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エド・ウッド

Ed Wood
ジャンル: ドラマ
公開: 1995/09/02
製作国: アメリカ
配給: ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン

    エド・ウッド の映画レビュー (最新順)

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    全5件
    • 4.0 笑える 切ない 元気が出る

      50年代のハリウッドの実在の映画監督で、“史上最低の監督”と謳われた、エドワード・D・ウッド・ジュニア--通称エド・ウッドの伝記的作品。自身も彼の同類であると自認する製作・監督のティム・バートンが、そんな彼のキャラクターに重点を置き、ユーモアを持って、実に温かい目で描いた秀作。

      2018/07/08 by motti

      「エド・ウッド」のレビュー

    • 5.0 笑える 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「エド・ウッド」は、"史上最低の映画監督"と言われたエド・ウッドの若き日を、彼をこよなく愛するティム・バートン監督が映画化した、非常に美しい作品だ。

      主演にはティム・バートン監督が「シザー・ハンズ」で組んで以来、もはや彼の盟友ともなったジョニー・デップが好演しているが、それにも増して素晴らしかったのは、ベラ・ルゴシ役のマーティン・ランドーで、アカデミー賞の他、ゴールデン・グローブ賞など数々の賞で、最優秀助演男優賞を受賞しているのも納得の演技だ。

      とにかく、この映画は冒頭のクレジット・タイトル場面から、グイグイと惹きずり込まれてしまう。とある野原の一軒家。"風雲急を告げる"ような音楽。棺の中から起き上がり、もっともらしい予言をする怪人物。墓場。そして、クネクネと脚をくねらす大ダコ、ツーツーと宙を飛ぶ円盤----。

      ティム・バートン監督としては珍しいモノクロ画面に、子供じみたロマンティシズムが横溢している。ペラペラと薄っぺらで、安っぽくて、滑稽で----、なんだか涙ぐましく美しい。特に私がしびれたのは、大ダコと円盤のモダンアート的な画面の部分だ。

      この「エド・ウッド」は、1950年代のハリウッド映画界の片隅のそのまた片隅のようなところに実在した監督エド・ウッドをめぐるお話である。

      エド・ウッド監督(ジョニー・デップ)は、1930年代にボリス・カーロフと並ぶ怪奇俳優として活躍した、晩年のベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)と出会い、何本かのSF・怪奇映画を撮り、不遇のまま死んだが、没後、"史上最低の映画監督"として、おかしなカルト的な人気を獲得するようになる。

      作った映画もヘンテコなものだが、エド・ウッド自身も女装癖の衣装倒錯者で、やっぱり、ちょっとヘンテコな人だったようだ。そのエド・ウッドを、「エドの同類」だと自認するティム・バートンが撮ったのだから面白い。

      1950年代のヘンテコ監督エド・ウッドとベラ・ルゴシ、そして現代のヘンテコ監督ティム・バートンとベラ・ルゴシを演じるマーティン・ランドー----、この二組の関係がオーバーラップする。

      ハリウッド映画界の、一筋のおかしな血の流れ。精神的な血縁関係。それがこの映画に、「愛」と「時間」の厚味を与えているのだと思う。

      エド・ウッドを演じたジョニー・デップは、いつもの「暗い翳りを帯びたナイーブな人間」というのと全く違ったキャラクターを、非常にうまくこなしている。

      何しろ、このエド・ウッドという男は、感動的なまでに思い込みが激しい、空回り野郎なのだ。顔はいつも上方45度を見上げ、目はキラキラ、口もとはニカーッとマンガ的な芝居だが、決して"演りすぎ"の感じはしない。特に、映画製作会社を口説く時の眉の動きが凄い!! うねる、うねる。

      しかし、何と言っても圧倒的に素晴らしいのは、ベラ・ルゴシ役のマーティン・ランドーだ。一世を風靡したが今は落ち目の怪奇スターという、"華やかさと哀れさ"の同居する人物を見事に演じ切っている。

      みすぼらしいスタジオの中で、スタッフの一人がライバルのボリス・カーロフの名前を口にした途端、「ファック・ユー!」と激怒するのだが、「アクション!」の合図がかかった途端、コローッと変わって、悲劇的な威厳に満ちた人物になりきる。力強く"Beware!"と語り始め、"Pull the strings!"と語り終わる----。

      その一つつながりの場面に、役者の性とか凄みを目のあたりにして、思わず目頭が熱くなってきた。それから、ブツブツ文句を言いながらも、突如、大ダコと迫真の"格闘"をしてしまうところなども、本当に凄い。

      そして、"Home"で始まる長ゼリフにも胸を打たれる。「故郷----。私には故郷なぞない。世間の人々に追われ、さげすまれて逃れて来た、この密林こそ私の故郷。今こそ世間に重い知らせてやる。私の産み出した原始人間たちが世界を征服するのだ----。」

