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キャバレー

Cabaret
ジャンル: ミュージカル・音楽映画 , ドラマ
製作国: アメリカ
配給: フォックス

    キャバレー の映画レビュー (最新順)

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    全4件
    • 4.0 泣ける 笑える 切ない ハラハラ 元気が出る クール

      ネットで視聴(英語字幕)

      原題:Cabaret

      1972年公開。
      映画館で封切を見たはずなので、それ以来だ。

      強烈な衝撃を受け、いっぺんにライザ・ミネリのファンとなり、ずいぶん後になってだが、原作となったのクリストファー・イシャーウッドの「The Berlin Stories」も原書で読んでみた。原作も大いに気に入った。

      ただ、久々に見て思ったのは、舞台のシーンはボブ・フォシーらしく悪趣味で芸達者で好色で素晴らしいのだが、ストーリーの方は展開が冗長で、退屈を感じたというのが正直なところ。

      映画の内容はまったく忘れてしまっていたが、昔感じたインパクトだけは覚えていて、期待が大きすぎたのだろう。

      ナチスドイツ勃興期のドイツを描いているだけに、ヒトラーユーゲントのようなシーンが出てくるのだが、その歌詞と今の社会状況をあわせて考えてみると、なかなか興味深い。アメリカ人にとってもわれわれにとっても。

      このときライザ・ミネリは26歳。

      ●映画の英語

      Chum  仲良し、親友
      上のテーマソングの中に出てくる単語。

      ●ちなみに原作の「Berlin Stories」の翻訳は出ていない。その一部は、「ベルリンよ、さらば -救いなき人々(中野好夫訳、角川文庫、1960年)」、「ノリス氏の処世術(北村弘文訳、文化書房博文社、1986年)」として出版されているが、いずれも絶版。
      図書館でなら読めると思う。
      >> 続きを読む

      2017/09/06 by Raven

      「キャバレー」のレビュー

    • 評価なし クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      キャバレー内のショーのMCが巧い、
      彼が出ると楽しかった

      ユダヤのカップルが
      紆余曲折で結婚したけど
      ナチの迫害が始まる前に映画が終わるので
      消化不良、
      あの2人は
      あの後大変な目に遭っただろうな、
      もしかしたら
      アウシュビッツで亡くなったのかな、
      と、余韻的に思ったが
      時代がわからない人が見たら
      なんやってん、この2人
      ってならへんかな

      爽やかな少年が
      爽やかな歌を歌い始めたら
      その場にいた人らが一緒に歌いだして
      軍国主義的な内容になっていった場面は
      好き、
      あれは、
      ラストショットに
      キャバレーのショーを見ていた人の
      ナチの腕章のカットと同じくらい
      好き

      ライザ・ミネリは迫力ある歌で
      巧かった

      分からなかったのは
      ライザの彼氏は
      どこにいってしまったのかな
      ということ

      赤ちゃんを堕胎して
      2人の中は終わったと思うが
      アメリカに帰ったのかな、
      もうじきドイツと戦争になるし

      なんで
      微笑みながらどっかいくねん、
      別れたのか
      ちょっとどっか行っただけなのか
      全く分からなかった
      >> 続きを読む

      2016/09/28 by 紫指導官

      「キャバレー」のレビュー

    • 4.0 元気が出る

      振付師でもある監督のボブ・フォッシーはミュージカルの先を見据えたスタイルで映画を作り出す。
      それは華やかだとかゴージャスというものではなく、場所が場末のキャバレーという点に尽きる。

      場所が小さいからといって、踊りそのものが縮こまるわけではなく、むしろその狭さを生かしたミュージカル形式は華やかさを感じる。
      色を添えるのが主演のライザ・ミネリ。
      快楽を味わっているという表現を見せるダンスと歌声はパワフルそのもの。

      ナチの時代という背景も対比的に使われており、同じフォッシーの「シカゴ」とも共通するタイプ。

      しかし一番印象に残るのは不気味なメイクを施した舞台のMCという役をこなす、芸達者のジョエル・グレイだった。
      自身がゲイというのもその仕種に現れており、細かい表現が本当に巧い脇役だった。
      >> 続きを読む

      2016/03/22 by オーウェン

      「キャバレー」のレビュー

    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "退廃的なキャバレーのショーの陶酔感と時代を見る透徹して、醒めた映像作家の眼"

