こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

パンズ・ラビリンス

Pan's Labyrinth
ジャンル: ドラマ , SF , ファンタジー
公開: 2007/10/06
製作国: スペイン , メキシコ
配給: CKエンタテインメント

    パンズ・ラビリンス の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全32件
    • 4.0 クール

      ギレルモ・デル・トロ監督のスペイン語作品。
      今となっては、他の3人と並んで、メキシコフィルムメーカー時代を築きつつある、ギレルモデルトロだが、この当時にも圧倒的な芸術センスを見せている。

      まず第一に目に飛び込んでくるのは、クリーチャーたち。とても独創的で、どこからその表現を思いつくのか想像もできない。ただのファンタジー映画ではないのが、デルトロ作品の特徴。ディズニーやワーナー・ブラザーズなどの世界的にも多くのファンを集めているファンタジー映画を連想させるような、キャラクターやプロダクションデザインは多く見られるが、それらを使って進んでいくストーリーが全く違う。ファンタジーと言われると、子供でも楽しめる、ヒーローズジャーニーのようなシンプルなストーリーラインに落ち着きがち。デルトロ作品はファンタジー要素やテイストを主役に使いながらもストーリーはもっとダークでディープな方向へと向かっていく。今作でもそう。内戦後のスペインを背景に少女の冒険と、反乱軍と独裁政権との争いを描いている。少女が冒険するファンタジー世界と少女のイノセントさを皮肉的に扱い、実際の世界の歴史や実情を描くのが本筋です。

      最近、アーティスティックステイトメントを書いたのだが、私のスタイルの特徴に、超現実と現実との間のギャップを使った映画体験の提供をあげたのだが、まさにデルトロ作品はそれに通じる。私のストラークゾーンのど真ん中からは外れるのだが、この大きなギャップに視聴者が主体的に自分の価値観を反映させる余地がある。この作品を見終わった後に、ファンタジー要素を素直に楽しんだ自分と、テーマやストーリーに眠るダークさに尻尾を引っ張られているような感覚にもなる。オフェリアはなぜパンズラビリンスにたどり着けたのか、ヴィルダ大尉を突き動かしているものはなんなのか。ヴィダル大尉はオフェリアにどのような影響を及ぼしているのか。メルセデスが求めるものはなんなのか。このように全てのキャラクターをつなげるアクションのトリガーとなっている事柄がその当時の歴史的背景だったり、普遍的な大きなテーマだったりに関わってくるからただのエンタメ映画ではない。

      実際、私も見終わった後には、その疑問にまだ答えを出せておらず、あまりこの映画を好きになれませんでした。しかし、このレビューを書いているうちに、この映画のポテンシャルに触れるだけの時間が取れて、どんどん好きになっているところです(笑)。2時間で終わる映画ではなく、そこから視聴者の頭の中で繰り広げられていくこの映画の中身を味わえるような映画なのです。

      それにしても、メキシコ四天王やばいな。只者じゃない。作る作品も只者じゃない。一見では消化しきれない毒物的なものを感じる。
      >> 続きを読む

      2019/03/05 by EditTellUs

      「パンズ・ラビリンス」のレビュー

    • この映画は、不思議な魅力がありますよね。。。
      わたしもお気に入りの映画です。

      2019/03/05 by すえきち

    • 4.0

      このポスターからは考えられないダークファンタジー

      2018/12/22 by 1963

      「パンズ・ラビリンス」のレビュー

    • 2.0

      見た目は綺麗だけど、かなりグロテスク

      2018/10/27 by HAGANELLIC

      「パンズ・ラビリンス」のレビュー

    • 5.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      ギレルモ・デル・トロ監督の映画「パンズ・ラビリンス」は傑作だ。

      舞台はスペイン内戦、それもフランコ派の勝利が固まった後の1944年。
      フランコ派の将校と再婚した未亡人の娘オフェリアは、無惨な現実から目を背けるかのように童話の世界にしがみついている。

      物語は、そのオフェリアの夢の世界と、極度の暴力に侵された現実との間を往復しながら進められていく。

      オフェリアはいつも選択に迫られている。ファンタジーの中では、地下王国の王女である証しを立てるため、三つの試練が課せられる。

      現実世界では、子供から大人になって、現実に順応することを学ばなければならない。
      そして、ファンタジーの中でモンスターを倒すことができても、現実世界ではそうはいかない。

      ファンタジー映画とは言いながら、ファンタジーの場面は半分以下、それも後半になればなるほどファンタジーが減って、内戦末期のスペインに比重が移ってしまう。

      かつて「ブレイド2」を監督したギレルモ・デル・トロ監督だけあって、暴力表現はさりげないが凄まじく、子供向きとはとても言えない。

      この映画は、現実逃避を約束してくれる、安全なファンタジーなどではないんですね。
      逃避したくなる現実があるからファンタジーが成り立つとすれば、ファンタジーも現実を投射するわけで、「パンズ・ラビリンス」におけるファンタジーとは、逃避できないファシズムと戦争の暴力を捉えるために対置された、少女オフェリアの生きる意味の世界なのだと思う。

      このような「子供の目を通した戦争」は、何度となく映画で描かれてきたと思う。
      だが、ここまで「子供の世界」を掘り下げた表現は観たことがない。

      特異な演出などは見られないが、どの場面も周到に計算されているため、強い印象が残る。
      観た後で、頭の中で映画の最初から最後までを思い出せるくらい、また思い出したくなるくらいだ。
      こんな経験は、本当に久し振りです。
      >> 続きを読む

      2018/09/23 by dreamer

      「パンズ・ラビリンス」のレビュー

    • 2.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      うわ。なんか色々とおしい。魔法の世界のちょっとダークっぽいのはすごく素敵だったけど、現実世界と主人公の性格が好きになれなかった。 >> 続きを読む

      2018/09/11 by mariko

      「パンズ・ラビリンス」のレビュー

    もっとみる

    パンズ・ラビリンス
    パンズラビリンス

    映画 「パンズ・ラビリンス」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画