしているのか、どっちとも取れず消化不良気味

      ダニエル・デイ・ルイスのポケットに手を突っ込んだタキシードは素敵だった。
      けどニットのカジュアルな衣装は腰が大きくていまいちだった。
      肩パットを入れた衣装だと似合うんだろう。
      >> 続きを読む

      2018/06/03 by 寺嶋文

      「ファントム・スレッド」のレビュー

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