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アル・パチーノのリチャードを探して

Looking for Richard
ジャンル: ドラマ , ドキュメンタリー
公開: 1996/12/21
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス映画

    アル・パチーノのリチャードを探して の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0

      アルパチーノや舞台の芝居が好きではないひとには。なんのことやらの作品ながら

      アルパチーノ監督にしか思い付かなかった切り口で「実験」と「思い」と「想い」で創られた映画。

      NHK特集の珠玉の作品にちょっと茶目っ気。

      みたいでもあるし

      舞台役者をしたい、してた、してるひとは
      映像じゃない芝居をチームで作っていく方法と
      同時に個人での役の作り方、掴み方、見せ方
      色々ほんとに勉強になるとおもう。

      というジャンルのものでもあるし。


      そしてシェイクスピアってすごいんだよ!っと
      夢中になって
      通りすがりのひとにもインタビューしてしまうアルパチーノってかわいいんだよ!
      とシェイクスピアの魅力と同時に
      アルパチーノの素の魅力も見られるたのしさ。


      アルパチーノの意気を汲んだり買ったりして
      いろんな仲間が集まってくることもすごいし

      どうやってハリウッドスターの地位を維持して
      いくかの世間への操作なんて
      アルパチーノにとってはほんとにかなりどうでもよく

      それより
      どうやったら自分のやりたい芝居をやって
      喜んでもらえるのかの手段のひとつが
      ハリウッドの真ん中に居続けること程度でしかないようなくらい、そういう順番なんだろうな。

      だからアルパチーノは消えない。

      リチャードを探して
      一番貧しい部分のアメリカに生まれてここまできたアルパチーノは
      自分の中のリチャードを発動させずに
      克服し乗り越えて昇華して生きていつつ
      それぞれの役になるときだけ
      自分の中のリチャードのような部分を
      「降ろして」使っているのかなーとおもう。

      役者志望のかたはぜひみてほしい!
      >> 続きを読む

      2017/03/20 by 自由じゃん

      「アル・パチーノのリチャードを探して」のレビュー

    • 4.0 クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「アル・パチーノのリチャードを探して」は、アル・パチーノが長年の夢だったウィリアム・シェークスピアの「リチャード三世」の映画化を、自ら製作・監督・主演で実現させた作品だ。

      「リチャード三世」を上演する役者たちの舞台初日までの様子を追いながら、同時に「リチャード三世」のストーリーも描き、更にケネス・ブラナー、ジョン・ギールグッド、ヴァネッサ・レッドグレーヴらのイギリスの名優に、シェークスピア劇についてのインタビューを行なうという斬新な構成になっている。

      背は低いけれど、強烈な魅力のあるハリウッドを代表する演技派俳優のアル・パチーノ。シチリア移民の子としてハーレムに生まれた彼は、ハングリーなサクセス物語を地でいく野心家だが、そんな自分の中にあるコンプレックスと征服欲をシェークスピアの「リチャード三世」に重ねて見せたのが、この映画だ。

      「リチャード三世」の自分の中にある弱く醜い部分を押し隠して、巧妙な心理的な策略をめぐらし、じわじわと身近な権力者の気持ちを操り、果ては、それを裏切ってまで自分のものにしていこうとする"姑息なやり方、生き方"は、現実のアル・パチーノ自身と全く逆の方向にあるものだろう。

      しかし、コンプレックスを強い力で克服していくストレートな生き方を選ぶことが出来なかったタイプにありがちな、"人間の弱さ"を、見事にリアルな演技で披露して見せてくれる。

      ハリウッド・スターが監督も行なうのは、クリント・イーストウッド、ロバート・レッドフォード初め、数多くみられるが、この作品は映画の構成、切り口の斬新さで驚かされる出来栄えになっていると思う。

      シェークスピアの戯曲「リチャード三世」を、現代の若者の視点から捉えていくドキュメント・リポートタッチの映像に、古典ドラマを重ねて見せるわかりやすさ、テンポの軽快さが、我々観る者にかなり身近な共感を呼び起こさせると思う。

      良心と悪の心の境を決定づける瞬間とはいつなのか? 人間が邪悪な力に魅せられて、とめどもなく悪人そのものに成り下がる、その心の底にあるものは何なのか? ----。

      この映画は、「マドンナのスーザンを探して」をパロったポップなタイトルになっているように、リチャード三世って誰? シェークスピアを知って何のメリットが? という人にも、身近な話として受け入れられるように作られていると思う。

      権力や金銭を手に入れるために、人々を陥れる"悪女もの"は、今まで数多く描かれてきたが、それを男の屈折した姿で描く、"悪男もの"は珍しいと思う。

      この映画は、愛されないと思いこんだ醜い男が、正当な努力もせず、支配欲に捉われた、"アンチ・シラノ・ド・ベルジュラック物語"として観たら、面白いかも知れない。
      >> 続きを読む

      2017/01/06 by dreamer

      「アル・パチーノのリチャードを探して」のレビュー

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    アルパチーノノリチャードヲサガシテ

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