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紅の豚

ジャンル: キッズアニメ・映画 , ファンタジー
公開: 1992/07/18
監督:
製作国: 日本
配給: 東宝

    紅の豚 の映画レビュー (最新順)

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    全20件
    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この宮崎駿の原作・脚本・監督のアニメーション映画「紅の豚」は、傑作だ。

      1920年代の第一次世界大戦後のイタリアの東側のアドリア海を舞台にして、素敵なファンタジーが展開されていく。第一次世界大戦でパイロットとして活躍した空の男たちが、戦後、海賊ならぬ空賊となって飛行艇を乗り回し、この海を行く遊覧船を襲ったりして荒稼ぎをしているのだ。

      主人公のポルコ・ロッソも、もともとイタリア空軍で戦闘機乗りとして活躍していた男であるが、今も真っ赤に塗った小型の飛行艇で、賞金目当ての空賊狩りを商売にしている----、と言う訳で、青い空、青い海、美しい島々、そして様々に変幻する白い雲をバックに、クラシックな二枚翼の木製の飛行機による、痛快な空中戦が繰り広げられるのだ。

      空賊連合の雇ったアメリカ人パイロットのミスター・カーチスとの対決、そしてミラノでの愛機の修理などが、美しきホテルのマダム・ジーナとの秘めたる愛をはさんで、この物語は描かれていく。

      そして、何とこの主人公のポルコは豚なのだ。戦争中には若くてハンサムな颯爽たる人間だったのだが、戦後なぜか、自分で自分に魔法をかけて豚に変身したのだ。

      ミラノから戻ったポルコは、最後に、彼を慕う娘フィオ・ピッコロを賭けて、カーチスとのリターン・マッチに臨んでいくことになる----。

      そして、このクライマックスでのカーチスとの凄絶な一騎打ちの空中戦をやって疲れ果てた時、雲の上で彼がふっと幻想に襲われる場面がある----。

      実に美しい一瞬だが、そこでは多くの飛行機が銀河のようになって昇天していくのだ。恐らく、先の大戦中に飛行機で戦死した仲間たちについての幻影なのだろうと思う。

      多分、彼はこの戦争体験から"無常観"みたいなものを得て、進んで"世捨て人"になり、つまりは豚に変身したのだと思う。

      とにかく、この映画は口では言い表わせないほど、素晴らしく美しい。海がきれいだし、空がきれいだし、そして島々もきれいだ。

      例えば、紅の豚の飛行艇が小さな隠れ家のような小島の内海に静かに入って行く時、その飛行艇が分けて行く海の水の澄んだ色合いが何とも魅力的なのだ。同じように、飛行艇が夕焼けの空を行く時、そのバックの雲の色、黄金色に輝く空の色がとても美しい。

      最近、カラー映画の色が良くなりすぎて、現実以上にキンキラキンに輝く風景の実写を劇映画で観続け、美しい風景というものに食傷気味になっていたのだが、この映画の"風景の美しさ"は、それらとは、明らかに違っているのだ。

      アニメーションなのだから、絵具で塗ったものであるが、そのために実写よりもシンプルになっていると思う。人物はともかく風景は、写真を参考にしたと思われる写実性を重視した画調で、まるで絵本のように描かれているが、それでも実写よりは"抽象化"され、そこから写真とは違う、絵としての美しさが生まれているのだと思う。

      しかもそれが、絵とは違う"映写の光の輝き"を帯びて、素晴らしい美術品になっているのだ。

      "豚"の仮面を照れ隠しに、宮崎駿がこの監督第6作目で披露するのは、彼一流の"男のダンディズム"なのだと思う。

      ただ、それは雰囲気にすぎず、"オプチミスティックな大人のメルヘン"であるところに、同時にこの物語の不思議な魅力があるのだ。

      そして、マダム・ジーナの声を演じた加藤登紀子が歌う主題歌も、とても素敵で、いつまでも心に残るほどだ。

      どこかサーカスの楽天的な気分が漂うスカイ・アクションをはじめ、明るい"遊び心"が縦横無尽に弾ける素敵な作品になっていると思う。
      >> 続きを読む

      2017/03/03 by dreamer

      「紅の豚」のレビュー

    • 3.0

      ちゃんと見たのはなんだかんだ初めてかもしれません。

      イタリアンな気質の元人間の豚。

      雑誌LEONに登場してもいい豚で楽しかったです。

      2016/12/08 by naoya

      「紅の豚」のレビュー

    • 5.0 笑える 元気が出る クール

      ジブリの中でも大人な一作。
      観る度に魅力が増して、幼い頃の公開当時よりも、大人になった今の方が作品の良さがわかり、数段おもしろく感じるようになっている。
      アドリア海に映えるマルコの赤い機体。
      大人の男の魅力、渋さ、カッコよさ。
      カッコよさの中にも笑えるコミカルさ、その緩急のバランスがすごくいい。
      出てくるピッコロ社の女性たち、元気なフィオ、ずっとマルコを待っているジーナも素敵。
      観ていて気持ちがよく、ジブリの中でもかなり大好きな映画です。 >> 続きを読む

      2016/11/21 by よっしー

      「紅の豚」のレビュー

    • マルコ渋くてカッコいいですよね~!
      初めて見たのがそこそこ年いってからだったので少し後悔してます。 >> 続きを読む

      2016/11/22 by choco

    • 4.0 元気が出る クール

      豚が主人公とは。結局、豚になった理由は
      明かされなかったな。
      岡村明美と言ったらナミ!!ですね(^^)
      多分ワンピース出る前ですね。

      2016/11/17 by らったった

      「紅の豚」のレビュー

    • 評価なし 笑える ハラハラ 元気が出る

      鑑賞回数不明。公開以来もう何回見たか分らないというぐらい繰り返し見ている映画。日常に疲れた大人の娯楽の映画と言うキャッチフレーズは伊達じゃない。たまには難しいことを考えずに映画の中の世界に浸るのもいいじゃない。(自分は浸りっぱなしだけど)。自分にとっては浮世の憂さ晴らし的位置の映画です。

      2016/03/20 by おにけん

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