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シービスケット

Seabiscuit
ジャンル: ドラマ
公開: 2004/01/24
製作国: アメリカ
配給: UIP

    シービスケット の映画レビュー (最新順)

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    全5件
    • 5.0 泣ける 笑える 切ない ハラハラ 元気が出る

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      大恐慌下のアメリカ西海岸。自動車ディーラーとして成功するも息子を失った男、居場所を失ったカウボーイ、家族の離散によって荒んだ生活を送っていた青年が、生まれた時からぞんざいな扱いを受け続けてきた、気性の荒い一頭の小柄な競走馬と出会う。

      そして、周囲の予想に反して、その小柄な馬シービスケットは連戦連勝を重ねていく----。

      誰の人生にも、切り取って永遠に額縁に留めておきたいシーンがあるように、一頭の競走馬をめぐる人々の人生にも、そんな完璧な瞬間というものがある。

      この作品「シービスケット」は、にわかに実話とは信じ難いようなドラマティックな展開を見せた後、そんな、"これ以上にはあり得ない幸福な瞬間"で、映画の幕を閉じる。

      絶頂に昇り詰めるその至福の瞬間だ。心優しいこの作品は、その後に訪れる、もしかしたら残酷かも知れない運命など存在しない事かのように暗転し、長いクレジットが画面に流れていく。

      その幕引きにゲイリー・ロス監督の持ち味が見えると思う。この人は、そこに何が待っているかわからなくても、前を向いて歩き続けていこうとする意志のようなものを、自身の作品に通底するテイストとして盛り込んできたのだ。

      そんな彼だからこそ、この作品は登場人物たちの"その先"を、我々観る者の脳内に委ね、敢えてその先を語るような野暮な事はしない。ただ、それは、ある意味、甘いかも知れない。

      しかし、きっかけさえ与えられれば、ともかく立ち上がって前に進んで行こうとする男たちの姿を、彼らが傷だらけになりながらも、自分の両足で立ち上がろうとする姿を、じっと見つめ、見つめ続け、そして、最後に励ますようにそっと背中を押すかのような演出のタッチはとりもなおさず、観る者の背中もそっと、しかし力強く押してくれさえするのだ。

      それは、単なる現実逃避の慰めにすぎないような"甘さ"とは違い、厳しい現実に立ち向かうための励ましなのだと思う。

      3人の主要登場人物の出自を紹介しながら、当時のアメリカの状況を並行して語っていく導入部があり、3人の馬との出会い、破竹の勢いでの活躍と、栄光と挫折を経て、カムバックするという物語の流れになっているのだが、構成としては何度もクライマックスがあるかのような印象を受け、どこでこちらの感情をピークに持っていったらよいのか戸惑ってしまった部分がある。

      2時間21分という、意外に長尺のこの作品は、もちろん話そのものが面白いので退屈する事はないのだが、監督が脚本家と製作も兼ねている弊害と言ったら、少し言い過ぎかも知れないが、エピソードの取捨選択や、それぞれのシーンの強弱、サジ加減において、少し演出側の厳しさが不足していたのではないかと思う。

      ただ、その一方で、いくらでも「泣き」に持っていく事が可能な題材でありながら、下品に感動を煽ったりせず、"対象との適度な距離感"を保っているところは、作り手たちの知性の表われだろうと思う。

      そして、この映画のいい点として、ユーモアのセンスがあることだ。この作品では競馬の実況中継のアナウンサーを演じるウィリアム・H・メイシーが、その役割を一人で担っていると言っても過言ではないが、メディアの黎明期の姿を面白おかしく紹介しながら、彼の登場シーンそのものが、ストーリーのアクセントとして機能して、この映画を中だるみから救っていると思う。

      また、総じて好演を見せる実力派揃いの俳優陣の中でも、クリス・クーパーの素晴らしさは圧巻だ。導入部で語られた馬主=ジェフ・ブリッジス、騎手=トビー・マグワイアのバックグラウンドに比べ、クリス・クーパーが演じる調教師となるカウボーイというキャラクターについては、あまり多くが語られないのだ。

      それは、まるでこの男の人となり、そのものののようであり、同時に、この人物がいささかミステリアスに見えてしまう効果を付与しているのだが、そういうキャラクターに、「もはやそれ以上の説明はいらない」と思わせてしまうだけの説得力があり、登場人物の誰よりも、脚色臭さを感じさせないあたりには唸らされてしまう。

      にわかに信じ難いような実話を下敷きにした感動的なドラマ。実力派揃いの役者。上質なユーモアと適度なノスタルジー、それに迫真のレースシーン。

      そして、全編を貫く前向きな姿勢。観ている者を笑わせ、泣かせ、勇気付け、いい気分にさせて、映画の幕を閉じ、感動の余韻に浸らせる、これぞ、"本物のアメリカ映画"と呼びたい作品なのです。
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      2017/04/02 by dreamer

