こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

ウォルター少年と、夏の休日

Secondhand Lions
ジャンル: ドラマ
公開: 2004/07/10
製作国: アメリカ
配給: ヘラルド

    ウォルター少年と、夏の休日 の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全7件
    • 3.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      身持ちの悪いシングルマザーによって、厄介払いするかのように2人の大叔父たちのもとに、置き去りにされた少年。

      世間と隔絶した場所で気ままに生きている2人の大叔父たちは、物凄い大金を隠し持っているとの噂があって、それを狙ったあさましい親戚の連中や、セールスマンが始終訪ねて来る。

      大叔父たちと、ひと夏を過ごすことになった少年は、彼らが語る、若い頃の冒険談に心をときめかせるのだった-----。

      いいストーリーだ。いい役者たち、巧みな演技だ。大きな欠点のない演出だ。そして、そこそこ楽しめる映画でもある。しかし、これだから映画は難しい-----と思う。

      少年の成長を描く物語というくくりで観れば、確かに良心的で、尚且つ、面白い映画だと思うのだが、ここに老人の語る昔話・自慢話・ホラ話が絡んでくるから、アンフェアだと自覚しながらも、どうしたってティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」との比較をしたくなってくる。

      あの映画における、鮮やかな現実とファンタジーとの交差に映画的な高揚感を満たしてくれたということを思い起こせば、この映画の良心すらも、いつしか輝きを失い、凡庸のカテゴリーに居場所を見い出すことになってしまう。

      老人の語る昔話は事実なのか、それとも、その大金は噂が語るように犯罪に絡んだ後ろ暗いものなのか? マイケル・ケインとロバート・デュヴァルの2人のオスカー俳優の演技が巧みであることや、彼らを映画という虚構の世界の中で観ることの楽しさを否定するものではないのだが、設定から考えても、明らかにミスキャストの2人を起用することでしか、その「サスペンス」を生み出せなかったことは、恐らくこの映画の最大の弱点であるように思う。

      要するに、「傭兵として戦地を転々とし、20人力で荒くれ男どもをなぎ倒し、絶世の美女をめぐって争った」などという話を聞かされて、その成れの果てがロバート・デュヴァルだと言われても困るのだ。

      ロバート・デュヴァルとマイケル・ケイン、この2人が長い間、故郷を離れて暮らしたテキサス男と言われても、それはどう考えてもあり得ない大嘘に見えてしまう。

      嘘かも知れないが、本当かも知れない、嘘かも知れないけれど幾ばくかの真実があるかも知れない-----、そう思わせる役者がどれほどいるのかと言われると、あの「アイアン・ジャイアント」の脚本を書いたティム・マッキャンリー監督が、自身で脚本を書いたはいいが、結構悩んでしまったのではないだろうか。

      結果として、昔話をそのまま映像化した活劇シーンと、テキサスの自宅のポーチに腰を下ろす2人の老人との間に、"埋めがたき乖離"が生まれ、物語的な一体感をも損なう結果になってしまったのだと思う。

      色々なエピソードが、うねりをもってドラマに貢献するのではなく、バラバラとまでは言わないまでも、そこに整理整頓されて並んでいるかのような印象の作品なのだ。

      とは言いながらも、老人2人の過去の体験談を映像として見せるパートは、そのちょっとばかりの作り物っぽさ、安っぽさも含めて、まさに絵に描いたような「オールドファッションなハリウッド活劇」の雰囲気を醸し出していて、そんなところが、なんとも心が浮き立つ良さはあると思う。

      「シックス・センス」で天才子役の名声を得たハーレイ・ジョエル・オスメント君は、すっと背が伸びて青年前期といった風情になっているが、あの独特の"泣き顔"は、相変わらず健在だ。

      この作品では、実力派の老俳優2人を相手に、楽な演技をさせてもらったというような印象だ。優等生映画の優等生演技に囲まれて、一番印象に残ったのは、フラフラと馬鹿な男について行く、どうしようもない愚かな母親を演じたキーラ・セジウィックの開き直りっぷりだ。