      とにかく、ベラ・ルゴシを初めとするエドウッド映画の常連出演者たちというのが、全く"可愛いフリークスたち"と呼びたいような顔ぶれなのだ。実在した人物で、「アマデウス」で私がそのツルツルの異様な顔面に狂喜したジェフリー・ジョーンズが演じている、いんちき預言者のクリズウェル、プロレスラーあがりで目の悪い大男トー・ジョンソン、とんでもなく、くびれたウエストを持つ女ヴァンバイア、そしてビル・マーレイが控え目な演技で不思議な暖かさを漂わせて絶妙に演じた、ホモ・セクシュアルの友人バニー----。

      こういう"浮世離れ"した人物たちに、ティム・バートン監督の"共感と思慕"が捧げられているのであって、殊更に奇抜なことのようには描いておらず、非常に微笑ましくも好感が持てるのだ。
      >> 続きを読む

      2016/12/29 by dreamer

      「エド・ウッド」のレビュー

    • 3.0 切ない

      まさに事実は小説よりも奇なり。

      というかどこまでが事実なのか疑いたくなるような奇妙な人生。

      ティム・バートン監督はもとより、
      タランティーノやリンチからもリスペクトされている、
      カルト映画好きならその名前を知らないはずは無いエド・ウッド。

      史上最低の映画監督として有名ですが、
      それは彼の死後、数年たってから与えられた称号であって、
      彼本人は至って真面目。いや、女装癖はありますが、それ以外はノーマル。
      映画製作にその生涯のほぼ全てを捧げた情熱の人であり、
      映画への愛は誰よりも深いのですが、
      ただいかんせん監督としての才が無かった(笑)。
      >> 続きを読む

      2016/05/26 by 備忘録

      「エド・ウッド」のレビュー

    • 5.0 笑える 切ない

      史上最低の映画監督の冠が付けられたエドウッドの伝記を、バートン&デップで映像化。

      ティム・バートンらしくエドウッドに対する愛情が感じられる仕上がり。
      B級の代名詞的存在のエドウッド=ジョニー・デップも奇天烈なキャラに仕上がった。

      オーソン・ウェルズとの比較など自分がやるべきことが、他人に疎まれる存在は正にザッツB級の面目躍如。

      しかし一番注目は「ドラキュラ」で名を馳せたベラ・ルゴシを演じたマーティン・ランドーだ。
      撮影の中でのいきなりな豹変ぶりや、フランケンシュタインを演じたくない心情を吐露したりなど見事!。
      ボリス・カーロフが嫌いなんてかなりのツボ(笑)生前の主演作の興行が、カーロフを上回っているのは誇らしいだろう。

      全篇モノクロも大正解だしフランケンやUFOなどのチープな感じも堪りません。
      本当はバートンがこんな映画を撮りたかったんだろうなというのがよく分かります(笑)

      史上最低だからこそあえて好きになるファンが大勢いるというのはごもっとも。
      これを機にエドウッド自身の監督作品に触れてみたいものだ。
      >> 続きを読む

      2015/06/22 by オーウェン

      「エド・ウッド」のレビュー

    • 5.0 切ない クール

      50年代のハリウッドが舞台の白黒映画。
      94年の映画だが、まさに昔の映画のようにザラザラした質感の映像だ。
      ホワイトブロンドにフィンガーカールでセットした女優が素敵。

      エドは、自信過剰で足元が見えていない男。
      映画製作のスタッフとして働きながら、友人たちと自主制作の舞台を上映している。
      失敗だらけなんだけど、簡単に諦めず「はい、次!」と切り替えて次の行動に移せるのが長所。

      ティム・バートンの映画はほかにもたくさん観てきたけど、どれも現実にはありえないファンタジーだからおもしろいと思っていた。
      しかしなんと、このエド・ウッドは実在した映画監督で、この映画の中で出てくる彼の作品も実在するものだそうだ。

      「アメリカの史上最低といわれた映画監督」らしい。
      ハリウッドは狭い世界なのかな。
      いまの時代の感覚でいくと、知らない誰かが作品をみて良くも悪くも評価をしてくれるっていうだけで結構すごいことだと思うんだけど。
      >> 続きを読む

      2014/10/21 by lilli

      「エド・ウッド」のレビュー

    • >いまの時代の感覚でいくと、知らない誰かが作品をみて良くも悪くも評価をしてくれるっていうだけで結構すごいことだと思うんだけど。

      たしかに。とくにこういう世界は誰の目にも止まらない人の方が大多数ですもんね。

      それはそうと・・・史上最低とか言われると逆に観てみたくなります(笑)
      >> 続きを読む

      2014/10/21 by milktea

    • この映画すごく面白うそうですね!!!

      2014/10/21 by メッシイ

    エド・ウッド
    エドウッド

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