      映画「キャバレー」は1972年度の第45回アカデミー賞にて「ゴッドファーザー」という強力なライバルを制して主要8部門に輝いた名作です。

      最優秀監督賞(ボブ・フォッシー)、最優秀主演女優賞(ライザ・ミネリ)、最優秀助演男優賞(ジョエル・グレイ)、最優秀撮影賞(ジェフリー・アンスワース)、その他、最優秀美術賞・編集賞・編曲賞・録音賞を受賞。

      また同年のゴールデン・グローブ賞のミュージカル/コメディ部門の最優秀監督賞(ボフ・フォッシー)と最優秀主演女優賞(ライザ・ミネリ)、最優秀助演男優賞(ジョエル・グレイ)を受賞しており、ジョエル・グレイは同年のニューヨーク映画批評家協会の最優秀助演男優賞も受賞と、その年の映画賞を総なめにしています。そしてジョエル・グレイはブロードウェイの舞台でも映画と同じ司会者の演技でトニー賞の最優秀助演男優賞も受賞しています。

      この映画「キャバレー」は原作がイギリスのクリストファー・イシャーウッドの「ベルリン日記」で、ベルリンでのナチス台頭期の人々を冷徹に見つめたドキュメント・タッチの小説を基にしています。1930年代初頭のベルリンは左右勢力の対立、インフレと社会不安の中、ファシズムの暗雲漂う政治状況に背を向け、デカダンス的な生活を追い求める人々の姿が風刺的に描かれ、その背後にひたひたと忍び寄って来るナチスの足音を不気味に再現しています。

      そのデカダンスと倦怠のムードに包まれた時代に生きた、一群の人々の悲哀を描き、ミュージカルの場面とドラマの場面が巧みに融合され、いかにも退廃的なキャバレーのショーの場面の陶酔感と時代を見る透徹して、醒めたボブ・フォッシー監督の眼がこの映画を質の高い、ミュージカルと人間ドラマの融合した優れた映画にしていると思います。

      もちろん、この映画でブレイクし大スターとなったライザ・ミネリのあけっぴろげで、向日葵のように底抜けに明るいサリーという歌姫のヒロイン像、司会者役のジョエル・グレイの見せるスタンダップ・コメディアン的な悪魔的とも言える、風刺と皮肉を駆使した本物の芸のうまさも忘れられない映画です。

      歌とダンスのミュージカルがジョエル・グレイの司会で、並行するドラマの進行と混然一体となり、舞台から映画への拡がりに成功していると思います。その画面は、撮影の名手ジェフリー・アンスワースの感覚的で官能的なカメラの眼によって優れて絵画的なものになっていて、しびれるような陶酔感を味わえます。

      タイトル・バックの凹凸のある模様ガラスを通して見える客席は、映画のラストシーンにも再び現れて、場内のざわめきを我々観客に伝えますが、そのボブ・フォッシー監督の画家的な感覚には、"時代と社会に対する痛烈な風刺と批判"が込められているように思います。そして"客席の中にいるナチスのカーキ色の制服が、その時代の暗さを象徴する不気味な感じ"をよく表現していて見事なラストであったと思います。

      ボブ・フォッシー監督はこの映画の製作意図を「映画の可能性は無限であると思う。限界があるのは監督の頭である。私は今迄、欲求不満の画家といった存在であった。カメラが初めて私に多少"絵を描く"チャンスを与えてくれた。----ダンスは環境、雰囲気、特定の場所、そして人物の性格を示すべきである」と語っています。

      この映画の主人公の歌姫サリーを圧倒的な存在感と、そのダイナミックで情感溢れる歌声で我々観客を魅了したライザ・ミネリは「巴里のアメリカ人」、「恋の手ほどき」等の名匠ヴィンセント・ミネリ監督と大歌手のジュディー・ガーランドを両親にもち、すれっからしと純情が紙一重のサリーというキャバレーの歌姫を心憎い程、見事に演じ切り、その大きな瞳と張りのある素敵な歌声は、鮮烈でまさにスター誕生そのものでした。

      "人生はキャバレーそのもの----"と歌うサリーの歌には芸人のはかない一途な自由への叫びが込められていて、何度聴いても魂を震わせ、心の襞に染み込む名曲として私の脳裏に焼き付いて離れません。

      ライザ・ミネリがアカデミー賞の授賞式で「これは亡き母の生涯の夢でした。今、私は母が果たせなかった夢を満たしたのです。このオスカーは母のものです」と語っていて、彼女の母ジュディー・ガーランドに対する思い、愛情の深さを知る事が出来ます。
      >> 続きを読む

      2016/02/02 by dreamer

      「キャバレー」のレビュー

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