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青春の殺人者

ジャンル: 青春 , ドラマ
公開: 1976/10/23
製作国: 日本
配給: ATG

    青春の殺人者 の映画レビュー (最新順)

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    全4件
    • 2.0 切ない ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
       

      自宅(CS放送)にて鑑賞。エンドロールでご贔屓の中上健次が原作だと知るが原作とはかなり異なる仕上がり。全篇を通し文法を無視した感覚的な構成に加え、粗い演出が目立つ中、殺人シーンのみ妙に艶かしく説得力有り。主演水谷豊の演技はかなり微妙な上、ヒロイン原田美枝子(当時18歳)に至ってはまるで学芸会さながらだが、溌剌、あっけらかんとした若さが救いか。当時、衝撃的だった筈の内容も今では在り来たりで、時代性を感ず。全体を見渡すと市原悦子の怪演が際立ち、内容とは裏腹な雰囲気の音楽(ゴダイゴ)が印象的。50/100点。

       
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      2018/08/19 by 三多羅 格

      「青春の殺人者」のレビュー

    • 5.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「青春の殺人者」は、中上健次の小説「蛇淫」の映画化作品で、1969年10月千葉県で実際に起こった事件をもとにしています。

      父母の厳格な教育方針と溺愛の中で、身動きできなくなった一人の青年。彼がついに父をそして母を殺し、社会から疎外されていくまでを、冷徹かつ衝撃的に描いた長谷川和彦監督のデビュー作です。

      製作に今村昌平、脚本に田村孟、撮影に鈴木達夫と、新人としては異例の超一流のスタッフが脇を固めています。

      人間が人間を殺すという行為は、それが例えば戦争などの場合のような大量殺人であれ、あるいは恋のもつれといったような、個人的な殺意による一人一殺のような場合であれ、必ずや動機といったものがあるものです。

      その動機が、ドラマとしての発端となり、殺人行為そのものを描きつつ、被害者なり加害者なりの心理描写を通して、人の命の尊さとか、人間が自分以外の他人の生命を左右してしまうことの恐ろしさを訴えることが、"殺人"をテーマにした物語の常套でした。

      当然のことながら、殺人行為そのものが、そもそも非日常的な出来事であることも論をまたない。

      ところがこの作品は、外出から帰って来た母親が、自分のいつもの居場所である台所で、おびただしい血の量に仰天するところから話が始まり、動機とか、殺人行為のプロセスなどは一切、排除されている。

      母は「拭くだけでは、とても間に合わない」と、血の海の中でつぶやいたりするのだが、台所という日常的な空間の中に、死体という非日常的なものを持ち込んで来た、この発想が秀逸だ。

      息子が、自分の父親を殺害するという行為は、はた目にいかに唐突にうつろうとも、あるいは無分別なことに見えようとも、当事者にとっては、ごくごく自然な、当然の帰結であるということの説明なのだ。

      つまり、世間の人が目をひんむくような、どのような出来事も、それは決してある日、突発的に表面化したものではない。川の川底に徐々に積まれていった土が、ある日、洲となって形を表わすように、日常の中で、毎日の生活の中で、少しずつ少しずつ積まれていったものの結果なのだと思う。

      つまり、日常の中には、常に非日常なるものが醸成されているということなのだ。分別をわきまえ、大人になるということは、その非日常性を自分の中で抑制し、コントロールしながら、日常になじんで生きていくということであろう。

      父を殺し、また母をも殺し、放火という罪を犯して、特異な行為へと身を投げた青年は、大人になることを拒否し、永遠に子供であろうとした男の物語だと言ってもいいと思う。水谷豊が、そういう未熟な青年の姿を、的確に演じて見せている。
      >> 続きを読む

      2017/10/26 by dreamer

      「青春の殺人者」のレビュー

    • 今は亡き母が水谷豊ファンだったので、熱中時代(たぶん再放送)なんかを見て育ちました。

      今でも相棒シリーズでバリバリ現役ですから、人気が衰えない偉大な俳優さんですよね。
      >> 続きを読む

      2017/10/26 by ice

    • iceさん

      水谷豊は若い頃から、他の俳優にはない、強い個性と独特の感性で演技をする役者さんでしたね。

      日本テレビの人気ドラマ「太陽にほえろ!」の第1回放送時の犯人役で光っていましたし、何と言っても彼の名を一躍有名にしたのは、同じ日本テレビで、ショーケンこと萩原健一とコンビを組んだ「傷だらけの天使」でしたね。
      >> 続きを読む

      2017/10/26 by dreamer

    • 5.0 ハラハラ

      登場人物の誰がどう動くのかわからなくてドキドキする。
      殺人シーンが、こわい。
      市原悦子が、すごい。

      見たあと、ボーッとしてしまう。強烈。
      「元気がでなくなる」ってフラグがあったらそれ。
      いい意味で(笑) >> 続きを読む

      2017/06/11 by unkuroda

      「青春の殺人者」のレビュー

    • 5.0

      何という強烈さ!
      長谷川和彦第一回監督作品で、邦画マイ・ベストの中の一本。
      父親から譲り受けたスナックを成田空港の近くで運営する青年・斉木順。
      ある日彼女のことで両親と口論になり、衝動的に両親を殺害してしまう…。
      冒頭、ゴダイゴの曲と雨の中を歩く水谷豊をバックに赤文字でバーンと「青春の殺人者」のタイトルコール!最高だ!
      ここからもう凄まじい映画である。
      どちらかというと手堅い演出だけど、人物描写がものすごく丁寧というか分かりやすい。
      彼女は左耳が聴こえない設定なのだが、その原因についてもちゃんと掘り下げてるし、そこから主人公の心情に繋げる件は特に素晴らしい。
      時代を切り取ったような作品ではあるけど、今観てもリアリティがあって激烈に面白い。
      ラストの物悲しさ、これも中々出せるもんじゃない。
      長谷川監督、もっと映画撮ってほしいなぁ…。
      >> 続きを読む

      2015/07/03 by ungetum

      「青春の殺人者」のレビュー

    • いかにも好みな感じです。

      パッケージの感じもいいですね♪

      2015/07/03 by ice

    • 演技が熱烈すぎてオーバーな感じですが、そこが映画っぽくて好きです!

      2015/07/03 by ungetum

    青春の殺人者
    セイシュンノサツジンシャ

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