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ゲド戦記

Tales from Earthsea
ジャンル: キッズアニメ・映画 , 知育・教育
公開: 2006/07/29
監督:
製作国: 日本
配給: 東宝

    ゲド戦記 の映画レビュー (最新順)

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    全15件
    • 3.0 ハラハラ

      指輪物語、ナルニア国物語に続いて、ゲド戦記までが映画化されるようになるとは、昔から考えたら夢のような話である。きっかけになったのがハリー・ポッター・シリーズの爆発的な売れ行きと映画の大ヒットだと思うから、ハリー・ポッター・シリーズの作者J.K.ローリングには、ファンタジーと映画好きは足を向けて寝られない。残るは指輪物語の前身となる「ホビットの冒険」だけなので、これもまたぜひ映画化してもらいたいものだ。

      「ゲド戦記」はアーシュラ・K・ル=グウィンの代表作の一つ。スタジオ・ジブリがこの作品を映画化すると聞いたとき、それはまずいだろうと思った。ル=グウィンの作品はどちらかというとモノトーンの色調で、西欧中世の修道院的なイメージがあるので、カラフルなアニメは似つかわしくない。実写版で地味な映像でやるのがふさわしいのではないかと思っていた。

      予告のポスターには少年とドラゴンが描かれていたので、きっとあの少年がゲドで、ストーリーは当然第一巻の「影との戦い」。「ゲド戦記」中の最大傑作であるこの作品を、宮崎駿監督といえどもうまく作品化できるんだろうか。同じく他から原作を持ってきた「パウルの動く城」はあんまりよくなかった。「魔女の宅急便」も確かそうだったと思うけどイマイチだった。監督が宮崎駿ではなくて息子の宮崎吾朗という人で、はじめての監督作品ということを聞いてますます不安になって、あまり見に行く気がおこらなくなってしまった。

      で、ようやく見に行ってきました。
      感想は、思ったよりもかなり良かった、です。

      冒頭、魔法の世界の安定が失われつつあるという説明。
      出てきた少年がアレン。
      あれ、「影との戦い」ではないようだ。

      しばらく物語が進み、船首に目玉のついた小舟に乗って、顔に傷のある男が登場。ああゲドだ。少年ではなく壮年だ。アークメイジになっているゲドだ。第3巻「さいはての島へ」が映画のベースになっているようだ。読んだのはずいぶん昔なので記憶が曖昧だが、原作とこの映画では、ストーリーがだいぶ違っているように思える。

      それに壮年のゲド、菅原文太の声のゲドというのも、なんだか面食らうな。この本を読んだとき、まさか将来、ged3.gif菅原文太の声のゲドを見ることになるとは夢にも思っていなかった。長生きはしてみるもんだ。

      やはりテルーの歌の場面は感動する。
      ただ、あの場で聴いていたアレンよりも、ハイタカ(原書ではSparrowhawk)であるゲドにこそふさわしい歌だ。

      アチュアンの墓、腕輪、ゴント島といったなつかしい名前がチラッと出てきて、原作のファンにとっては嬉しい。この映画は一般向けというよりも、自身もゲド戦記の大ファンである監督が、同じファンに向けて作った作品のように思える。かなりマニアック。

      ということは、原作を読まずに映画をみた人にとっては、物語はかなり分かりずらかったのではなかろうか。アースシーの世界では事物の真の名前を知ることによって魔法が使うことができ、その魔法を使うことができるのは魔法使いとドラゴンだけで、世界のバランスが危機に瀕したことを悟ったドラゴンがテルーとなって現れたという設定は、うまく観客に伝わったのかどうか。

      もし伝わってなかったとすると、映画が難解だからというよりも、単に作り方がまずかったからだろう。家族で見にいったけれども、あとで物語の背景をいろいろと説明しなければならなかった。その点ではこの映画はまだ稚拙である。宮崎ファンでありル=グイン・ファンである私は、期待以上の映画だったのでひたすら嬉しかったけれど。

      ところで、公式サイトによると、ル=グウィンはたくさんあった映画化の話をずっと断っていて、その中には宮崎駿側からの打診もあったという。それが「千と千尋の神隠し」を見て、3年ほど前に逆にル=グウイン側から映画化を依頼してきたという。

      たしかに彼女の作品にはオリエンタルな雰囲気があるので、宮崎駿映画との親和性が高いのかもしれない。しかも有名なフェミニストである彼女が、女性が活躍することの多い宮崎映画を悪く思うはずはないのではないか。彼女がナウシカを観てどう思うか、ぜひ聞いてみたいものだ。

      と思っていたら、作者のこの映画に関するコメントを発見しました。

      う~む。
      ル=グウィンは「トトロ」と「千と千尋の神隠し」は見ているようです。そして非常に感動したようです。
      ただ、映画「ゲド戦記」には満足していないようで、というか、ジブリのやり方に怒っている模様。映画の公式サイトの記述も、ル=グウィンの語る事実とはちょっと違う。

