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黄昏

On Golden Pond
ジャンル: ドラマ
公開: 1982/04/03
製作国: アメリカ
配給: ユニヴァーサル=CIC

    黄昏 の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 5.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「黄昏」は、アカデミー賞でキャサリン・ヘプバーンが史上最多4度目の主演女優賞、ヘンリー・フォンダが史上最高齢76歳の主演男優賞を受賞したことで知られる、心に沁みる秀作だ。

      マーク・ライデル監督の「黄昏」の中に、心に響くセリフがあります。
      「ノーマンも精一杯生きてるの、ままならぬ人生をね。あなたと同じ」。

      年老いた夫ノーマンが、暖炉の不始末を起こした後、同居している少年に八つ当たりしてしまう。
      傷ついた少年にノーマンの妻エセルが話す言葉だ。

      どんな人間にとっても、人生とはままならぬものなのだ。
      この苦い認識を核心に据えたことが、甘ったるいホームドラマと一線を画す大人の映画にしていると思う。

      ノーマン(ヘンリー・フォンダ)とエセル(キャサリン・ヘプバーン)は、湖畔の別荘に久し振りにやって来た。
      大学の教授だったノーマンは毒舌家で、最近は体調が優れないせいか、ますます偏屈になっている。

      80歳の誕生日に、長年不仲だった娘のチェルシー(ジェーン・フォンダ)が、婚約者とその息子のビリーと一緒に来るが、わだかまりは解けない。
      老夫婦は、チェルシーらに頼まれ、ビリーを1カ月預かることになる。

      初共演した大スターであり、演技派の二人が、その貫禄を見せてくれる。

      ヘンリー・フォンダは、頭脳と肉体の衰えや迫り来る死に不安を抱きながら、表面的には突っ張り続ける誇り高い老人を、見事に演じている。
      彼は、両親の離婚で傷ついている13歳のビリーに、マス釣りなどを通じ、先輩の男として大切なものを教えていこうとする。

      それらすべてを、手の平に乗せている妻を演じたキャサリン・ヘプバーンも、最高にチャーミングだ。

      この作品は、76歳でアカデミー主演男優賞を受けたヘンリー・フォンダの遺作であり、現実に不和な時代があったフォンダ父娘の和解が、映画の物語と重なってくる。

      だが、そうした話題を超え、伝わってくるのは、世代を超えて、人と人が分かり合えることへの"希望"だ。

      金色に輝く湖の映像が、心に沁みる映画だ。
      >> 続きを読む

      2018/07/26 by dreamer

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