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少年H

少年H
(C)2013「少年H」製作委員会
全国東宝系ロードショー
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ジャンル: ドラマ
公開: 2013/08/10
監督:
製作国: 日本
配給: 東宝
【イントロダクション】
巨匠・降旗康男監督の演出で
水谷豊&伊藤蘭、初“夫婦役”で28年ぶり共演!

「少年H」は1997年に妹尾河童初の自伝的長編小説として刊行され、ユーモアある文体と魅力的なエピソードが読者の心を掴み、またたく間にベストセラーとなり、平成9年度毎日出版文化賞特別賞を受賞しています。
子どもから高齢者まで、世代を超えた幅広い層に時を超えて読み継がれ、上下巻売上
340万部超のミリオンセラーを達成し、刊行から15年たった今も重版を続け読者を増やし続けています(ちなみに、村上春樹著「1Q84」は1巻・2巻で計244万部、3巻初版50万部)。そして、日本国内にとどまらず、英語版、台湾版、韓国版、中国版も出版されました。現在、高校の試験問題に取り上げられ、中学校2年生の国語の教科書にも収録されるなど、『少年H』はまさに国民的、世界的ベストセラー小説と言えます。

日本人の誰もが愛する原作を手がけるのは巨匠・降旗康男。日本映画界に燦然と輝く数々の名作を演出し、本年公開となる高倉健主演『あなたへ』の次に取り組むのが本作となります。脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ全作を手がける古沢良太。
昭和初期の激動を描く脚本と降旗康男の演出は、美しく異国情緒あふれる神戸の街が戦争で荒廃していく中、少年H一家が時流に流されること無く、強くたくましく生き抜き、街とともに復興していく姿を、時にユーモラスに時にハードに、高いクオリティで描き出すこととなります。

そして、物語の柱となる「少年H」の父と母を演じるのは、水谷豊と伊藤蘭。
巨匠・降旗監督演出のもとで初の“夫婦役”を演じる事が実現します。
水谷豊演じる父親像は、観る人すべてに、どんな時代でも必要なのは、自分の眼で見て、自分の頭で考えて自分の言葉で語ることの大切さを教え、伊藤蘭演じる母親像は、どんな苦境の中でも「愛」を忘れず夫を信じ、子供を慈しむ母親像をスクリーンに表すことになるでしょう。

【ストーリー】
昭和の初め、舞台は異国情緒あふれる神戸。
洋服仕立て職人の父・盛夫(水谷豊)、熱心なキリスト教徒の母・敏子(伊藤蘭)のもとに生まれた肇[はじめ]少年は、好奇心が強く「なんで?」を連発し、「そんなのおかしい」と言わずにいられない正義感の強い少年だ。母の敏子がイニシャル「H」を胸に大きく編みこんだセーターを着ていた肇少年は、友達から「エッチ」というあだ名で呼ばれるようになる。
やがてヨーロッパで第二次世界大戦がはじまり、Hにオペラ音楽を教えてくれた近所の兄ちゃんがスパイ容疑で特高警察に逮捕されるなど、不穏な出来事が起こり始める。軍事統制が厳しくなりおかしいことを「おかしい」といえない日々の中、父の盛夫は周囲に翻弄されることなく、「おかしい」「なんで?」と聞くHに、しっかりと現実を見ることを教えていく。戦火を逃れたユダヤ人たちの服を密かに修繕するなどリベラルな父と博愛精神の母のもとでHは成長する。
昭和16年12月、太平洋戦争が始まり、盛夫は消防署に勤めるようになる。防火訓練競技大会、近所の兄ちゃんの出征、盛夫のスパイ容疑での取り調べなどを経験しHは中学に入学。学校では軍事教練が始まり、妹の好子は疎開をする。
昭和20年3月、ついに神戸をB29の大空襲が襲う。焼夷弾が降り注ぐ中、盛夫は街の消火にあたる。Hは父のミシンが焼けないように運びだし、母親と手を握り戦火の中を逃げる。命は助かったものの、神戸は焼け野原となり、Hの家は跡形もなくなってしまった。
終戦を迎えた神戸にアメリカの進駐軍がやってくる。疎開した好子も戻り、盛夫は焼け焦げたミシンを修理して洋服屋を再開する。だが戦争が終わった直後の急激な時代の変化と人の変わりようにHは矛盾を感じ不満を募らせていた。ある日、腹をすかせた見ず知らずの復員兵にご飯を分け与える母親に腹を立てたHは、盛夫を殴って家を飛び出し鉄道で自殺を図る。結局死にきれずに家に戻ったHを、盛夫はミシンを踏みながら迎え入れる。

