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インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実

INSIDE JOB
ジャンル: ドキュメンタリー
公開: 2011/05/21
製作国: アメリカ
配給: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

    インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 5.0 クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      最近のアメリカのハリウッド超大作は、空振りが多いけど、キリスト教保守主義をつかまえた「ジーザス・キャンプ」をはじめ、ドキュメンタリー映画には、質の高い、良い作品がかなりあります。

      このドキユメンタリー映画「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」も、知的興奮を久しぶりに覚えた秀作です。

      2008年、投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻をきっかけに、大恐慌以来と呼ばれるほどの経済危機が世界各国に襲いかかりました。

      この映画は、世界金融危機は人災だった、誤った政策の産物だったと主張する作品なんですが、これだけでは観る気にはなりませんね。経済がテーマでは絵にならないし、難しそうなので観客が離れてしまいます。ところが、じっくりとこの映画を観てみると、実に面白い。なぜなのか?

      一つは、人に話させるのを恐れなかったことだと思う。テレビの報道番組もそうですが、関係者や専門家の解説が続くと画面が単調になり、わかりにくいものです。

      チャールズ・ファーガソン監督は、その危険を冒して、40人以上の関係者にインタビューをし、鋭い質問をすることで関係者から思いがけない表情や言葉を引き出していきます。つまり、インタビューを積み重ねることで、映画を創っていくわけです。

      例えば、大学教授の一人。経済情勢の取材だと思ったのか、最初はゆとりと威厳を備えた専門家の風格なんですが、商工会議所から12万ドルをもらってアイスランド経済に太鼓判を押したことを追求されると、途端に表情も言葉も変わり、急に下品になってしまう。

      インタビューが、その人の化けの皮を剥ぐ手段に使われているわけです。

      おかげでわかるのは、世界金融危機は、アメリカ政府、企業、学界が、みんなグルになって引き起こした変化の招いた、必然的な帰結だったということです。

      筋書きだけだとマイケル・ムーアの「キャピタリズム マネーは踊る」と重なりますが、わかりにくい国際金融の仕組みを丁寧に押さえているので、印象がかなり違います。

      福島第一原発事故とも重なって見えてくる、現代資本主義の不気味な絵解きだったと思います。
      >> 続きを読む

      2017/10/30 by dreamer

      「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」のレビュー

    • まさに出るわ出るわ次から次へとみたいな感じが伝わってきました!

      2017/10/31 by メッシイ

    インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実
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