      この様子からすると、ジブリとル=グウィンとの出会いはこの一作で終わりのようです。ま、ビジネスの世界では、宮崎親子とスタジオ・ジブリ側が一枚上手だったということのようです。映画の中では美と愛を追い求めるけれども、現実の世界ではなかなかそうは言っておれないということでしょう。宮崎側とル=グウィン側のどちらの肩を持つかと言われたら、それはル=グウィン側を持ちますけどね。ファンである期間も違うし。

      ところで、ル=グウィンは菅原文太の声を気に入っているようです。
      「温かく暗い声は、とくにすばらしいものです」
      むむむ。なんとね。
      >> 続きを読む

      2018/12/25 by Raven

      「ゲド戦記」のレビュー

    • 3.0 切ない ハラハラ

      原作のコアなファンも多い作品とききました。
      監督の父、巨匠宮崎駿監督も映画化を断られた因縁の作品の映画化は、5巻と他外伝からなる原作の第3巻の映画化だそうです。
      さらにいえば原作者の意図としては3部作の最終章、クライマックスであり完結篇と位置づけていたものだそうです。
      現代社会を反映したテーマを扱った本作の映画化が妥当だったのでしょう、メッセージは十分に受け取れました。
       
      僕は時々思うことがあるんです。
      僕は「人生でやらなければならないこと」の大部分が達成したかな...ということ。
      寂しいけれどあとは死ぬだけだと...(苦笑)。
      つまり、命を息子や娘に与えたから、僕という人間は生命の連鎖の一部分をまっとうしたことになる。
      もちろんそれは広義な話で、子を育てたり(教育熱心なわけではありませんが)、税金を払ったり、自分の仕事をすることで喜んでくれるお客さんがいたり...
      ...死ぬまでやらなきゃならないことは多いけれどもね。
      そういうことを思ってみたりしましたね。見てて。

      とにかく、どんな悲しい過去があるお嬢さんなのか知らないけれど(っていうかそういうところを描いてみせろよと言いたいがw)テルーという小娘ごときに軽々しく語らせてしまってではあるが
      「そうして命はずっと続いていくんだよ」
      といわせた部分が妙に心に残った映画だった。

      「世の均衡」とは「命の連鎖」に他ならない。しっかり結論付けていないところもあやふやな映画としてダメな部分なんだろうけども。
      キレる若者、麻薬、自分だけは不老不死(まぁベタな演出ですが)
      個々の欲望ばかり追求していけばそういう世の均衡を逸脱していくことになる...。
      この映画の主題、宮崎吾朗監督と同世代の僕なんかには納得できる感じがしましたね...。

      決してジブリの最新映画っぽくない、むしろ軽々しく見えて古臭い凡作っぽい...。
      過剰に期待されるジブリ作品にしては三行半をいいわたされてしまう過小評価もあるのは判る気がする。
      近年のお父ちゃんの作品のほうが翔んでる...さすが駿監督に「素直に出来てて良かった」と評されただけはあるw

      質問...。何部作かの何番目かなんですか?続編も作るんですか?
      コレだけでは判らないというのが本音。
      本当は何部作にもなる大作は好きじゃない。
      シリーズを見通したという別の意味での満足感で感動させる場合が多いからだ。
      長い道程だった、あんなこともこんなこともあった...とか、そういうフラッシュバックで感動させる手法のエクステンデットバージョンだからだ(意味不w)。

      コレだけではゲド戦記と冠するのにはハイタカ(ゲド)の物語が無さ過ぎでしょうが!?

      とはいえ、指輪物語よりナルニア国物語より世界観は好きですねコレ。
      まぁ、料理の仕方(誰がどういう演出をするのか)によると思うけれども、まずまず良かったと思いますよ。
      >> 続きを読む

      2018/08/05 by motti

      「ゲド戦記」のレビュー

    • 2.0

      2回目だけどやっぱりピンとはこなかった。
      展開、内容、全てがわかりづらく、ハイタカは良かったけど声優陣も微妙。
      生きるということのメッセージ性はあったように思うので、残念です。

      2018/01/23 by よっしー

      「ゲド戦記」のレビュー

    • 3.0

      地上波。 公開時映画館で観た時はイマイチよく分からなかったんだが、少し現実社会を知った今ならなんか少しだけ言いたい事を理解できたような気がした。
      ただ、龍の件はやっぱりチョット分からず。 二頭の龍とテルーの関係なんかは原作でも読まない限り理解できないのかな?

      2018/01/14 by ASAGI

      「ゲド戦記」のレビュー

    • 2.0

      千と千尋とハウルを真似しようとして失敗しちゃった感じ。
      テルーの唄だけが良かった。

      2016/09/08 by natsu

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