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めし

A Married Life
ジャンル: ドラマ
公開: 1951/11/23
製作国: 日本
配給: 東宝

    めし の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 5.0

      個人的には浮雲よりもよっぽど面白かった。成瀬巳喜男の真骨頂は、刹那的な美しさなのだという事が分かってきた。

      映画はカットを積み重ねて表現していく水彩画や一部の油画のようなものだと思っていたが、成瀬の場合はドローイングに近いのではないだろうか。

      というのもこの「めし」では、具体的なことはこれといって起きないし(浮雲でも同様だが)シナリオを積み重ねることに重大な意味はない。カットをちぐはぐにしても何ら問題のないような箇所もある。
      大事なのはその時その時の登場人物の感情であって、全体として大きなテーマを冠する必要はないのである。

      小津映画などと違って、徹底的に現象を記号化した美や、黒沢映画のような普遍的なテーマを描いているわけではなく、あくまでもこの時代に生きている夫婦の記録なのだ。
      そういった瞬間的な人間像を描いているからこそ、とても生き生きと見えるし、一人一人の人間が美しく感じる。人間の本質を感じつつもそこまで難しくない。

      これを見たことで成瀬が溝口や小津、黒沢に次ぐ存在というのも頷けた。
      また、木下恵介と比較したときに、両者ともあくまで「庶民的」な映画なのだが、成瀬巳喜男はもっともっと人間のありのままを映しているというか、木下作品にある、ドラマチックで抒情的な描写(悪く言うとお涙頂戴)がなく、絶妙に高尚な匂いを保っているため、芸術的価値でいうと成瀬巳喜男に軍配が上がるようだ。
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      2017/02/12 by 130

      「めし」のレビュー

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