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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

LIFE OF PI
ジャンル: ドラマ , アドベンチャー
公開: 2013/01/25
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス映画

    ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 の映画レビュー (最新順)

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    全28件
    • 5.0 切ない ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」は、サバイバルや自分自身、生きることの意味を問い直す、極めて人間臭い、神話的ファンタジーの秀作だ。

      「パイ」という風変わりな名前を持つ、インド系カナダ人パイ・パテル。
      映画は、そのパイの想像を絶する冒険譚を、本人の口から聞き出すという形で再現する。

      その冒険譚とは、小さな救命ボートでトラとともに、太平洋をさまようという大漂流の記録だった。

      事の発端は、パイ一家が生まれ故郷のインドからカナダへ移住するために、父親が経営する動物園の多くの生き物たちとともに、貨物船に乗り込んだことに始まる。

      その貨物船が、嵐に見舞われ沈没し、生き残ったパイとトラは、救命ボートもろとも海に投げ出される。
      それから始まるサバイバルの壮絶な闘いが、この映画の最大の見せ場となる。

      原作は、英国のブッカー賞を受賞した、カナダ人ヤン・マーテルのベストセラー小説。
      そして、これを映像化したのは「ブロークバック・マウンテン」などの名匠アン・リー監督。

      漂流記だから、リアリズム演出という手もあったのだろうが、アン・リー監督は、原作が小説という想像の世界の出来事であることを考慮し、サバイバルを目指す単なる漂流記から、一種、哲学的かつ宗教的な神話的世界への飛翔を試みていると思う。

      つまり、人間とトラが模索する、共生の世界から生き残ることの意味を問い直し、自分とは何か、生きるとは何かという根源的な問いかけをするのだ。

      それは、原作の小説の持つメッセージでもあるのだろうが、それをわかりやすく、かつ華麗に、そして丁寧に映像化してみせるのは、さすがアン・リー監督。

      そして、最大の見せ場となるのは、パイ少年とトラの手に汗握る攻防戦なのだが、これがまた凄い迫力。
      ほとんどが最新のデジタル処理の賜物だとわかっていても、最後まで目が離せない。

      さらに、トビウオや鯨が乱舞する大自然の営みも、美しく光り輝く映像で再現され、最後は壮大なファンタジー映画を観ているような気分にさせる。

      そう、この映画は極めて人間臭い、神話的なファンタジーなのだ。
      サバイバルの漂流記に見せかけた小説世界の、巧みな映像化に最後まで酔わされた。
      >> 続きを読む

      2019/12/01 by dreamer

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

    • 4.0

      God Bless you.

      素敵な映画でした!

      映像美がかなりヨカッタ!
      動物の綺麗さに圧倒された!
      ミーアキャットの島のうつくしさ!
      抜群に好みのCGの使われ方でしたね。

      アカデミー賞候補だけど先日、前哨戦となるゴールデングローブ賞では無冠かと思いきや音楽賞とかどうでもいいのとりましたね。

      (allcinema解説)
      「ブロークバック・マウンテン」「ラスト、コーション」の名匠アン・リー監督が、ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルの世界的ベストセラー小説を3Dで実写映画化した衝撃と感動のサバイバル・アドベンチャー・ドラマ。大海原で嵐に巻き込まれ遭難し、小さな救命ボートに獰猛なトラと乗り合わせることになった一人の少年が、その後いかにして生き延びることが出来たのか、その想像を絶する漂流生活の行方を、美しくも幻想的な3D映像で描き出していく。主演は新人スラージ・シャルマ、共演にイルファン・カーン、レイフ・スポール、ジェラール・ドパルデュー。
      小説のネタを探していたカナダ人作家は、パイ・パテルというインド人男性を訪ね、彼の語る驚愕の冒険譚を聞くことになる――。インドのボンディシェリで動物園を営む一家に育ったパイ少年。やがて彼が16歳となったとき、一家はカナダに移住することになり、パイは両親や動物たちと一緒に日本の貨物船に乗り込むことに。しかし、途中で嵐に遭遇し、船は沈没。運良く救命ボートに乗り移ることができたパイだったが、彼と同じように辛くも逃げ延びたシマウマやハイエナ、オランウータン、そしてリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラと同乗するハメに。こうして少年パイの過酷な漂流生活がスタートするのだが…。
      >> 続きを読む

