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帰郷

Coming Home
ジャンル: ドラマ , ラブロマンス , アクション , 戦争
公開: 1978/09/02
製作国: アメリカ
配給: ユナイト映画

    帰郷 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 5.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      ヴェトナム戦争のさなか、いいようもなく暗い虚無の"厭戦"気分を沈ませていたアメリカ映画が、今は目覚めるばかりの鮮烈さで、真摯に知的な"反戦"ドラマを描き上げた作品、それがこの秀作「帰郷」なのです。

      それは、いまさらの告発でも、低迷の後遺症でもない。確信の"思想"なのだと思う。その貫く思想に、豊かな情感を込めて、戦争の悲劇を、男女の三角関係の中に凝視していくのです。

      戦火は遠いかなたの、陽光の南カリフォルニアで、海兵大尉の夫(ブルース・ダーン)を前線に送り出した妻(ジェーン・フォンダ)は、知り合いの勧めで基地付属病院で無料奉仕を始め、無残な傷病兵の現実に接する時、高校時代の同級生で、今は下半身マヒの重症患者(ジョン・ヴォイト)と再会します。

      絶望にいらだち、かたくなに心を閉ざすこの戦傷軍曹は、しだいに彼女の優しさにほぐれていき、車椅子の社会復帰訓練に希望を持つようになっていくのです。そして、愛の告白と、抱擁と------。

      戦友の自殺による、男の反戦抗議行動をきっかけに、抑えた女の愛が堰を切るのですが、その夜の二人の交わりの切ない激しさと優しさ。それは、見事に感動的な官能描写だと思う。

      そこへ、片足を軽く引いて、夫が帰って来ます。彼もまた、戦場で傷つき、しかし肉体以上に、英雄志向の精神をぼろぼろに痛めつけられての帰還なのです。

      彼は、栄誉の勲章を授けられますが、けれども妻の不貞を知らされて、彼が選ぶのは、軍服も結婚指輪も捨てての、敗北の死なのです。

      1968年代のヒット曲が全編に流れ、風俗的なムードをかき立て、ハスケル・ウェクスラーの感覚的で詩的なカメラによる映像がこよなく美しく、男と女の通俗的なメロドラマ風の装いの中に、「帰郷(COMING HOME)」という題名の重さが光る秀作だと思う。

      尚、この作品は、1978年度の第51回アカデミー賞で最優秀主演男優賞(ジョン・ヴォイト)、最優秀主演女優賞(ジェーン・フォンダ)、最優秀オリジナル脚本賞を、また同年のゴールデン・グローブ賞で最優秀主演男優賞・主演女優賞(ドラマ部門)を、カンヌ国際映画祭で主演男優賞を、NY映画批評家協会賞で最優秀主演男優賞を、そしてLA映画批評家協会賞で最優秀作品賞・主演男優賞・主演女優賞を、それぞれ受賞しています。
      >> 続きを読む

      2017/06/26 by dreamer

      「帰郷」のレビュー

    • 4.0 切ない

      ※再鑑賞

      ベトナム戦争帰還兵を題材とした、1978年公開の作品。
      同じ題材で、同じ年に公開された『ディア・ハンター』とがっぷり四つ!

      第51回アカデミー賞、主演男優賞受賞が主演のジョン・ヴォイト(主演女優賞受賞がジェーン・フォンダ)。
      助演男優賞受賞がクリストファー・ウォーケン『ディア・ハンター』

      作品賞、監督賞、録音賞、編集賞受賞『ディア・ハンター』
      脚本賞受賞『帰郷』

      甲乙つけがたいが・・・『ディア・ハンター』の方がやはりディープで、インパクトが強いか!?
      >> 続きを読む

      2016/04/16 by 89bub

      「帰郷」のレビュー

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