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ザ・パッケージ 暴かれた陰謀

The Package
ジャンル: ミステリー・サスペンス , ホラー , アクション
公開: 1989/11/11
製作国: アメリカ
配給: ワーナー・ブラザース映画

    ザ・パッケージ 暴かれた陰謀 の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 評価なし

      パッケージ: オレたちの"珍"騒動の代用

      2019/11/03 by BX2

      「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀」のレビュー

    • 4.0 ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀」は、国際謀略を扱ったサスペンス・ミステリーで、"暴かれた陰謀"という、サブタイトルが付いているように、華やかな国際政治の裏舞台で巧妙に進められている陰謀を暴き出している、その企画の着眼点が実にいい作品だ。

      東西冷戦が終結を迎えようとしている時代を背景に、米ソによる核兵器全廃に関する平和条約が締結しようとしている。そのための最終的な打ち合わせが西ベルリン郊外で進められ、平和条約の調印がシカゴで行なわれることになる。そして、調印式にはアメリカ大統領とソ連共産党の書記長が出席する。

      調印の日はクリスマスにあたり、式典の行なわれるシカゴには、米ソの雪解けの到来を祝って、世界中からジャーナリストが集まってくる。ペレストロイカの成果ということで、全世界の人々は、固唾をのんでシカゴの調印式を見守っているという状況だ。

      映画は、このような国際政治の裏側で、着々と進行していく"陰謀劇"を描いていく。主人公はジョニー・ギャラガー軍曹(ジーン・ハックマン)。ギャラガー軍曹は、まず平和条約の最終的な予備交渉が行なわれる西ベルリンの会議場周辺の警備を担当している。。核全廃条約に反対するタカ派が、世界の至るところにいて、交渉を何とか決裂させたいと不穏な動きをしているからだ。

      案の定、警備の隙をついて、会議場周辺でアメリカの将軍が西ドイツの男女に射殺される。ギャラガー軍曹の上司の大佐(ジョン・ハード)は、この事件を軍曹の警備怠慢と決めつける。すると、その直後、軍曹には突然、本国出張の命令が下る。出張の内容は、軍隊用語で"パッケージ"と呼ばれる、囚人護送の任務だった。ウォルター・ヘンク(トミー・リー・ジョーンズ)というアメリカ人将校を、ワシントンまで護送するというのが、彼に与えられた任務だ。

      そして、ワシントンに向かう輸送機の中で、軍曹は、ヘンクがヴェトナム、ニカラグア、エルサルバドルの戦闘に参加した歴戦の猛者であることを知る。輸送機がワシントン空港に着いた時、軍曹は数人のグループに襲われ、その隙にヘンクに逃げられてしまう。軍曹は、ワシントン郊外にあるヘンクの家を訪ねるが、家に飾られた写真から、彼がベルリンから運んできたパッケージは、ヘンクとは全く別人だということを知り、愕然とする。

      軍曹が運んできたパッケージの男とは、何者なのか? そして、その男は何のためにヘンクと名のり、アメリカ国内に戻ってきたのか? ----。

      軍曹は、パッケージの正体をつきとめるために、軍の情報部に努める、別れた妻にヘンクの経歴を調べてもらう。そうこうするうちに、ヘンクの妻が殺されて、軍曹が犯人に仕立てられる。のみならず、ヘンクの経歴を調べていた前妻の命も狙われる。彼女が割り出した、ヴェトナム、エルサルバドルなどの戦闘に参加した歴戦の猛者は、トーマス・ポエットという男であった。一方、本物のヘンクは、シカゴにいるらしい。そして、軍曹は前妻と共にシカゴに向かう----。

      監督はアンドリュー・デイヴィス。カメラマン出身の監督で、カメラマン時代には「暗黒街の顔役」や「レベル・ポイント」の撮影を担当した後、監督に転向し、「逃亡者」や「沈黙の戦艦」などを監督している。サスペンス・アクションものが得意な監督で、この作品はキメが荒く、人物描写などもかなり粗っぽくて、語り口もかなり強引だが、次々に謎を積み重ねていく技法で、最後までグイグイと引っ張っていく。

      そして、この作品はフレッド・ジンネマン監督の政治サスペンス映画の傑作「ジャッカルの日」の作り方を忠実に踏襲していると思う。その点は、従来の要人暗殺ものと変わりないが、この映画の斬新な点は、三つある。ひとつは、殺し屋の潜入の方法に、軍隊の囚人護送、つまりパッケージというトリックを用いたこと。

      第二に、要人暗殺の手段に、どうやらケネディ大統領暗殺を徹底的に研究し、それを巧みにアレンジして、映画の中に活用している形跡がうかがえることである。ケネディ大統領暗殺の犯人として、オズワルドというソ連帰りの男が逮捕されたが、逮捕後すぐにオズワルドは射殺されてしまった。

      暗殺の背景は奥が深く、暗殺の犯人はおろか、黒幕さえもわかっていない。暗殺の動機にも諸説があり、いまだに何ひとつ解明されていないけれど、唯一、オズワルドが犯人などではなく、彼は犯人たちによってオトリに仕立てられたことが、誰の目にも明らかになっているだけである。

      映画は、ケネディ大統領暗殺に用いられたトリックを、パッケージと結びつけているのは実にうまく、ラストの世界的指導者の暗殺計画を二段構えにして、サスペンス感を増幅させることに成功していると思う。

      そして、三つ目に、要人暗殺の黒幕をひとひねりして、米ソ軍部のタカ派と設定していることだ。米ソの全面核軍縮による、本格的な平和の到来。映画の中でも語られているが、核による抑止力を絶対無二のものと信じ、冷戦構造の持続が唯一の平和の道だと考える軍の石頭が、核兵器の廃絶に米ソの首脳が動いた時、どういう反応を示すか? ----。

      このような国際政治の流れに対する、製作者、監督、脚本家の読みが、このサスペンス・ミステリー映画を異色のものにして、一種、政治的な予見力、先見性に富んだ作品にしていると思う。
      >> 続きを読む

      2016/12/20 by dreamer

      「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀」のレビュー

    • 3.0

      ジーン・ハックマンとトミーリー・ジョーンズ共演なのに、全然話題にならなかったサスペンス作品。
      公開当時ハックマンはスターだが、トミーリーの方はまだそんなに知られていない存在だからか。

      囚人の護送で連行することになった軍曹。
      しかし囚人に逃げられ、その目的が書記長暗殺だったことを知る。

      この映画非常に「ジャッカルの日」に似ている。
      構図だとか展開にもそっくりな部分があるが、二人以外にも妻だったり軍の上層部が絡んでくるあたりは違いか。

      その暗殺を企むトミーリーの描写が少なく、逃亡してからはハックマンが完全に中心になるのでバランスとしては歪に見えてしょうがない。
      ラスト付近の緊張感は面白いんだけどね。
      >> 続きを読む

      2016/09/18 by オーウェン

      「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀」のレビュー

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