      ああいう母親を持ち、一時は孤児院に預けられもしたというオスメント君の役柄には、心底、同情したくなること請け合いだ。
      >> 続きを読む

      2017/04/19 by dreamer

      「ウォルター少年と、夏の休日」のレビュー

    • この映画を観たのはだいぶ昔ですが、とても好きでした。もう一度観たらどうかな?久しぶりに観たくなりました。

      >どうしたってティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」との比較をしたくなってくる。

      「ビッグ・フィッシュ」を観たことがないのですが、こちらもぜひぜひ観てみたいです!
      >> 続きを読む

      2017/04/19 by chao

    • chaoさん

      コメント、有難うございます。

      ティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」は、私が愛してやまない大好きな映画の1本で、この「ウォルター少年と、夏の休日」が、ドラマとしての基本的なコンセプトが良く似た構造なので、つい比較してしまい、少し辛口のレビューになったかも知れません。

      「ビッグ・フィッシュ」は、とても素敵な、心温まる作品ですので、是非、ご覧になられることをお勧め致します。

      そして、ご覧いただいた後に、私のレビューに目を通していただければ幸いです。

      >> 続きを読む

      2017/04/19 by dreamer

    • 4.0 元気が出る

      いやいやセールスマンを銃でぶっ放して追い返す、じいさん2人の若々しさに拍手を送りたい。

      ロバート・デュバルとマイケル・ケイン若かりし頃の伝説といい、飛行機を自在に乗り越したり恐るべき老人力(笑)
      ただ若い頃の回想ムービーはつまらない。
      話はものすごい冒険譚に聞こえるのに演じる役者に魅力がない。

      オスメント君は演技力だけでなく、服装や顔つきをオヤジ風にして対抗。
      「シックス~」の頃より変わりすぎていてびびったが、今じゃ逮捕歴まである始末。
      やはり天才子役は大成しないのか。

      主要3人以外のキャラの善悪ぶりが激しいのと、ラストの終わるべきポイントが違っている感じがある。
      成長することではなく「お帰り」の言葉だけで充分だった。
      >> 続きを読む

      2017/02/09 by オーウェン

      「ウォルター少年と、夏の休日」のレビュー

    • 4.0 泣ける

      三人の友情に心温まる映画。
      子供の心を持ち続ける大人でありたいと思えた。

      2015/03/17 by lisa

      「ウォルター少年と、夏の休日」のレビュー

    • この作品知りませんでしたが、高評価の作品ですねー!
      少し前の方のレビューで夏に観たい、というのがあったのでちょっと観るの待とうかと思います笑 >> 続きを読む

      2015/03/17 by coji

    • 5.0 泣ける 笑える 切ない 元気が出る

      夏に観ればよかった…!めっちゃほっこりしましたね(*´`)特にマイケル・ケインの優しい笑顔に!笑。ハブの説教は是非聞きたいものです。

      2015/03/12 by きーく

      「ウォルター少年と、夏の休日」のレビュー

    • 5.0 泣ける 笑える 切ない 元気が出る

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      最高。
      夏の日に涼みながらTVで観たい映画だなあ。
      こんな年の取り方してみたいもんだ。

      セールスマンを銃で追っ払う・金目当てできた親戚を追っ払うシーンが好き。

      始めの「今すぐ引き返せ」が終盤ではまた別の意味になっていて…。

      最後もクレイジーな死に方ですごく良かったし、
      なにせ聞かされていた話がまさか本当だとは!となって楽しかった。

      なんせ叔父二人の配役が素晴らしいね…。
      中盤の池でのハグには思わずほろりとくる。
      すごいあったかくなる映画です。
      >> 続きを読む

      2015/02/17 by Gomez

      「ウォルター少年と、夏の休日」のレビュー

    • あのラストの雰囲気はこっちもなぜかニンマリしてしまいますねー

      2016/07/01 by つまようじ

    もっとみる

    ウォルター少年と、夏の休日
    ウォルターショウネントナツノキュウジツ

    映画 「ウォルター少年と、夏の休日」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画