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トスカーナの贋作

CERTIFIED COPY
ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ
公開: 2011/02/19
製作国: イタリア , フランス
配給: ユーロスペース

    トスカーナの贋作 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      小説を読む時、語り手が話している内容は本当のことだと思うのが普通。
      もちろん、小説が作り話だとはわかっているけれど、語り手が嘘をついているとは思わない。

      では、語り手が嘘をつきかねない人だったらどうなるのか。
      意図的な嘘ではなくても、現実認識が歪んでいる時、読み手はどう受け止めたらよいのか。
      つまり、これは「信頼できない語り手」の問題ですね。

      でも、これが映画だと、現実らしい映像をずっと見せられた後なので、ズルされた気になってしまいます。
      作り物に決まっているのに、本当じゃないと怒り出す。
      こうなると、嘘だから怒っているのか、騙してくれないから怒るのか、わかりません。

      この映画「トスカーナの贋作」は、そんな"騙し絵"みたいな映画なんですね。

      講演にやってきたイギリス人と、古美術商のフランス女性が出会う。
      女性は男を誘い、風光明媚なトスカーナを二人でドライブする。
      立ち寄ったカフェの女主人は、二人のことを夫婦だと思い込むわけです。

      ここまでは素直な展開ですが、ここで二人の会話が微妙に変わるんですね。
      初対面じゃなくて旧知の仲、いや久し振りに会った夫婦のような口ぶり。

      初めて会ったはずの男女が、長い過去を背負ったカップルに変身してしまう。
      こうなると、二人は本当に夫婦なのか、それとも女主人の前で夫婦のふりをしているのか。
      まるでわけがわかりません。

      その「わけのわからない」状態、観る者から身の置き所を奪うのが、アッバス・キアロスタミ監督の狙いなんですね。

      そして、そのとまどいを強めるためか、観る者に直接向かい合うようなクローズアップが繰り返されるのです。
      「信頼できない語り手」に話しかけられるのは、初めての経験です。

      まさに、映画とは何かを考えさせる映画。マニアならロベルト・ロッセリーニ、ルイス・ブニュエルやアラン・レネの影を見つけるでしょう。

      頭でっかちになる危険があるけれど、衒いや気取りは感じさせない。
      そして、この映画は、名女優ジュリエット・ビノシュの演技だけでも観る価値がありますね。
      >> 続きを読む

      2018/10/29 by dreamer

      「トスカーナの贋作」のレビュー

    • 3.0

      全くの他人が夫婦に間違われたことから、疑似夫婦を楽しもうとする二人。
      ところがこれが現実になっていき、遂にはケンカまで始める始末。

      途中などあれ遊びじゃなかったの?と思ったが、終盤はまるっきり夫婦になっており、贋作という邦題がいくつも疑問を生む。

      前半のトスカーナの観光。
      ほとんど中身は無く、会話の内容も聞き流していたが、夫婦という関係になると会話が違ってくる。

      気になったのは向かい合って話すときは大概カメラに一人しか映らない。
      最初は気にならなかったが、ケンカしだした辺りから段々会話が鬱陶しくなる。
      キアロスタミはこれが初のイランを離れた映画らしいが、次回作でまたどういう題材を扱うのか。
      >> 続きを読む

      2016/12/01 by オーウェン

      「トスカーナの贋作」のレビュー

    トスカーナの贋作
    トスカーナノガンサク

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