15歳になり独り立ちをすることを決めたH。
神戸も日本も生まれ新しく生まれ変わろうとする激動の中で、
自分に忠実に生きるために、小さいが大きな一歩を踏み出す。
>> 続きを読む

    【キャスト・スタッフ】 ・出演  水谷豊、伊藤蘭、吉岡竜輝、花田優里音、小栗旬、      國村隼、岸部一徳 ・監督  降旗康男 ・原作  妹尾河童

    少年H の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全5件
    • 3.0

      いくつかの金言もあり、随所に考えさせられるところがありました。

      2015/12/17 by kaiteru

      「少年H」のレビュー

    • 5.0

      戦中、戦後の厳しい時代に、多感な少年期を送った主人公・少年H。その波乱に富んだ少年時代を描いた作品。原作は妹尾河童さんの自伝的小説。

      1人でも多くの皆さん、特に現代日本に暮らす皆さんに見て欲しい作品です。監督さんらも、おそらくはそういう強い思いで、本作を制作されたのだと思います。でも、何だか、ご覧になられる方、少ないみたいですね。

      それはともかく、現代日本、特に昨今のこの国の状況に、結構近いものを感じてしまうのは、圧倒的多数派ではないかも知れませんが、私だけということもありますまい。本作をよく見て、よく考えていただければ、今を生きるヒントぐらいは充分に得られるように思います。

      誤解の無いように付け加えますと、本作は昭和の時代や、戦前戦中へのノスタルジー溢れる映画とは異なると思います。そうした映画によくあるような、情緒に訴える傾向の作品というよりは、むしろ逆に、頭を使いながら見たり、振り返ったりするのに適した映画であるのでは?と受け止めております。

      本作、タイトルにもなっている少年Hはもちろん主人公なのですが、今1人、彼の父親という人物が、第2の、否、もしかしたら第1の主人公だったりするのかも知れません。彼の生き様もまた、本作の見所の1つであると思います。

      もう少し内容にも若干突っ込んで言及いたしますと、少年Hが進学した旧制中学にいた、2人の対照的な教官のエピソードが、特に印象深かったです。いずれの青年も、変わり行く時代の流れに、ある意味翻弄され、ある意味順応して生きていたと思うのですが、その対応の仕方が対照的なのです。

      1人は軍国主義の時代に相応しい、軍国青年として、強い軍人や兵隊を育成する為、軟弱者は許さない、そんな激しい、厳しい教官でした。それが戦争が終わって、軍人をやめると、新しい時代の主流はこちらだ!とばかりに、ある思想に感化され、大きく転向します。闇市で再会した少年Hに、かつて散々高圧的な態度をとり、散々暴力を振るった相手に、敬語で語りかける元軍国青年の元鬼教官。

      今1人は元来は時計の修理技師で、機械の扱いに長じていることを活かし、中学校では射撃部の顧問をしています。いわく、時計も銃も、精神力だけでは動いてくれない。適度に油をさすことで、スムーズに動いてくれる(おそらくは、人間もこれに同じでは?という含みがあったのだと推察しております)。そんな趣旨の発言が印象的であった彼は、戦中は機械の一種である銃の手入れをしてやり過ごし、戦後になれば、再び元の時計屋に戻る。

      どちらが正しいかは一概には言えないかも知れません。ある意味実直な前者に対し、しなやかさを感じる後者。前者にはやり過ぎ感を覚える一方で、後者のあっさりした、ある意味淡白な生き方に、不満を覚える人もいらっしゃるかも知れません。

