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日の名残り

Remains of the Day
ジャンル: ドラマ , ラブロマンス
公開: 1994/03/19
製作国: アメリカ
配給: コロンビア トライスター映画

    日の名残り の映画レビュー (最新順)

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    全4件
    • 3.0

      小説の映画化はやはり難しいですね。先に小説を読んでしまうと、どおしても小説に軍配があがってしまいます。アンソニー・ホプキンスだからこそ、主人公の不器用さをこの時間内で表現できてのかなと思いました。先に映画観たら、感想はまた違ったものなななるのでしょうね。

      2018/01/14 by nomura

      「日の名残り」のレビュー

    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「日の名残り」は、かつて英国の最高の文学賞であるブッカー賞を受賞し、今年のノーベル文学賞を受賞した英国の日系人作家・カズオ・イシグロの原作小説の映画化作品です。

      まず思うのは、こういう恋愛映画は非常に貴重だということです。というのは、この映画は若い観客をターゲットにしているとは、とうてい思えないからです。この映画を観ていいと思うのは、若い人ではなく、人生の折り返し地点を過ぎた人たちに違いありません。

      ジェームズ・アイヴォリー監督と言えば、英国の上流社会をすぐに連想します。この映画も英国のオックスフォードにある名門貴族の館を舞台に、職務を何より重んじる有能な執事長スティーヴンス(アンソニー・ホプキンス)の数奇な生き方を淡々と描いていきます。

      1936年、次第にヨーロッパに戦雲が近づく頃。しかし、スティーヴンスは、主人のダーリントン侯爵(ジェームズ・フォックス)が親ナチスであることにも無関心で、若く勝ち気なメイドのミス・ケントン(エマ・トンプソン)への恋心も抑えながら、ひたすら自らを律するばかりであった。

      この映画は、ダーリントン侯爵の屋敷の執事スティーヴンスが主人公で、執事という裏方の仕事と、彼のストイックな性格とが相乗効果になって、とても地味な映画に仕上がっています。ただ、地味なんですが、物語の中身はしっとりとした大人の世界が描かれており、人生を振り返ったりしながら考えさせられてしまいます。また、セリフのひと言、ひと言に深みや含蓄があり、実に素晴らしいんですね。

      ダーリントン侯爵は、戦争中はナチスに加担していました。一方、スティーヴンスは、ミス・ケントンというメイドと両思いになるにもかかわらず、彼女を拒絶するのです。こうして、この映画は政治と恋愛という二つの「過ち」のエピソードが語られていくのです。

      やがて時はめぐり、1957年。今や主人も変わった。もうじき孫も生まれるというミス・ケントンを再びメイドとして屋敷に招くため、スティーヴンスは慣れぬ車を走らせている。ハンドルを握りながら、静かにこれまでの来し方を思う時、彼の胸に去来するものは-------。

      恐らく、「あの時は、ああするしかなかった。他には考えつかなかった---」ということなんだろうと思います。毎日を必死で生きていると、自分自身のことが案外よく見えていなかったり、先のことも全く考えなかったりするものです。確かに、そういうことってあるよねえ、と思わず頷いてしまいます。

      稀代の名優アンソニー・ホプキンスが、「執事」とはまさにこういう人なんだろうなあと思わせるキャラクターを、実に見事に演じています。そして、メイド役のエマ・トンプソンも、相変わらず芸達者なところを見せていて、これもまた素晴らしい。

      恋愛映画というと、カップルのひとりが不幸な死に方をするパターンが多いものですが、こういうドラマもありなんだなと思わせてくれます。不変の真理として、人間には「後悔すること」がつきものだということです。

      明るいか暗いかで分ければ、間違いなく暗い映画なのですが、映像が美しいのでさほど気にはならず、久しぶりに観た奥の深い人間ドラマの秀作で、物語の強さを感じた作品でした。
      >> 続きを読む

      2017/11/02 by dreamer

      「日の名残り」のレビュー

    • 5.0

      ノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の小説の映画化。

      貴族に仕えることがそれほどの喜びなのかと、問い正したい程アンソニー・ホプキンスが役にはまっている。

      執事という仕事にある意味狂わされた一生。
      どんな状況になろうとも真っ当に仕事をこなす。
      それがどんなに難しいかが伝わってくる。

      また英国作品らしくエマ・トンプソンやヒュー・グラントなど皆巧い。
      唯一アメリカ人として加わるクリストファー・リーブ。
      第一次大戦後という微妙な状況下の設定もまた面白い。

      ホプキンスはレクターの次にこれがはまり役かと思ったら、ホプキンス自身は「あんな退屈な映画はもう勘弁してほしい」の一言。
      さすがは名優だ(笑)
      >> 続きを読む

      2017/11/02 by オーウェン

      「日の名残り」のレビュー

    • 5.0

      名家の執事として、無私の心でストイックにプロに徹して仕えてきた男性の、ある意味もの悲しい半生を描いた作品。主演のアンソニー・ホプキンス、同僚の女性役のエマ・トンプソン始め、実力派揃いの役者陣の演技力は言うまでもなく、一見淡々としたお話のはずなのに、選んだエピソードに無駄がないというか、一つ一つが着実に見事に主人公の人となりを描き上げていく、そんな作品でした。繊細な心理描写も旨いです。時代背景の描写も程よくあり、執事という存在自体を考えさせられる作品でもありました。また、絵的にもとても良い作品だと思います。米国出身の監督であるのに、イギリスの風景のツボを良く心得ておられるのでしょうね。 >> 続きを読む

      2015/08/09 by ぴぐじい

      「日の名残り」のレビュー

    日の名残り
    ヒノナゴリ

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