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ナッシュビル

Nashville
ジャンル: ドラマ , フェスティバル
公開: 1976/04/03
製作国: アメリカ
配給: パラマウント映画=CIC

    ナッシュビル の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 3.0

      ロバート・アルトマンの代表作の一つだが、30人近くの歌手や主催者など音楽に関係した人物たちがナッシュビルで行われるコンサートのため、各々の行動を描いていく。

      とにかく登場人物が多いのだが、それを混乱することなく見せきれるのはアルトマンの手腕に他ならない。

      ただし物語そのものに引き付けられるという感覚はなかった。
      思うに70年代当時の風俗事情を知らないと、その時代に入っていくのが難しいと思う。

      歌う際のリアルな反応などは分かると頷けるシーンは多々あるのだけど。
      アルトマン作品ではMASHだとかゴスフォード・パークの方が好みではある。
      >> 続きを読む

      2016/11/29 by オーウェン

      「ナッシュビル」のレビュー

    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "社会と人間を凝視したロバート・アルトマン監督の群像劇の秀作"

      1975年の第48回アカデミー賞の作品賞は"精神病院を舞台に権力対個人、管理者対非管理者の問題を提起しながら人間の自由や尊厳とは何かを描いた「カッコーの巣の上で」(ミロス・フォアマン監督)、文豪サッカレーの原作をもとに18世紀のヨーロッパの貴族社会を流麗な映像美で再現した「バリー・リンドン」(スタンリー・キューブリック監督)、銀行強盗がマスコミによって一躍ヒーローと化す矛盾を描いた「狼たちの午後」(シドニー・ルメット監督)、巨大な人食い鮫と人間たちの壮絶な闘いをスリル満点に描いた「JAWS/ジョーズ」(スティーヴン・スピルバーグ監督)と並んで大統領選挙とカントリー&ウエスタンの祭典を巧みに絡ませた群像劇の「ナッシュビル」(ロバート・アルトマン監督)という史上稀にみる秀作が候補となった大激戦の年でした。

      結果はご承知の通り、「カッコーの巣の上で」が大激戦を制して受賞しましたが、これらの候補作からもわかるように当時のアメリカ映画界がアメリカ社会の実態を内面まで鋭くえぐり出し、その将来を占うという意味での深い洞察力を秘めた質の高い映画が主流になっていたという事を示しています。

      この映画「ナッシュビル」は第48回アカデミー賞の最優秀歌曲賞を"アイム・イージー"が受賞し、1975年度のニューヨーク映画批評家協会賞の最優秀作品賞、最優秀監督賞(ロバート・アルトマン監督)、最優秀助演女優賞(リリー・トムリン)を受賞しています。これらの結果からこの映画が当時、映画批評家から大絶賛を受けていた事がよくわかります。

      映画の最初のほうでカントリー&ウエスタンの人気歌手のヘイヴン・ハミルトンがアメリカ建国200年記念のレコードを吹き込むシーンが出て来る事からもわかるようにこの映画はアメリカ建国200年を意識してシニカルな視点で製作された映画だと思います。
                                       カントリー&ウエスタンのメッカといわれるテネシー州の州都のナッシュビルでの大統領選挙キャンペーン・コンサートまでの5日間における24人の歌手たちの動きを、カメラは記録映画のようなドキュメンタリータッチで何の脈絡もなく追って行き、そのまるで万華鏡的な展開で群像劇の名手であるロバート・アルトマン監督はスター歌手になる事への憧れ、情事、政治意識等を混在させながら、人気絶頂の男女の歌手への狙撃事件というクライマックスへ収斂させていきます。

      そしてこの映画での演出上の狂言廻しとなっているのが、イギリスのBBCの女性アナウンサー(ジェラルデイン・チャップリン)であり、スピーカーのボリュームをいっぱいに上げて走り回る大統領選の選挙キャンペーンカーであるといえます。憎いほどにうまいロバート・アルトマン監督の腕前が冴えています。

      キャンペーンカーの選挙のスローガンは"巨大石油会社への挑戦、農業補助金の削減、教会への課税、議会からの弁護士出身者の追放、大統領選挙団体の廃止"等と当時の社会状況をうかがわせる興味深い内容になっています。

      この映画の主題歌である"アイム・イージー"はアカデミー賞の最優秀歌曲賞を受賞していて、作詞・作曲が女ぐせの悪いトムを演じているキース・キャラダインで"君は自分で言うほど自由じゃない。けれど僕は気ままなんだ"というこの曲ももちろん心に沁みるいい曲ですが、それ以上に素晴らしいのは、歌にイカれて亭主を捨てた若妻(バーバラ・ハリス)が映画の最後の混乱の中でコーラスをリードして堂々と熱唱する"私は平気、気にしないで"は実に意味深い歌詞になっています。"そんなこと私には平気よ、私が自由でないとあなたは言うかもしれないけど、そんなこと私には平気よ"

      この曲をもってきたロバート・アルトマン監督の意図はアメリカという国への愛情を込めたメッセージであり、当時のホワイトハウスでのウォーターゲート疑惑等で混迷していた社会状況の中でも"自由に対する自信をもつようにしよう"と訴えかけて来ているように思えてきます。

      この「ナッシュビル」という映画を観終えて、あらためてロバート・アルトマン監督は24人の主要な登場人物ひとりひとりの性格やその人間ドラマを描きわけ、尚且つ混沌としたまま我々観客に投げかけ、1975年当時の悩めるアメリカの縮図を描こうとしているようです。今までの映画の常識を覆した奇抜で破天荒だが、奥行きの深い、社会と人間を凝視した群像劇の秀作だと思います。
      >> 続きを読む

      2016/01/08 by dreamer

      「ナッシュビル」のレビュー

    • 3.0

      ロバート・アルトマン監督の群像劇。大統領選とカントリー、24人の主要登場人物が織りなす悲喜劇。ジェフ・ゴールドブラムのキャラがお気に入りです。

      2016/01/08 by Chihoish

      「ナッシュビル」のレビュー

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