      しかし、戦争が終わって、時代が大きく変わって、価値観が大転換して、それでも「恥ずかしくない人間」とやらに、どちらがより近いかと言えば、おそらくは時計屋の方であるのでしょう。正直、闇市で、少年Hに敬語を使う元鬼教官には、かなりの違和感と同時に、こっぱずかしさと、ある種の気持ち悪さを覚えたことは、否定できません。

      実話が元の作品としては、割りと旨くまとまった作品だと思います。完成度は決して低くないかと。後は、もしかしたら趣味の問題ですかね?
      >> 続きを読む

      2015/05/23 by ぴぐじい

      「少年H」のレビュー

    • 3.0

      「少年H」激動の時代を生きた少年H(はじめ)…妹尾河童自伝的小説映画化
      http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-03-04

      2015/04/18 by youmisa

      「少年H」のレビュー

    • 御両親はとても人間のできた方だと思いました。
      当時は当然だったのだろうと思いますが、今からは考えられないくらい、自立が早いですよね、、 >> 続きを読む

      2015/04/18 by coji

    • >cojiさん そうなんですよ!私もそう、ご両親があまりに立派な方々だなぁと思いました。あと、その自立と。あんなふうに子供を育てるのが理想ですねぇ。なかなかうまくはいきません…凹 >> 続きを読む

      2015/04/18 by youmisa

    • 4.0

      いい家族だなあ。

      とにかくお父さんが賢くて公正でやさしくて、よく分かっている。
      「クリスチャンが迫害されて踏み絵を踏まされるようになっても絶対踏まない」というお母さんに
      「踏んだっていいんです。心が大事なんです」みたいなことを言ってたし、
      お母さんがキリスト教以外を邪教というと、「別に何を信じてもいいけど、他の宗教を邪教というのはおかしい。他の宗教から見たらキリスト教が邪教ですよ」と言うお父さん。
      とっても穏やかで、理性的で・・・  水谷豊がぴったり。

      クリスチャンでちょっと気が強いけど、さっぱりしたお母さんもいい人。
      隣人や行き倒れた人に少ない食べ物を分けてあげる。

      いい夫婦だ。
      あ、ホントの夫婦だった。(初共演らしい)

      戦争については、いつの間にか国民の知らないうちに思想統制が始まり否応なく戦争になっていく様など恐ろしいと思うし、空襲のシーンも迫力があったし、政府の片棒を担いで軍国教育をする学校の罪というか教員の愚かさ(いい人もいたけど)、一般国民の無知など、改めてもっと私たちは学ばなければと思った。

      戦争時代の話ですが、お父さんが印象に残りました。
      この作品は水谷豊と伊藤蘭の夫婦(特にお父さん)が魅力的でした。
      >> 続きを読む

      2014/05/27 by バカボン

      「少年H」のレビュー

    • 賢いお父さん、、、学びたいです!

      2014/05/27 by メッシイ

    • これめっちゃ見たいんですよね!評価も高そうだし楽しみにしてます!!

      2014/05/28 by Lee

    • 4.0 泣ける 切ない

      色々な人がやった「少年H」を観た事があるんですが、コレが一番好きです。小栗旬の赤版兄ちゃんや、早乙女太一のお兄姉ちゃん(特にコレ)がピッタリでした。

      豪華なキャストですが、それに見合ってます。
      この時代、家がキリスト教だと色々と生きにくかっただろうなと思います。

      原作を読んだのがカナリ昔なので思い出しながら観てました。

      お父さんのミシンを運ぼうとしてるシーンで泣けてきました。子どもは父親の仕事する背中を見てるんだなって・・。
      >> 続きを読む

      2014/05/08 by ♪玉音♪

      「少年H」のレビュー

    • >色々な人がやった「少年H」を観た事があるんですが、

      同じ作品を見比べたことないです。
      そういう楽しみ方もいいなぁ♪
      >> 続きを読む

      2014/05/08 by milktea

    • >iceさん

      私もレビュー書き終わったって気付きました^^
      良い夫婦ですよね♪

      >milkteaさん

      見比べって結構面白いですよ~^^
      役者さんや監督違うと同じ原作でも結構違うって感じで^^
      >> 続きを読む

      2014/05/08 by ♪玉音♪

    少年H
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