      「シービスケット」のレビュー

    • アメリカ映画はこうじゃないと‼︎

      2017/04/02 by メッシイ

    • 5.0 ハラハラ 元気が出る

      大恐慌時代の人々を救ったのが馬という、にわかに信じがたい話ですが、これは実話というところに大きな意味がある。

      出てくる人間たち全員が失望のどん底に陥り、シービスケットに会い再起を図る物語。
      意図的にかも知れませんが堕ちている描写が少ないため、それほど絶望的に見えないのは少し残念。

      ただ役者陣は3人とも大満足。
      特に惹かれたのはジェフ・ブリッジス演じるフォードの人柄。
      どんなに失敗しようとも手を差し伸べる優しさ。「ちょっとのケガで、命あるものを殺すことない」心に残るセリフです。

      そして何といってもレースシーンの迫力はすごい。
      馬が駆ける蹄の足音なんか絶品。

      ところで主要キャスト以外にも注目すべきは2人います。
      一人はジョッキーのアイスマン。実はこの方本物の騎手だそうです!それにしては見事な役者ぶり。

      さらにはウィリアム・H・メイシーの芸達者な実況ぶりには拍手を送るしかありません。

      人生において一度や二度のつまずきはだれにでもある。
      大切なのはそこから闘うか。引き下がるか。良いセリフだ。
      >> 続きを読む

      2015/03/04 by オーウェン

      「シービスケット」のレビュー

    • 3.0 泣ける ハラハラ 元気が出る

      競馬、というよりも競走馬に興味が多少あったので観てみました。

      気楽に観始めたのですが、これがまた予想外に面白かった。

      競馬や競走馬などの知識があれば、さらに細かく楽しめるでしょうが、そういった知識がぜんぜん無くても楽しめる作りだったと思います。

      動物と人間のコミュニケーションが絡む場合は、言葉を伴わない分だけ、往々にして安易な表現に逃げてしまい、甘~いだけのおセンチ作品になることも多いですが、本作はそこをしっかりと描いてるので、濃厚なドラマが表現できてると思いました。 >> 続きを読む

      2014/12/01 by 備忘録

      「シービスケット」のレビュー

    • このお話しは実話がベースなんですね。ほ~~。

      2014/12/01 by 月うさぎ

    • シービスケットって、どういう意味なんでしょうねー

      2014/12/01 by makoto

    • 4.0

      馬が好きなのをきっかけに見てみました
      予想以上に面白かったです

      競馬の話なんですが、山あり谷あり

      映画を見終わったあと、心がすっきりしていました

      レース映像も迫力がありました
      >> 続きを読む

      2014/12/01 by heytomohey

      「シービスケット」のレビュー

    • 競馬やったことないんですが、楽しめるでしょうか…??

      2014/12/01 by RAY-ROCK

    • タイトルから競馬の話とは想像もつきませんでした。
      馬の走る姿って美しいですよね。特にサラブレッド。
      オグリもルドルフもテイオーも逝っちゃったなあ...( - -)
      >> 続きを読む

      2014/12/01 by 月うさぎ

    • 4.0 泣ける ハラハラ 元気が出る

       最愛の息子フランキーを15歳の若さで自動車事故で失うハワード。折からの自動車産業の発展によって馬の需要がめっきり減り、食いぶちを稼ぐため西部劇の馬の調教師として各地を転々としていたスミス。そして愛称《レッド》と呼ばれ、アマチュア・ボクシングの試合で生活費を稼ぐ日々だった騎手のジョニー。3人の男たち(Three Lost Men)がそれぞれ絶望のような状態から、シービスケット(暴れん坊の競走馬)に夢を見る!

       レースのシーンの映像の迫力が半端じゃない!レースの実況も当時の雰囲気が出て良い!連戦連勝のシービスケットとレッド!!しかし・・・

       レッドが怪我をしたときシービスケットは・・・。シービスケットも怪我をしもう終わりか・・・。あ・・・書きたい書きたい。いや我慢です!とにかく男の夢とロマン!

       シービスケットに乗ってレッドが叫ぶシーン好きだな・・・!
      >> 続きを読む

      2014/05/17 by メッシイ

      「シービスケット」のレビュー

    • シービスケット
      海のビスケット?

      どういう意味なんだろう...と考えてみましたが、日本の競走馬の名前も意味不明なものが多いことに気付き、考えるのをやめました... >> 続きを読む

      2014/05/17 by ice

    • 競馬、馬…男の人が好きそうです!
      たしかアカデミー賞とった映画ですよね、近くのTSUTAYAでアカデミー賞特集みたいなのをやってる時に見た気がします♪ >> 続きを読む

      2014/05/17 by chao

    シービスケット
    シービスケット

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