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悪人

ジャンル: ドラマ
公開: 2010/09/11
監督:
製作国: 日本
配給: 東宝

    悪人 の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全17件
    • 4.0

      嫌な映画なのであります。

      若い女性が殺されます。
      殺人なので、当然加害者がいます。
      でもこの加害者が殺人に至るまでの背景を見ると、この人物は本当に悪人なのか?!という疑問が湧いてきます。

      一体誰が悪かったのか。
      丁寧に辿っていけば、多分すべての人間にそうしてしまった「背景」があるのです。
      こういう背景があったから、こうした、こうされたから、そうした。
      その連鎖。
      辿っていけば、多分私たち全員につながるのです。

      一方で善人もいます。
      善人は嫌な思いばかりしています。
      そんな馬鹿ばっかり見る人生なんて!と思います。
      でも負の連鎖はそこで途切れます。
      私たちは、多分、自分で「事件の背景」になることを選んでいるんです。

      だからこれは嫌な映画です。
      >> 続きを読む

      2017/11/05 by napo

      「悪人」のレビュー

    • 4.0 切ない

      原作も良かったけど、映画もきちんと捉えられていて良かったと思う。
      キャストそれぞれの心情、背景もきちん表現されていた。
      だからこそリアルなそれぞれの心情が胸を打つ。
      キャストの演技が光り、人間を感じられる良作だと思う。

      2017/10/15 by よっしー

      「悪人」のレビュー

    • 4.0

      なかなか心つかまれる映画だった

      2017/08/08 by megucchi55

      「悪人」のレビュー

    • 4.0 切ない

      悪人は悪人でもそれが被害者と加害者両方ともという括りによって、重層的に意味を考えさせる。

      殺人を犯した逃亡犯と、それを愛する出会い系で知り合う女。
      殺された女に、それに関わる若者。
      加害者の母と被害者の父。

      起こった出来事から負の連鎖によって、不幸な結末へと突き進んでいく。
      幸せなど望めないと分かっていても、今の一瞬を逃したくない。
      そんな儚い想いが見て取れる。

      金髪に変身した妻夫木に、いかにも薄幸な女性な深津絵里。
      特に最後の行動を愛と呼べずにはいられない。

      ガードレールへの暴漢シーンなど、李相日監督はあくまでもこれを各自の行動として結び付けていく。
      柄本明や樹木希林など脇も役柄を完全に捉えている。

      この作品で岡田将生のやりたい放題や、満島ひかりのビッチぶりにファンが引いたとしても、作品としては成功しているのだろう。
      >> 続きを読む

      2017/06/23 by オーウェン

      「悪人」のレビュー

    • 4.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      犯罪は社会を映す鏡とも言われる。この映画「悪人」は、ある殺人事件の犯人と、彼を取り巻く人々の心の内側を丹念にあぶり出し、現代人の孤独や危うさを浮き彫りにした秀作だ。

      主演は妻夫木聡。そして、ヒロイン役の深津絵里が、モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞している。

      福岡県と佐賀県の県境にある三瀬峠で、OLの絞殺死体が発見される。遊び好きの裕福な学生が指名手配されるが、シロと判明。代わりに犯人として浮上したのは、長崎県の寂しい漁村で、祖父母の面倒を見て暮らしている寡黙な青年だった。

      何がこの青年を凶行に追い込んだのか? ------。映画は追い、観る者に問い掛ける。加害者と被害者の双方に、事件が与える影響も描かれる。李相日監督は、出演場面の限られた登場人物もくっきりと印象に残す演出で、人間模様を重層的に映し出していく。

      人と人との関係が稀薄な今、孤独から抜け出そうと出会い系サイトを使う男女。持てる者と持たざる者、都会と地方の格差の広がりや、お年寄りを食い物にする悪徳商法などのエピソードから、現代に生きる人間の生きづらさが浮かび上がってくる。

      そんな、うつうつとした生活から抜け出し、殺人犯の男に見つけた、ある種のぬくもりにすがろうとする女性を演じたのが、深津絵里だった。

      深津絵里が演じる女は、男と逃避行を続けて犯罪に加担しながらも、生きる喜びに包まれるのだ。彼女の演技は、言葉では言い表せないほどの、どうしようもない"人間の業"を感じさせて、実に見事だ。モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞したのも納得の演技だ。

      妻夫木聡は福岡県、深津絵里は大分県、原作者で脚本も手掛けた吉田修一は長崎県の出身だ。

      自然が美しく、出身者の郷土愛も強い九州。だが、若者は東京に憧れ、故郷を出ていく。地方の閉塞感をどうすればよいのか? ------。

      この映画の製作に携わった人々の地方への愛着や危機感が、私の胸に切なく迫ってくる、そんな作品だった。
      >> 続きを読む

      2017/05/22 by dreamer

      「悪人」のレビュー

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    悪人
    アクニン

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