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バーン・アフター・リーディング

BURN AFTER READING
ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ , コメディ
公開: 2009/04/24
製作国: アメリカ
配給: ギャガ・コミュニケーションズ=日活

    バーン・アフター・リーディング の映画レビュー (最新順)

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    全14件
    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      前作「ノー・カントリー」では、アカデミー賞を獲ってしまったジョエル&イーサン・コーエン脚本・監督による「バーン・アフター・リーディング」は、デッド・シリアスでダークな前作から一転、本気とも冗談ともつかない馬鹿騒ぎで、真剣に遊んでみせる、彼ら独特のブラックコメディだ。

      彼らがジョージ・クルーニーと組んだ作品は、どれもコメディ風味だが、これは中でも一番悪ふざけの度合いが高いもので、これを真面目にどうこう言うのは野暮というものだ。

      タイトルどおり、さくっと笑って観終えたら、さっぱりと「読後焼却」すべきタイプの映画だと思う。
      短い尺にきっちり納まったこの作品は、作り手の息抜きでもあるのだろうが、決して手抜きはなく、人を喰ったブラックコメディとして、こういうのが好きな向きに限定してお勧めだが、映画に「感動」やら「涙」やら「迫力」やら、「真実の愛」やら「うっとりするような美形スター」を求めたりする映画ファンには、思いっきり不向きかもしれない。

      プロットの基本は、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド、ブラッド・ピット、ティルダ・スウィントンらが、それぞれの利己的な視点と動機から、本人は真剣なつもりの頭の悪い行動と勘違いを繰り広げ、単純なはずなのに、複雑に絡まりあったわけのわからない事態に陥っていくというものだ。

      唯一、利己的でも頭が悪くもない普通の人を演じるリチャード・ジェンキンスは、その真っ当さと愛ゆえに割を食い、散々振り回されたCIAは、わけがわからないけど一件落着なんだな、とケースファイルを閉じるのである。

      「スパイダーマン」シリーズで例の編集長を演じていたJ.K.シモンズが演じるCIAの上官に説得力のある面白さがあり、映画の初めと終わりのショットも含め、「残念な人」たちが繰り広げる狂騒を描いたクライム・コメディ映画と見せかけて、膨大な国家予算を費やして、どこに金が消えていくのかわからないCIAとその活動を揶揄するところに、真の狙いがあるのだろうと思わされるわけである。

      天下のCIAの頭をも惑わす、単純だけど複雑な混乱と錯綜を生み出すプロットとその構成は、いつもながら緻密で計算ずく、狙い済ましたように嫌らしい職人技で、絡んでいるようで絡んでいかない、人間関係と利害関係が絶妙にもどかしい。

      こういうのを、「いかにもコーエン・ブラザーズの書きそうな脚本」だと理解しているが、今回は中身の空疎さに磨きがかかっているので、余計に可笑しくも腹立たしい。

      才能の浪費だとも思うが、正直、毎回「ノー・カントリー」でも疲れてしまうし、どちらが好きなのかと問われたら、個人的には、こっちのほうが数段好きである。

      踊るお馬鹿キャラを演じる出演者は、みな好演。
      ありえないくらいの絵に描いたような、底抜けお馬鹿でありながら、その言動ときたら、ついつい身近にもいる人々を思い浮かべてしまうくらいに、妙なリアリティがあって、最高にイラつかされるのである。

      どうしようもなくマンガチックでありながら、「そんな奴いないだろう!」というレベルまでは、落ちていかない匙加減は、脚本と役者、両方そろって初めて可能な難易度の高さである。

      間抜け顔をさらすブラッド・ピットの筋肉バカ加減は、ビジュアル的に大笑いできるが、フランシス・マクドーマンドの演技は、本編中で最悪で、特にロシア大使館のくだりでは、このキャラクターを殴ってしまいたい衝動が胸の奥から沸き起こってきて、大いにストレスがたまったものだ。

      そんなキャラクターたちにつき合わされているうち、結局、一番感情移入できるのがCIAの上官だったりするところで、この映画の術中に落ちたと言わざるを得なくなる仕掛けになっている。

      悔しいけれど、面白い。だからコーエン兄弟の映画は、新作が出たら、必ず観てしまうのだ。
      >> 続きを読む

      2021/09/13 by dreamer

      「バーン・アフター・リーディング」のレビュー

    • 3.0 笑える

      CIAものにも色々あるが、これは笑えるCIA映画。

      CIAをやめた男、浮気中の妻、女を騙す色男、美容整形の費用が欲しいジムの女、オツムが足りないその同僚の男などが、ちょっとした勘違いと大胆な行動と女好きがこんがらがって物語はあらぬ方向へ。
      最後は、何でそんなことになる訳?と思いながら笑ってしまう。
      流石のコーエン兄弟だな。

      2019/02/02 by taka_san

      「バーン・アフター・リーディング」のレビュー

    • 3.0 笑える

      奥方やジョージ・クルーニーはおなじみながら今作ではブラッド・ピットの出演は注目してた。
      同時期にに熱演した「ベンジャミン・バトン」とのギャップがあるはずだし、クール題材だった「ノーカントリー」を撮ったあとのコーエン兄弟のコメディと相まってどうなることやら....。

      内容はどうでもいいコメディで、ドタバタのなかにも格調高い作りが良かった「レディ・キラーズ」のほうがコメディの質が良かったかな。
      コーエンファンとしてもっと言うと「ビッグ・リボウスキ」「オー・ブラザー!」のほうが同監督のコメディ映画の質が良いですけどね。
      今回の映画は「未来は今」や、同じくジョージ・クルーニー主演「ディボース・ショウ」の感覚に近いかな。

      ブラッド・ピットがバカ役なのは良かったですね。


      (~allcinema)
      「ノーカントリー」でアカデミー賞をとったコーエン兄弟がブラッド・ピット、ジョージ・クルーニーをはじめ豪華キャストの競演で描く痛快ブラック・コメディ。
      CIAの機密情報を含んだCD-ROMが、ひょんなことからお調子者の男の手に渡ってしまったばかりに、様々な人物を巻き込み大騒動へと発展してしまうドタバタ劇が軽妙なタッチで綴られる。
      出演は他に、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン。
       
      アル中が原因でCIAを辞めさせられたオズボーンは、意趣返しにと暴露本を執筆中。
      一方、エロオヤジの財務省連邦保安官ハリーと不倫中の妻ケイティは、秘かに計画している離婚を有利に進めるべく、オズボーンのパソコンをまるまるCD-ROMにコピーする。
      ところが、ひょんなことからそのCD-ROMがフィットネスセンターで働くiPod中毒の能天気男チャドの手に。
      彼は整形費用が欲しくてたまらない同僚のリンダと共謀し、CD-ROMをネタにオズボーンを脅迫しようと浅はかな計画を立てるのだが…。
      >> 続きを読む

      2018/10/15 by motti

      「バーン・アフター・リーディング」のレビュー

    • 2.0

      様々なことが絡み合わずに最後までどうしようもないという印象。
      わかりにくいストーリー、でも時たま笑えたりはします。
      ブラピがブラピっぽくない感じは新鮮かも。

      2018/04/21 by よっしー

      「バーン・アフター・リーディング」のレビュー

    • 評価なし

      時間の無駄。

      2017/09/25 by naospapa

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