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ブルベイカー

Brubaker
ジャンル: ドラマ , アクション
公開: 1980/11/08
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス

    ブルベイカー の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0 切ない ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "正義の理想に賭ける男の内面からほとばしる熱情を抑制された演技で示すロバート・レッドフォード主演の秀作"

      映画「ブルベイカー」は、主演のロバート・レッドフォードを含めた、「暴力脱獄」「さすらいの航海」の俊英スチュアート・ローゼンバーグ監督、カルト映画の傑作「SF/ボディ・スナッチャー」の脚本家W・D・リクターなどのスタッフの、真剣な映画的情熱が我々、観る者の心にピリピリする程の迫力で伝わってくる秀作です。

      この映画「ブルベイカー」は、アメリカのアーカンソーで起こった実話の映画化で、トーマス・マートンの原作。この原作者のトーマス・マートンは、犯罪学の研究のために保安官補をやったりする行動派の作家で、正義派の熱血漢としても知られ、この映画のように実際に彼自身が刑務所に乗り込んで体験した事がベースになっています。

      ブルベイカー(ロバート・レッドフォード)が、囚人の一人としてある刑務所に送られて来ます。この刑務所は選出された自治委員によって運営されるという、一応、民主的な形態になっています。ところが、その実体は賄賂やリンチなどが平気でまかり通る、いわば暴力地獄となっていました。

      残虐で凄惨な事件が続発する中で、ブルベイカーは自分の本当の身分、つまり、新任の刑務所長である事を明かします。彼は州政府からの要請で刑務所内の実態調査のために潜入していたのです。

      刑務所長のポストに就いたブルベイカーの改革が始まります。当然の事ながら、囚人や周囲の人々からの様々な反応が起こって来ます。

      そのような状況の下で、やがてこの刑務所で大量殺人があった事が判明し、ブルベイカーはその証拠を探して遺体の発掘調査に乗り出します。
      ところが、このブルベイカーの徹底したやり方で、刑務所内で起こった事件の事実が、ここまで白日のもとにさらされては、政治関係者の命取りになるという事で、刑務所内の改革を依頼されたはずのブルベイカーは、今度は一転して、政治的な圧力によって追放されてしまいます------。

      スチュアート・ローゼンバーグ監督は接写、接写の連続で押しまくり、その対象をひたすらじっと凝視する事で、"事件の真実"に肉迫しようとする圧倒的な演出を行っています。

      「暴力脱獄」で権力の不気味さを見事に描ききったスチュアート・ローゼンバーグ監督が、実話を基に、腐敗しきった刑務所の権力の不正を暴き出そうとする、その情熱、意気込みがひしひしと伝わって来ます。

      主演のロバート・レッドフォードも表情をほとんど変えず、それでいて彼の内面からほとばしる熱情を抑制された演技の中で実に巧みに演じていて、スチュアート・ローゼンバーグ監督の演出の意図、狙いに応えていると思います。

      演技をしないように見えて、実は物凄く深みのある、内面的な繊細な演技をする名優ロバート・レッドフォードの真価がいかんなく発揮されています。

      ラストで刑務所を去るブルベイカーの背中を囚人達の強い拍手が追いかけます。それは、ブルベイカーへの感謝なのか、それとも新しい圧制への怒りなのか? このラストシーンは心に響いてきて、我々、観る者の胸をうちます。

      正義の実現とは、人間としての熱情を抜きにしては考えられず、現代に今なお残る、"人間の尊厳の無視"という事実に慄然とします。

      ブルベイカーの目に光る涙----、男の理想は遥かかなたの遠きもの、叩かれ、挫折し、それでもなお正義の理想に賭ける男の涙。本当に心にしみる良い映画です。

      なお、この映画は1980年度の第53回アカデミー賞で、最優秀オリジナル脚本賞にノミネートされました。
      >> 続きを読む

      2016/04/10 by dreamer

      「ブルベイカー」のレビュー

    • 4.0

      ロバート・レッドフォードが囚人として登場。

      どのような展開か予想してたが、実はフォードは囚人として刑務所の実情を知るため潜入していた所長だった!

      そして所長の刑務所改善が始まる。
      汚職や賄賂は当たり前な刑務所。
      しかも囚人が委員会まで担当しているのだから筋金入りだ。

      少しずつ変わっていくものの敵は刑務所の外にもいた。
      所長の信念が一際強く描かれ、最後には意外なことだが囚人との感動が待っている。

      デヴィッド・キースが印象に残ると同時に、モーガン・フリーマンがわずかに出ていた。
      >> 続きを読む

      2015/03/31 by オーウェン

      「ブルベイカー」のレビュー

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