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善き人のためのソナタ

Das Leben Der Anderen
ジャンル: ドラマ
公開: 2007/02/10
製作国: ドイツ
配給: アルバトロス

    善き人のためのソナタ の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全9件
    • 4.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      このドイツ映画「善き人のためのソナタ」は、主人公の心理的葛藤を監視国家の恐怖を背景に描いた、2007年アカデミー賞の外国語映画賞受賞の見応えのある正統派ドラマの秀作だ。

      この映画は、旧東ベルリンを舞台に、秘密警察の目が張り巡らされていた監視国家の真相を暴き、監視する側とされる側の葛藤を描いて、心に迫るものがある。

      ここで描かれるのは、劇作家とその恋人で同棲中の舞台女優と、彼らを盗聴によって監視する国家保安省の大尉(ウルリッヒ・ミューエ)の攻防だ。

      留守のうちに彼らのアパートに忍び込み、盗聴器を仕掛けた上で屋根裏に陣取り、来る日も来る日も盗聴を続ける大尉が、ある時、劇作家の弾く「善人のためのソナタ」を耳にして、強く心を動かされる。

      それは、自殺した反体制派の演出家が、生前にこの劇作家に贈ったものだった-------。

      要するに、反体制の劇作家を監視しているうちに、逆に芸術の魂に触れて行動を起こすのだが、逮捕劇に至るまでの大尉の心理的葛藤を克明に捉えて、実に見応えがあるんですね。

      そのあたり、密告や盗聴が公然と行われていた国家の恐怖と、そこで暗躍する卑劣な役人の行状を告発するだけでなく、ベルリンの壁崩壊前の東側のピリピリとした空気感まで映し出す。

      サスペンスタッチの脚本も、抑制の利いた俳優の演技も、正攻法の演出も申し分ない。
      ただ、あまりに正統的かつドイツ的な厳密さにとらわれすぎて、映画的興趣に欠ける告発劇にとどまった嫌いもある。

      芸術映画でもなく、サスペンスタッチの娯楽映画でもない、独自の路線を行くのはわかるのですが。
      >> 続きを読む

      2019/01/09 by dreamer

      「善き人のためのソナタ」のレビュー

    • 4.0 切ない

      「裸のランチ」にでてきたゴキブリ型タイプライターだったら喜びそうな隠し場所w


      今日を生きる日本人の僕としてはは『グッバイ、レーニン』なんか面白可笑しく見たものだが、東独に育ったこの映画の監督、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクは、『グッバイ-』で描かれた歴史には納得できなかったのだという。
      僕よりも若いこの監督は1973年生まれ、その彼が言うのだから不思議な気がします。たかだか30年前の話です。
      つまり、「旧東独の人たちはいまだに自分たちの過去を清算できていないのだ」と。

      息詰まるような監視社会、その中でひとつのサスペンスフルな見せ場をもりこみつつ淡々と展開していく。
      ラスト、本屋でヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)が初めて見せる誇りに満ちた表情は、心に中の足かせをはずされたような解放感にあふれていた。
      きっと同じようなトラウマを抱える人たちに何らかの光を与えるような、監督の一番やりたかった意味が込められたものなのだろうと思った。
      最近見た中ではドンピシャ!キマッタ、ラストである!
      コレは傑作映画でした♪

      ぁ、でも、タイプライターどこへやったんですかね。
      >> 続きを読む

      2018/07/01 by motti

      「善き人のためのソナタ」のレビュー

    • 5.0

      大変いい映画だった。
      緊張感のある本編。
      キャストの名演技。
      実に素晴らしかった。
      お勧めの1本。

      2015/11/11 by ノブリンガ

      「善き人のためのソナタ」のレビュー

    • 4.0

      冒頭で描かれる主人公の怪物っぷりに戦慄を覚えました。これがあの時代、東ドイツの監視社会を生きた人々の実感なのでしょうか?更に、「権力は腐敗する」という言葉を体現するゴミ屑のような権力者たち。連中との比較で主人公の意外に純粋な一面が明らかに。そして、連中に運命をもてあそばれる芸術家たち。彼らを監視する過程で主人公は彼らに感情移入していきます。それはベートーヴェンの「善き人のソナタ」の魔力であるのか、あるいは主人公の元来の純粋さに起因するのか…。これをご都合主義ととるかは見る人次第でしょうが、この後に展開される物語によって描かれる監視社会を生きた人々の苦悩と葛藤は見応えがあったと思います。 >> 続きを読む

      2015/07/27 by ぴぐじい

      「善き人のためのソナタ」のレビュー

    • 5.0 切ない ハラハラ

      気になってた本作品。やっと観れたー!!

      いやー、緊張感あった。
      途中から盗聴している主人公に変化が現れ。。。

      なんとも言えないんですが、ストーリー、展開、そして役者の表情、なんか好きな映画だ。
      ラストもすごく良い。
      1980年代後半まで東ドイツあんな状況だったことが意外過ぎる。1990年と言えば、イタリアW杯で西ドイツ優勝。その時東ドイツの方はどんな気持ちだったのか。なんて全く関係ないことを想像。オシムやピクシーで有名なユーゴスラビアが大活躍した大会でもある。そういう意味でも深い大会。

      映画に無関係ですみません(^^;;オススメできる映画です!
      それにしてもシャワーシーン多かったな(^^;;
      >> 続きを読む

      2015/03/25 by メッシイ

      「善き人のためのソナタ」のレビュー

    • 気になってた作品をようやく観てやっぱり良かったって時、嬉しいですよねv

      2015/03/25 by ひで。

    • cojiさん>
      非常にごく一面しかわかりませんが、1990年近くまでこんな社会があったことに驚けます。

      もんちゃんさん>
      重いんですけど、救いがある内容だと思います!!!是非!

      ひで。さん>
      そうなんですよ。まだまだ気になってる作品いっぱいあるので楽しみ楽しみ。はずれもあるでしょうが^^;
      >> 続きを読む

      2015/03/25 by メッシイ

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