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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

LIFE OF PI
ジャンル: ドラマ , アドベンチャー
公開: 2013/01/25
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス映画

    ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 の映画レビュー (最新順)

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    全25件
    • 4.0 ハラハラ

      脚本と監督の表現したいことが100%マッチした極上の作品。
      リリースされた時期となんか有名すぎて見る機会を失った映画作品で、1本や2本ありませんか?私に取ってはこの作品がそうでした。当時は最先端のVFXを使った美しい映像ということで、ニュースで大きく取り上げられていたことを覚えています。でもなぜか観るのが後回し後回しになって、あんまり、絶賛の声も聞かなかったので、今の今まで観ていませんでした。しかし、蓋を開けてみる、めちゃくちゃ良質で大好きな作品でした。

      まず、一番最初に話したいのは、VFX。この当時は、Avatarなどが公開された時期でもあり、空前のVFXブームでした。(今もそのブームはどこが残っていますが。)この作品の8割を占める戦場でのシーンは、ほとんどのVFXショット、トラなんかも全てVFX.ここで話したいのは、そのVFXの質が高いということはもちろん、数段レベルの上がっている現在2019年に観たとしても、その違和感を感じないVFXの使い方。一言に言ってしまえば、パイの夢の中のような話なのですが、その話は後にしておいて、その夢の中のようなファンタジー世界という一枚の壁を取り払い、現実と夢の世界が区別できなくなるような世界を作り上げた上で、VFXでさらにその幅を増幅させている。まるで、美術館に行ったような感覚。我々なんかでは、到底理解できないような芸術の歴史は置いといて、世界の芸術作品に囲まれている空間というのが、自分がとても小さく感じるぐらい、広い広い世界がその作品にはあって、その奥行きさえも感じてしまう。大きくいえば宇宙を感じる時間。それをこの映画では感じることができました。

      その夢の中という話ですが、主人公のパイはインドで3つの宗教を信仰しながら、円周率πの桁を無数に覚えるという変わり者。宗教と科学。これが1つのテーマ。昔から大きな対立を生んできた両極とも言える分野。そしてもう1つのテーマが大人と子供。その中でも子供の好奇心、可能性、未来を中心に描いています。パイは好奇心から、3つの宗教を信仰しながら、聖水を飲む禁忌を犯してしまう。いじめられながらも円周率をめちゃくちゃ覚えて学校のスターに。まさにテーマにぴったりのキャラクター。そのパイが漂流して、トラのリチャードパーカーと船上で生きのびるストーリーなのですが、その世界はまさにファンタジー。とても美しい空や海。波と共に訪れる多くの生き物たち。流れ着いた島での木々やミーアキャットの大群。どれも現実とは信じがたいものばかり。最後に救助された時に日本人ジャーナリストは彼のストーリーなんてまったく信じない。ぁれらがも止めているのは、読者が信じられる真実っぽいこと。しかし、子供というのは実際に現実とは信じがたい経験をしています。初めてのことは常に冒険で、毎日が自分が主人公の物語の1ページなんです。それが好奇心を触発し、夢を作り、芸術の礎を築き、成長していきます。その無限大の可能性を秘めた時期の唯一無二の感覚が、VFXを使って太平洋の上のポツンと浮かぶ一隻の船の上で描かれます。
      その美しい光景には理由なんて必要ない。感じたことが正解なんだから。映画を観ているときもまったく同じ感覚。視界を埋め尽くす超現実的な映像と、耳に届く音を吸収し感じるだけで十分。その考えるスペースを自分の世界との架け橋として使い、超現実と現実とを溶け込ませる時間。この時間が映画体験。1800円の価値以上のものがあるところです。そして最後にトラのリチャードパーカーがとった行動はとても悲しい。いつかは好奇心よりも社会性、人間性が勝ってしまうときがくるのだと。

      完璧。アンリー最高。
      >> 続きを読む

      2019/03/13 by EditTellUs

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

    • 4.0 切ない ハラハラ

      どんな映画よりも、生きる事の厳しさが見せ付けられた。まさに、世界により人が生かされている事を感じ、主人公が神を意識し、旅をし生きる姿は物語の深さを感じます。前半の虎は主人公の姿を現し、後半の虎の姿がファンタジー的に表現は見事でした。なにより虎が可愛く、漂流の中の交流はおもしろかった。嵐の中で神に感謝する自分と、嵐から逃げる虎は、神に対しての後ろめたさと、神へ謝罪したかった自分の表現なんだなと想いました。最後に語ったのが真実で、虎と旅したのは主人公が作った話なんだろうと、思わしてくれますが、その真実よりも虎て旅したと思うのが幸せかな。 >> 続きを読む

      2018/09/20 by 無月斎

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

    • 5.0

      想像以上に宗教的なお話でした。映像がとても美しく迫力があって映画館で観たら凄かったんだろうなと少し後悔。何だか現実味がないなーと思ってたらまさかのラストに納得です。残酷で悲惨な物語よりもやっぱり夢のある虎の物語がいいです。虎が何も言わずにジャングルへ入っていったのは自分の悪魔が去っていったという意味なんですかね。奥の深い良い映画でした。虎が可愛い。

      2018/09/17 by さくら餅

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

    • 4.0

      途中まで実話を脚色した作品なのかしらと思いながら観ていましたが、途中から「ねーよwwww」になって最後のネタばらし(?)でいろいろと考えさせられた。
      映像が本当に美しくて見蕩れてしまいました。3Dで観てよかったなぁ。

      2018/09/11 by yamada1220

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

    • 5.0 切ない ハラハラ

      スコセッシが手を出した時も思ったが、物語を語ることこそ何より手腕を見せるアン・リーまでもが3Dに手を出すとは。
      だが不安はあっという間に解消され、見終わるとむしろこの作品には3Dが必須であると気付かされた。

      インド人のパイ・パテルがライターに語るのは驚くべき漂流記。
      遭難した船から抜け出したのは一艘のボートとパイ少年。
      そして一匹のトラである。

      普通に考えれば成立しない構図である。小さなボートに人間とトラだけなのだから食い殺されるに決まっている。
      だがパイは懸命に生きる。共生という道を求めて。

      お互い頼るものが敵対視している存在という矛盾。
      そして大海原の自然の力に1人と一匹は翻弄される。

      退屈になるどころかサバイバル劇としてはスリルと同時に、目を見張る映像美が見所の一つ。
      光る海の中や、夕焼けに映し出される鏡のような水面。そしてクジラの登場。
      アン・リーはこういう映像を撮りたいが為に3Dを使用したとはっきり分かる。

      語るべき物語をラスト10分で変換させることはある意味冒険である。
      だがしかし観客もライターも信じることを一致させることは難しくない。
      夢物語といわれても構わない話なのだから。
      >> 続きを読む

      2018/05/01 by オーウェン

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

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    ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日
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