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雨あがる

ジャンル: 日本映画 , ドラマ , 時代劇
公開: 2000/01/22
監督:
製作国: 日本
配給: 東宝=アスミック・エース エンタテインメント

    雨あがる の映画レビュー (最新順)

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    全6件
    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      小泉堯史監督の映画「雨あがる」を再見。

      この映画が初めて劇場で公開された時、晩年の黒澤明監督の作品に違和感を持つ者として、黒澤明の残した脚本を、黒澤組の助監督が映像化する話には、最初、あまり興味と魅力を感じなかったものだ。

      どうせ直球一辺倒で、正座して観なければならないような映画だろうと思ったからです。
      しかし、観終わった時、それは予想に反し、心地よい方へと見事に裏切られましたね。

      この映画は、「赤ひげ」など黒澤明が好んだ山本周五郎の原作だ。
      江戸時代、剣の達人・三沢伊兵衛(寺尾聰)は不器用なために浪人暮らしを余儀なくされていた。

      妻たよ(宮崎美子)と旅をする途中、大雨で足止めされた土地で領主(三船史郎)と出会い、仕官の話が持ち上がるが-------。

      この映画を観て、夫婦は互いに信頼し合おうとか、他人を押しのけて出世するのはよそうとか、そんな薄っぺらなヒューマニズムを読み取ることも可能だとは思う。
      しかしながら、この映画を深読みして観ると、これは何と言ってもウェルメイドのコメディーなんですね。

      伊兵衛に試合を挑んだ威張り屋の領主が、転んで垣根の向こうに消えた直後、水しぶきの音が聞こえるという処理の仕方。
      物静かなたよが、いつもの丁寧な口調で客人に暴言を吐く間合い。

      真面目な演技をすればするほど、おかしみが生じる。特に、力みかえった三船史郎の演技には、素人の演技ながら何度も吹き出させられた。

      無論、黒澤の名で足を運ぶ観客への目配せも怠りない。
      冒頭の突き刺さるように降る豪雨。安宿で繰り広げられる歌と踊りのセッション。
      そして、侍の首から噴き出す血など、ほとんど「椿三十郎」のパロディーかと思うほどのサービスぶりなのだ。

      しかし、飄々とした演出で笑わせる小泉堯史監督のセンスは、明らかに黒澤明のものとは異なっていると思う。

      大巨匠の縮小再生産の映画ではないかと思い込んでいた偏見を、大いに反省しましたね。
      その上で、小泉堯史監督という新しい才能の登場を、心から喜びたい心境になりましたね。
      >> 続きを読む

      2018/11/08 by dreamer

      「雨あがる」のレビュー

    • 3.0 笑える

      まじめで説教くさい映画だったら嫌だな、なんて思いながら見ましたが、全く心配いりませんでした。予想に反して終始ほのぼの。
      殿さま(驚愕の棒読みっぷりが逆にスゴイ!)と側近たちのやりとりの感じ、このほのぼのっぷり、どこかで見たことある・・・と思ったけど、小学校における男子たちのくっだらなーいじゃれあいに似てるのかな。
      とにかくほのぼのします。
      宮崎美子さんが印象的でした。
      役そのものは非常に類型的で、「ケッ、良妻というといつもこれだよ」と苦々しく思いましたが、でも、所作がとにかく美しくて、宮崎さんが登場すると目がくぎづけになってしまいました。顔がタヌキ系なので、なんていうか、美しいんだけど、怜悧な美しさじゃなくて、ほっとする感じで良かったです。男性の理想でしょうね。 >> 続きを読む

      2016/07/04 by みけ猫

      「雨あがる」のレビュー

    • 4.0

      日本人の清廉さが際立つ、とても気持ちのいい映画です
      若き日の宮崎美子さん、原田美枝子さん、檀ふみさんがとても美しい
      特に宮崎美子さんの所作、毅然とした立ち振る舞い、家老への口上、ラストシーンの立ち姿
      とにかく輝いていました
      もちろんひとりの不器用な武士のお話なのですが、日本人とはどうあるべきかという問いを投げかけるような作品でした
      古き良き日本人のあり方と、古き良き日本映画の美が込められている傑作だと思います

      星がひとつ減ったのは寺尾聰さん以外の俳優陣が演技が下手すぎたこと
      名もなき町人たちがいきいきとあんなにも素晴らしい演技をしているのに本当に残念に感じました… こういうところにしがらみを出して欲しくなかった
      本当にもったいないことです
      >> 続きを読む

      2016/03/12 by YSL

      「雨あがる」のレビュー

    • どこかからチケットを貰って映画館で観たような記憶が有りますが、内容がマルっきり記憶に残っていません。

      > 寺尾聰
      「ルビーの指輪」大好きです!(笑)
      >> 続きを読む

      2016/03/13 by ice

    • 是非もう一度ご覧ください
      また違った見え方がするかもしれません

      2016/03/16 by YSL

    • 4.0

      所々黒澤映画の面影を出しながらも、日本でしか作れぬ味わいがよく出ており、時間の短さもさることながら非常に簡潔で内容も的確。

      とにかく寺尾聰と宮崎美子の夫婦の多くを語らずな関係に好感です。
      これぞ古きよき日本の夫婦といった感じで、お互いの主張が出る場面も控えめでとても良い。

      この時代にこんな浪人がいるのかとも思いましたが、空想だけで終わらせぬ居合いを見せてくれるのだから納得です。

      そして自然の美しさにも目を見張る。
      雨露からわき出る霧とそこから現れる林の木々。どこから探したんだというぐらいの壮大な景色に魅せられる

      唯一のマイナス点はあの殿様の見事な大根っぷり(笑)
      学芸会程度の人間を使うぐらいなら、もっとちゃんとした役者はいなかったのか?
      これが三船敏郎の息子というので、キャスティングの裏側が垣間見えるのは残念だ。
      >> 続きを読む

      2015/09/09 by オーウェン

      「雨あがる」のレビュー

    • 4.0

       黒澤明脚本、黒澤明ゆかりの俳優陣。

       長雨で川向こうに渡れず、小さな宿屋にすし詰め状態になっている人々。そこにひとりの浪人とその妻も滞在していた。浪人は妻から厳しく禁じられていた「賭け試合」をして大金を得て、宿屋のみんなにご馳走を振る舞う。雨が上がり、なまった体を動かしていた浪人は、武士同士の喧嘩を止めに入る。それを偶然見ていた当地の城主が剣の達人である浪人を気に入り、師範役に引き立てようとする。

       さわやか。いいねぇこういう映画は! わかりやすいし、楽しめる。三船史朗の声は三船敏郎によく似てると思った。最初から最後まで、ずーっと野太い声で怒鳴っていたから(城主とはそんなものなのかもしれないが)外国人には苦痛だったかも?  >> 続きを読む

      2014/09/29 by kurisu

      「雨あがる」のレビュー

    • わかりやすいのいいですよね!
      俳優陣もいいですね、観てみたいです♪

      2014/09/29 by coji

    • パッケージもきれいですねー!
      なんだかこころひかれます!

      2014/09/29 by nekkoko

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