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南極物語

The Antarctica
ジャンル: 日本映画 , ドラマ
公開: 1983/07/23
監督:
製作国: 日本
配給: ヘラルド=東宝

    南極物語 の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 3.0 切ない

      "過酷な大自然の脅威と闘う犬たちの苦しみ"

      映画「南極物語」は興行収入が110億円という成績で大ヒットしましたが、この映画の興行的な成功は、"白い地獄"とか"神の領域"とも言われる"南極そのもの"を、宇宙の神秘といえるまでに極限の映像美を撮影した椎塚彰の卓越したカメラワークと、犬たちの自然な動きを制約しなかった宮忠臣ドッグ・トレーナーの壮絶なまでの頑張りに負うところが多かったのではないかと思います。

      撮影当時の日本には、もうカラフト犬はいなくて、映画の中の犬たちは、カナダ北辺で苦労して捜し出されたエスキモー犬とインディアン犬の混血種という事ですが、タロとジロの兄弟犬らしい親愛感とか、それぞれの犬の性格まで、実によく表現出来たものだと感心しました。

      誰も知る事の出来なかった"空白の一年間"を生き残るためのタロとジロを含む、その他の犬たちの生きるために必死に苦闘する場面は、それが"血のり"を使った傷であったり、"麻酔薬"を使っての死であったりする事はわかっていても、"苛酷な大自然と闘う犬たちの苦しみ"をやらせではなく、真に迫って描けば描くほど、なぜ当時、犬たちをこのような残酷な苦しみに追いやってしまったのかという、どうしようもなく、やりきれない、暗澹たる思いを強く感じますし、敢えて言えば、このような過酷な条件下での苦しい役でも、出演俳優にはそれなりの報酬をもって報いる事が出来ますが、犬たちには何をもって報いる事が出来たであろうかと考えると、何か切ない気がしてきます。

      昭和33年2月24日、悪天候のため遂に第二次越冬を断念し、そのためカラフト犬15頭が南極の地に取り残される事になりますが、なぜ、犬たちを収容出来なかったのかという理由について、説得力がなく、また切迫感にも欠けていると感じました。

      犬たちを薬殺しようと考えるのも残酷すぎますし、また、日本に帰った越冬隊員の潮田(高倉健)が、犬の銅像除幕式のシーンで、外人の女性記者に「この手で殺してやればよかったんだ!」と痛切に語るのも、やはり人間本位で勝手すぎますし、それを見ていた同じ越冬隊員の越智(渡瀬恒彦)が何か自然に納得するというのも解せません。

      "空白の一年間"を本能のままに、ひたすら食べ物を求めて彷徨する犬たちの健気さ、いじらしさに比べて、ただ反省して苦悩するだけの潮田、越智二人の人間の姿はいかにも弱々しく、彼らに絡む女性二人(夏目雅子、荻野目慶子)にも全く現実感というものがありません。

      このような日本での薄っぺらな人間模様を極力、切り捨てて、"極限状態における自然と人と動物"という骨太で深みのあるテーマを、雄渾なロマンとして描き切って欲しかったと思います。

      しかしながら、生命の原点にカメラをじっくりと据えて、自然と生物と共感したいと願ったであろう、蔵原惟繕監督のこの映画に賭ける情熱は、日本映画にとって貴重なものだったと思うし、現実にこの映画の南極ロケで九死に一生を得たという高倉健が、その命をこの監督に全面的に託したといわれるだけに、蔵原惟繕監督という人間のもつ信頼感の凄さには何か胸に迫るものがあります。

      1981年の「炎のランナー」で第54回アカデミー賞の最優秀作曲賞を受賞したヴァンゲリスの音楽は、実に素晴らしく、オーロラの下で犬たちが恐れおののく、美しくも不気味なシーンでは、我々観客を映像と一体化させるほどの凄い迫力を心の奥底に感じさせてくれました。

      映画を観終えて、この「南極物語」という映画は、数多くの欠点を有しながらも、蔵原惟繕監督の情熱と、高倉健、渡瀬恒彦などの俳優陣とその他の献身的な映画スタッフと、この世界的なヴァンゲリスとの連帯を広く克ち得た事が、1983年当時の日本映画史上最大のヒット作となった要因だろうと思います。
      >> 続きを読む

      2016/02/10 by dreamer

      「南極物語」のレビュー

    • 3.0 切ない

      南極越冬隊に極地に残された犬達・・・タローとジローそして奇跡の再会の実話を元にした作品ですが犬好きな事も有りイマイチでした。
      映像的にはドキュメンタリータッチで良い感じですが私的にはナレーションがいただけないと感じました。 良い作品ですが評価は星三つです。

      2014/11/26 by チャミー

      「南極物語」のレビュー

    • この間、地上放送されていてチラっと観ましたが、
      犬好きの私としましては観るのが辛く途中でやめました^^;

      >> 続きを読む

      2014/11/27 by perrier

    • 多くの犬の中で生き残りが二匹だけ!!死ぬ事が判っているのに・・・犬を道具・物としか考えていない感性は許し難い!! >> 続きを読む

      2014/11/28 by チャミー

    • 4.0 泣ける

      タローとジローが南極で越冬した、あのお話です。

      なんと言っても、南極を離れる際、犬を繋いだままだったのがあんまりだと子供心に怒りを覚えたのを憶えています。

      高倉健さん主演の豪華キャストですが、その後ディズニー映画(実写)としてリメイクされているんですよね。

      機会が有れば見比べてみたいものです。 >> 続きを読む

      2013/09/26 by きくいち

      「南極物語」のレビュー

    南極物語
    ナンキョクモノガタリ

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