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イヤー・オブ・ザ・ドラゴン

Year of the Dragon
ジャンル: ドラマ , アクション
公開: 1986/02/08
製作国: アメリカ
配給: 松竹富士

    イヤー・オブ・ザ・ドラゴン の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 3.0 ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "チャイニーズ・マフィアの内幕に迫り、ニューヨーク市警察との凄まじい戦いを描いた 「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」"

      この映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」は、この題名だけ聞くと、何か香港製のカンフー映画のようですが、「ディア・ハンター」「天国の門」とアメリカ移民の少数民族の悲哀を描いて来たマイケル・チミノ監督の作品です。

      映画の舞台は、ニューヨークのロウマンハッタンにあるチャイナタウン。この街にはびこる非合法組織のチャイニーズ・マフィアの内幕に迫り、ニューヨーク市警刑事との凄まじい戦いを描いていきます。

      このチャイナタウンは、大通りを隔ててイタリア人街と並んでいますが、イタリア人街の方へどんどん中国系の店が進出し、広がっているという時代の流れの中、ニューヨーク市警察の頭を悩ませている問題は、チャイナタウンにおける犯罪増加の現実でした。

      タイの国境、黄金のトライアングルから持ち込まれる麻薬を資金源として、その勢力を増大させているチャイニーズ・マフィア。

      映画はこの生々しい現実をベースにして、アメリカにおける弱小民族の生き残る道や裏の世界というものを、殺戮と血の応酬という形で描いていきます。

      監督のマイケル・チミノは、彼の前作「天国の門」での歴史的な興業の失敗で、映画会社ユナイトを倒産に追い込み、これでもう再起不能だと思われていたチミノ監督が不死鳥の如く甦ったわけですが、前作での失敗に懲りて、今回は興業でのヒットを狙って、思い切り派手な内容と映像作りをしているように思います。

      ギラギラとした虚栄と頽廃の街チャイナタウンの裏側を、刑事の追撃と共に、カメラがそれを追って突っ走るあたりの描写は凄まじいものがあります。一年中、陽の入らない穴倉のような調理場。泥水か汚水の中に蠢く、得体の知れない魚介類----。このチャイナタウンは、スタジオに作ったオープン・セットだそうですが、これはなかなかの見ものです。

      しかし、この映画はチミノ監督の意気ごみとは裏腹に、結局、風俗アクション映画の域を抜けられなかったように思います。

      フランシス・F・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」が描いたイタリア系移民の青春とアメリカの裏側、セルジオ・レオーネ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のユダヤ系移民を通した青春のノスタルジーといったものが、この映画ではあまり感じられなかったのが正直な感想です。

      チャイニーズ・マフィアの青年(ジョン・ローン)と、ポーランド系でヴェトナム戦争からの帰還兵の青年刑事(ミッキー・ローク)の対決という図式は、確かに興味深いものはあるのですが、結局、"少数民族の心の内側"へと入る事が出来なかったように思います。

      出来なかったというよりは、むしろ中国系社会の外側に立って、"何か得体の知れない存在"として見ているところに、白人であるチミノ監督の限界があったのかなとも思います。

      だから、刑事役のミッキー・ロークのインパクトのある凄い演技や、若き中国マフィア役のジョン・ローンの静かな中にも凄みのある、圧倒的な存在感のある演技を披露しても、今一つ、私の心に突き刺さってこなかったのです。

      しかし、私がそのように思うのも、「ディア・ハンター」を撮ったマイケル・チミノ監督でもあるし、この映画の素材が素材なだけに期待を持ち過ぎた故の不満なのです。ただ、ダイナミックな刑事アクション映画として観れば、それはそれで楽しめる作品にはなっていたと思います。
      >> 続きを読む

      2016/07/14 by dreamer

      「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のレビュー

    • 3.0

      マイケル・チミノといえば「ディア・ハンター」に尽きると思いますが、これも中々に楽しめる佳作。

      チャイニーズマフィアと刑事の死闘を描く物語で、それぞれをジョン・ローンとミッキー・ロークが演じるのが見物。

      とにかく正反対のような二人だが、お互いの駆け引きは充分に見応えあるし、ラストの一対一なんかはかなりいい雰囲気。
      そこに行き着くまでの裏切りや報復など、定型ながらも楽しめる。

      ただ必要以上に長く中盤だれてしまうのも事実。
      ベトナム戦争の傷跡があるとは言われても、ミッキーロークではにわかに信じ難い(笑)
      >> 続きを読む

      2015/04/10 by オーウェン

      「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のレビュー

    イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
    イヤーオブザドラゴン

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