      2019/11/22 by motti

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

    • 4.0

      字幕で

      2019/07/07 by ゆ♪うこ

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

    • 4.0 ハラハラ

      脚本と監督の表現したいことが100%マッチした極上の作品。
      リリースされた時期となんか有名すぎて見る機会を失った映画作品で、1本や2本ありませんか?私に取ってはこの作品がそうでした。当時は最先端のVFXを使った美しい映像ということで、ニュースで大きく取り上げられていたことを覚えています。でもなぜか観るのが後回し後回しになって、あんまり、絶賛の声も聞かなかったので、今の今まで観ていませんでした。しかし、蓋を開けてみる、めちゃくちゃ良質で大好きな作品でした。

      まず、一番最初に話したいのは、VFX。この当時は、Avatarなどが公開された時期でもあり、空前のVFXブームでした。(今もそのブームはどこが残っていますが。)この作品の8割を占める戦場でのシーンは、ほとんどのVFXショット、トラなんかも全てVFX.ここで話したいのは、そのVFXの質が高いということはもちろん、数段レベルの上がっている現在2019年に観たとしても、その違和感を感じないVFXの使い方。一言に言ってしまえば、パイの夢の中のような話なのですが、その話は後にしておいて、その夢の中のようなファンタジー世界という一枚の壁を取り払い、現実と夢の世界が区別できなくなるような世界を作り上げた上で、VFXでさらにその幅を増幅させている。まるで、美術館に行ったような感覚。我々なんかでは、到底理解できないような芸術の歴史は置いといて、世界の芸術作品に囲まれている空間というのが、自分がとても小さく感じるぐらい、広い広い世界がその作品にはあって、その奥行きさえも感じてしまう。大きくいえば宇宙を感じる時間。それをこの映画では感じることができました。

      その夢の中という話ですが、主人公のパイはインドで3つの宗教を信仰しながら、円周率πの桁を無数に覚えるという変わり者。宗教と科学。これが1つのテーマ。昔から大きな対立を生んできた両極とも言える分野。そしてもう1つのテーマが大人と子供。その中でも子供の好奇心、可能性、未来を中心に描いています。パイは好奇心から、3つの宗教を信仰しながら、聖水を飲む禁忌を犯してしまう。いじめられながらも円周率をめちゃくちゃ覚えて学校のスターに。まさにテーマにぴったりのキャラクター。そのパイが漂流して、トラのリチャードパーカーと船上で生きのびるストーリーなのですが、その世界はまさにファンタジー。とても美しい空や海。波と共に訪れる多くの生き物たち。流れ着いた島での木々やミーアキャットの大群。どれも現実とは信じがたいものばかり。最後に救助された時に日本人ジャーナリストは彼のストーリーなんてまったく信じない。ぁれらがも止めているのは、読者が信じられる真実っぽいこと。しかし、子供というのは実際に現実とは信じがたい経験をしています。初めてのことは常に冒険で、毎日が自分が主人公の物語の1ページなんです。それが好奇心を触発し、夢を作り、芸術の礎を築き、成長していきます。その無限大の可能性を秘めた時期の唯一無二の感覚が、VFXを使って太平洋の上のポツンと浮かぶ一隻の船の上で描かれます。
      その美しい光景には理由なんて必要ない。感じたことが正解なんだから。映画を観ているときもまったく同じ感覚。視界を埋め尽くす超現実的な映像と、耳に届く音を吸収し感じるだけで十分。その考えるスペースを自分の世界との架け橋として使い、超現実と現実とを溶け込ませる時間。この時間が映画体験。1800円の価値以上のものがあるところです。そして最後にトラのリチャードパーカーがとった行動はとても悲しい。いつかは好奇心よりも社会性、人間性が勝ってしまうときがくるのだと。

      完璧。アンリー最高。
      >> 続きを読む

      2019/03/13 by EditTellUs

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

    • 4.0 切ない ハラハラ

      どんな映画よりも、生きる事の厳しさが見せ付けられた。まさに、世界により人が生かされている事を感じ、主人公が神を意識し、旅をし生きる姿は物語の深さを感じます。前半の虎は主人公の姿を現し、後半の虎の姿がファンタジー的に表現は見事でした。なにより虎が可愛く、漂流の中の交流はおもしろかった。嵐の中で神に感謝する自分と、嵐から逃げる虎は、神に対しての後ろめたさと、神へ謝罪したかった自分の表現なんだなと想いました。最後に語ったのが真実で、虎と旅したのは主人公が作った話なんだろうと、思わしてくれますが、その真実よりも虎て旅したと思うのが幸せかな。 >> 続きを読む

      2018/09/20 by 無月斎

      「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のレビュー

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    ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日
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