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サイダーハウス・ルール

The Cider House Rules
ジャンル: 青春 , ドラマ
公開: 2000/07/01
製作国: アメリカ
配給: アスミック・エース エンタテインメント配給(アスミック・エース エンタテインメント=テレビ東京=角川書店提供)

    サイダーハウス・ルール の映画レビュー (最新順)

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    全7件
    • 4.0 泣ける 切ない 元気が出る

      清涼感、さすがサイダー

      2018/07/05 by motti

      「サイダーハウス・ルール」のレビュー

    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「サイダーハウス・ルール」は、現代アメリカ文学を代表するジョン・アーヴィングの同名小説を、彼自身の脚色で「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレム監督が映画化したヒューマン・ドラマの秀作だ。

      純粋無垢な青年が、様々な体験を経て、自分自身の生き方を見い出していくまでが、丹念に描かれている。

      メイン州の孤児院で育てられた青年。この青年を見込んだ院長でもある年老いた医師は、違法な堕胎手術を行なっている自分の後を継がせたいと考えるようになっていたが、青年はある日、外の世界を体験するために孤児院を後にし、リンゴ園に住み込みで働き始めることになる。

      原作者のジョン・アーヴィング自らが、自分の原作から抽出して見せたエピソードの数々には、プロットを複雑にしない程度にリッチで、舌足らずにならない程度に、しかし、びっくりするくらいに大胆に再構成しているように思う。

      それは、確認のために、原作の小説を映画を観終わった後に、再読してみたたげでもわかる。

      我々映画ファンにも馴染みが深いアメリカの作家と、スウェーデン出身の映画監督を組み合わせる企画の妙に、名優で脇を固めつつ、演技力に定評があって新鮮味もある若手俳優を、ど真ん中に据えるキャスティングの妙。いかにもミラマックスらしい手堅い文芸映画だ。

      淡々と、まるで本のページを一枚ずつめくっていくような展開の中に、小さなエピソードの起伏と、何とも言えないユーモアを丁寧に散りばめていく手際の鮮やかさ。

      孤児・堕胎・不倫・近親相姦。ダークで重いエピソードを描きながら、この飄々とした軽やかさはどうだ。この作品は、紛れもなく"脚本家の映画"だと断言できる。自ら脚本を仕上げたジョン・アーヴィングの勝利だと思う。アカデミー賞で最優秀脚色賞を受賞したのも納得の素晴らしい脚色だ。

      映画という2時間そこそこの短い時間の中で、自作のエッセンスを見事に再現してみせ、甘口というには暗い影があり、重いというには透明な空気が流れており、リアルというにはファンタジックであり、お伽噺にしては生臭さが残り、ハートウォーミングというには、実はあまりな内容でもあると痛切に思う。

      そして、そんな微妙なところをしっかりと支えているのが、キャストの力だと思う。もちろん、この作品の演技でアカデミー賞の最優秀助演男優賞を獲得したマイケル・ケインの巧さには脱帽せざるを得ないのだが、それ以上に、この主人公を演じたトビー・マグワイアの際立った個性が、この映画の性質を見事に体現していると思うのだ。

      主人公であると思わせておいて、実は周りの人々に対する触媒としてしか機能せず、そこにいるだけで、まるで存在しない物語の空白な中心であるかのような不思議な存在感、いわば、無の存在感。こんな奇妙で面白い俳優は、他ではちょっと考えられないほどだ。

      孤児院の中だけで展開する前半と対照的に、後半では、リンゴの農園や沿岸でのロブスター獲りなど、映画が一気にロケーション的な広がりを見せると、その撮影の美しさが際立つ仕掛けになっている。

      そんな風景に抱かれて、孤児たちへの夜の挨拶を聞き、一緒に眠りに落ちる幸せを味わいたくなる幕切れが、実に心地良い。
      >> 続きを読む

      2017/03/17 by dreamer

      「サイダーハウス・ルール」のレビュー

    • 4.0 元気が出る

      静かに始まる映画ほど心に染みるもんですなぁ。

      こんな穏やかな青年を見習い家族に優しく接してみようか・・・・・。

      2015/10/17 by いわさかり

      「サイダーハウス・ルール」のレビュー

    • 5.0 泣ける 切ない

       一人の孤児が青年になって、外の世界に惹かれ孤児院を飛び出していくことで、自分の居場所を再発見する物語。

       ジョン・アーヴィング原作の映画は「ホテル・ニューハンプシャー」に続いて二度目ですが、今作は原作者のアーヴィング自らが脚色し、駅員としても出演するほど意欲的かと言えます。主人公のトビー・マグワイアが純朴な青年を演じ、この後サム・ライミ監督版の「スパイダーマン」シリーズに抜擢される訳なんですが、皮肉にも代表作に恵まれないという憂き目にあうんです・・・。(笑)シャーリーズ・セロンが二人の男性の間で戸惑うヒロインを演じています。今作の演技を見て、この時期からステレオタイプの女性の役を演じるのを嫌がっているような気がしました。マイケル・ケインは皮肉を交えながらもマグワイアを息子のように思っている孤児院の院長を演じ、アカデミー賞を獲りました。その他にも、「セッション」でアカデミー賞を獲ったJ・K・シモンズもヒロインの父親役で出演していますので確認してみて下さい。

       ジョン・アーヴィングの作品はただのヒューマンドラマとして片づけず、妊娠中絶や近親相姦といった社会問題のタブーに踏み込んでいるのが特徴です。「ホテル・ニューハンプシャー」でも近親相姦について描かれていました・・・。そこに、「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレム監督の手腕とレイチェル・ポートマンの作曲によって余韻の残る物語に仕上がっています。この類の作品は秋の季節にピッタリだと感じました。しんみりしたい気分に浸りたい人にはオススメです。
      >> 続きを読む

      2015/10/08 by w.s

      「サイダーハウス・ルール」のレビュー

    • 4.0

      「ギルバート・グレイプ」などヒューマンドラマを得意とする ラッセ・ハルストレム 監督作。1999年のアカデミー賞作品賞にもノミネートされ(受賞は確か「アメリカン・ビューティー」がもっていったかな・・)脚色賞や助演男優賞など何部門か受賞していましたね。扱っているテーマがテーマなだけに、キリスト教圏のこういった委員会が評価したことに少し驚いたことを覚えています。

      アメリカの片田舎にある孤児院。この孤児院は身寄りのない子供を預かる一方、複雑な事情を抱えた妊婦の出産、中絶も行っている。そこで生まれ育ち、外の世界を知らない主人公が、初めて外の世界へ旅たち、成長する物語。

      主人公を取り巻く人々、例えば、キレイ事ばかりではやっていけないと中絶の必要性を説く産婦人科医、若い妻がありながら敢えて危険な戦地へ行きたがる軍人の夫、そんな夫を愛しながらも寂しさから不倫に走ってしまう妻、愛らしく無邪気ながらも処世術を自然と身に付ける孤児院の子供たち、季節労働者として働く黒人の人々などを通して、人間が抱える普遍的なテーマを浮き彫りにしている。

      扱っているテーマは重いながらも、美しい風景とユーモアを交えた描写で、爽やかな余韻。

      感動して大泣きするというタイプの映画ではないけれど(笑)、じんわりと心に響いてくるよい映画だと思います
      >> 続きを読む

      2015/05/28 by ao-ao

      「サイダーハウス・ルール」のレビュー

    • 綺麗事のない、人間の汚い部分も見えそうですね・・・。
      重いテーマなのにユーモアもあるのが気になります。 >> 続きを読む

      2015/05/28 by fovo

    • 重いんですね。。

      2015/05/28 by pedro

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