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ヒストリー・オブ・バイオレンス

A HISTORY OF VIOLENCE
ジャンル: ミステリー・サスペンス , アクション
公開: 2006/03/11
製作国: アメリカ
配給: ムービーアイ・エンタテインメント

    ヒストリー・オブ・バイオレンス の映画レビュー (最新順)

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    全6件
    • 5.0 ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス」は冒頭のモーテルから出て来る二人の男の気だるい空気を感じさせる様を長回しで撮ったショットから始まる。

      既に画面は緊張感で満ち溢れ、この映画は凄い映画だぞという気配が充満している。
      しかもそれが、最後まで途切れることがない。
      グロさも適度に絡めながら、家族ドラマも青春ドラマも絡めながら、常に背後にバイオレンスの気配を濃厚に漂わせながら、話は淡々と進んでいく。

      主人公のトム(ヴィゴ・モーテンセン)は、アメリカの田舎町のどこにでもあるような小さなレストランのオーナーで、家族を愛する、どこにでもいるような平凡な中年男だ。

      そこに、冒頭に出て来た二人組の強盗が押し入り、トムが逆に二人を撃ち殺したことで、トムはバイオレンスに屈しない勇気ある男として、一躍、町の名士となる。

      しかし、そのTV報道を見た、顔に傷のある、チンピラではない本物のギャング、ファーガティ(エド・ハリス)がトムの前に現われる。
      フォーガティはトムをジョーイと呼び、彼らは昔、フィラデルフィアで一緒に仕事をしていたというのだ。

      果たしてフォーガティの言うことは本当なのか? 確かにトムは過去の話は、妻のイーディ(マリア・ベロ)にはほとんど語らなかった。
      しかし、だからといって、フォーガティの言ってることが真実だとは限らない。
      トムの本当の過去はいったい?--------。

      このようにストーリーは進んでいくのだが、話がトムの過去を巡るミステリ的な展開を見せるバイオレンスの話かといえば、ただそれだけではなく、息子のジャックにもかなり焦点が当たり、もちろんイーディの出番も多く、かなりの部分、家族ドラマ的な性格も強い。

      つまり、いきなりそれまでの平和な生活からバイオレンスという世界に引っ張り出されるのは、主人公のトムだけでなく、その家族もとばっちりを食うのだ。

      考えてみれば、近年、こういう予期しないバイオレンスというのは、物語の世界の中だけの話ではなく、日常に身近に存在するものという認識が世界中で定着しつつある。

      天災もあればテロもあればストーカーもあれば、交通事故だっていつ自分の身に起こるかわかったものではない。
      そういう突然のバイオレンスに襲われたら、人はどう対処すればいいのか。

      日々ストレスに晒された普通の市井の人々に、反撃なんてものが出来るものなのか。
      それよりも何よりも、これまで信じていた夫であり父であるこの男の本当の素性はいったいなんなのか?--------。

      主演のヴィゴ・モーテンセンは、切れると怖い男を静かに好演していると思う。
      いかにも強い男然とした「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズよりもこちらの方が、よほど恐ろしく見える。
      一見すると普通の男だが、ちょっとした拍子に内側に全く別の人格が見えるというのが一番怖い。

      妻のイーディに扮するマリア・ベロも、これまたどこにもいそうな普通の家庭の主婦という役どころがはまっている。
      そして、息子のジャックを演じるアシュトン・ホームズもいい出来だ。

      何を考えているのかわからないようなフォーガティに扮したエド・ハリスも、全身に不気味さを漂わせる演技で相変わらずうまい。

      そして、リッチーを演じるウィリアム・ハートは、全体的に肉がつき、それで目を剥いてトムに迫っているところなど、なかなか良かったと思いますね。
      >> 続きを読む

      2019/04/15 by dreamer

      「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のレビュー

    • 1.0 ハラハラ

      amazonプライムで鑑賞。
      クローネンバーグ監督作品だと思って気負って見たけど、イマイチ楽しめなかった。バイオレンスシーンは確かにグロかったりしたんだけど、ストーリーも平凡で残念…。

      2019/01/01 by STALIN

      「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のレビュー

    • 4.0 切ない ハラハラ

      銃による皮膚の裂け具合とかがD・クローネンバーグ節だなとか思いながら内容に関してもスパイダー(2002)のときも思ったけれど展開が良い。
      ガキっぽい感じがなく、大人の鑑賞に堪えられるのという点で。
      そもそもビジュアル面をクローズアップされ、独自の世界観を持ち、変人的魅力がすべてと思われていた部分がある人で、言い換えれば純粋に突き進んでいるが故のカルトな人気であったり、逆に嘲笑の対象でもあった。
      洗練されてしまってつまらなくなったという意見もある人だけど、この映画に関してはエド・ハリスやウィリアム・ハートの怪演にも文句が少なそうで評価が高いですよね。
      ヴィゴ・モーテンセン演じるトム・ストールの過去の悪行はマフィアの回想するセリフでしか知りえないので善人として感情移入できる点がいいんだろうね。
      善だの悪だのは考えなくっていいやって感じw
      気に入りました。この映画。
      >> 続きを読む

      2018/07/08 by motti

      「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のレビュー

    • 3.0

      感想川柳「本能の 一部に暴力 含まれる」

      TVでやってたので観てみました。φ(..)

      たぶんあらすじを見ないで観賞した方が楽しめるかもしれません。( ̄ー ̄)タイトルとパッケージから家族がやられたりして復讐する系かなと思ったんですが違いました(;・∀・)

      秘められた暴力性が描かれてるので何か自分にも当てはまりそうな気がしてなりません(^^;

      ラストはあれで良かったと思います(。-∀-)まぁあれだけのことをしてタダじゃ済まない気がするんですが…(ー_ー;)
      >> 続きを読む

      2016/10/09 by Jinyuuto

      「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のレビュー

    • 5.0 ハラハラ

      ヴィゴという適役を捕まえて、いよいよクローネンバーグは完全復活する。
      「イースタン・プロミス」もそうだったが、暴力が重要なキーワードになっている。

      冒頭の長回しからクローネンバーグらしいと思わせるのだが、こんなものはまだまだ序の口(笑)

      描かれるのは暴力から生み出される連鎖とでも言うべきか。
      暴力を揶揄するセリフを散りばめながら、男の隠された過去が徐々に明らかになる。

      暴力を体現したものはそこから抜け出ることが出来るのかと自問自答。
      圧巻はいきなり始まるセックスシーン。強烈な描写と暴力の傷跡をしっかり見せるとこを忘れていないのは、さすがクローネンバーグ。

      R-15指定であることからも目を背けるたくなる場面の連続。銃で撃たれた際の血しぶき。
      さらには死体の写し方には力が入りまくってます(笑)

      ヴィゴは過去の顔が出る時はさすがの好演。
      だが妻のマリア・ベロと、ウィリアム・ハートの二人が最高だった。
      特にわずかの出演で場面をかっさらうウィリアム・ハート。彼の出演はわずかながらも多大な貢献をしている。

      エド・ハリスの使い方はもったいないが、重要なのは暴力とセックスというテーマに、クローネンバーグのセンスがたっぷり堪能できることだ。

      ラストは敢えてあの状態で終わるからベストではないかと思います。
      >> 続きを読む

      2015/08/12 by オーウェン

      「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のレビュー

    • けっこうな刺激的な作品っぽいですね。。
      気軽に観てしまうと面食らいそうです。。

      2015/08/12 by milktea

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    ヒストリー・オブ・バイオレンス
    ヒストリーオブバイオレンス

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