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クラッシュ

Crash
ジャンル: ドラマ
公開: 2006/02/11
製作国: アメリカ
配給: ムービーアイ・エンタテインメント

    クラッシュ の映画レビュー (最新順)

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    全12件
    • 5.0 泣ける 切ない ハラハラ 元気が出る

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      近年これほど考えさせられた映画はなかった。序盤、人種差別の現状をこれでもかと剥き出しに描き、視聴を中断しようかと悩むほど胸の痛むシーンが続く。だが、作中において悪人が悪人として描き抜かれることは一度もなかった。人種差別主義の冷酷な警察も、家では病気を患う父を真摯に介護する息子であり、危機においては差別する黒人女性のために自らの命を顧みずに今にも爆ぜようとする車に飛び込む。また、善人もただの善人では済まない。
      この映画が頭一つ抜けている理由はそうした人種差別の問題を描くうちに、我々視聴者の前にメタ的な視点を提示するところにある。自ら作り出した心の壁こそが諸刃の剣となるという逆説的な考え方だ。他者が分からないからイライラする。分かろうとしないからそこから抜け出せない。至る所でクラッシュ(衝突)が起こる。人種差別もこれと同じ構造を成しているのでは?映画が語りかけてくるように思う。
      しかし、ここで冒頭の台詞が効いてくるのだ。皆が何かを感じたがっているからこそ、クラッシュが生じる。だから、クラッシュによって人が何かを感じ、心の壁を崩すことは十分にありえると。作品内にもそれを裏付けるように登場人物が心の有り様を変える瞬間が幾度も描かれる。希望はあるのだ、と視聴者に教えてくれる。
      終劇の間際に起こるクラッシュも、新たな不理解と理解の訪れを予期させる、ここまで見たものだけに分かる微かなときめきを与えてくれる。
      美しいだけでもない、醜いだけでもない人間のそのままを描き出した人間愛に満ちた作品だった。
      是非、近いうちに周回したいと思う。
      >> 続きを読む

      2017/06/19 by えひもて

      「クラッシュ」のレビュー

    • 5.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "人間の奥底に潜む深層心理を浮き彫りにした群像劇の秀作 「クラッシュ」"

      人間は多面的な存在だ。善人が過ちを犯すこともあれば、悪人が人助けをすることもある。

      この映画「クラッシュ」は、アメリカという国に巣食う"人種差別問題"をモチーフにしながら、人間の奥底に潜む深層心理を浮き彫りにした群像劇の秀作だ。

      舞台は人種のるつぼ、ロサンゼルス。登場するのは警官、テレビのディレクター、雑貨屋、強盗、検事、鍵屋などなど-----。見ず知らずの者同士が偶然出会い、思いがけない形で差別に直面した時、彼らの運命は少しずつ狂い始める-----。

      数多い登場人物の中で、この映画を象徴しているのが白人の警官とその同僚だ。黒人のディレクターの妻に執拗な嫌がらせをする警官と、白人であっても黒人の味方になろうとする同僚。分りやすい善と悪だが、全く別の状況が発生した時、その立場はいとも簡単に入れ替わってしまう。

      この逆転は、本人にすら予想もつかない。善と悪は表裏一体であり、人間の心理というものは、かくもあいまいなものだという意味で、二人の人物対比は、実にスリリングで興味深い。

      だが同時に、そんな人間の集まりである社会は、差別や偏見を抱えたまま変わらないのではないかという気もしてくる。その絶望感を希望に変えるのが、一人の少女だ。

      銃声を怖がる娘を「銃弾を通さない透明マントを着せてあげる」となだめていた鍵屋に、差別的な扱いを受けて逆ギレした雑貨屋の銃が向けられる。マントを信じ、父を守るため無防備な背中を投げ出す少女-----。

      そこで我々観ている者は、小さな奇跡を目にすることになる。彼女の背中に、人間の悪意を浄化する天使の羽根を見るのだ。

      この作品は脚本の力で見せる映画であり、ポール・ハギス監督は、重いドラマの中に希望の灯をともした「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本家で、そう考えると、この作品の人間に向けた優しいまなざしにも納得がいくのだ。

      尚、この作品は2005年度のアカデミー賞で最優秀作品賞・オリジナル脚本賞・編集賞を、同年の英国アカデミー賞で最優秀オリジナル脚本賞・助演女優賞(タンディ・ニュートン)を、インディペンデント・スピリッツ賞で新人作品賞・最優秀助演男優賞(マット・ディロン)を受賞しています。
      >> 続きを読む

      2017/05/17 by dreamer

      「クラッシュ」のレビュー

    • 5.0 泣ける 切ない ハラハラ

      お父さんを助けようとする女の子のシーンは、何回見ても泣けるし、思い出してもうるっとくる。

      2017/05/17 by unkuroda

      「クラッシュ」のレビュー

    • 3.0 切ない

       特に人種に対する差別への問題提起をしている映画。群像劇なのだが、全ての登場人物に人種差別が絡んでくる。
       途中までは人種差別に対する嫌な気分を味合わされるが、後半はきれいにまとめている。が、この綺麗はあくまで演出面の心地よさであり、脚本的にうまくまとまっているわけではない。むりやりまとめていたり綺麗事で完結させていない辺りは高評価ではあるが、フィクションとしての構造は練られたものではない。
       なにより途中までのむりやり人種差別ストーリーの連続は辟易する。日本に住んでいると感覚が無いが、人種差別はそこらに普通にあるものということは伝わるが、やはり不自然に感じる台詞も多かった。
       しっかりとテーマを持ち、適当な解決策を講じていないという点で社会はドラマとして悪くない映画だが、枠から出られていないのも事実。
      >> 続きを読む

      2016/08/21 by answer42

      「クラッシュ」のレビュー

    • 3.0

      一風変わった感じの映画。あまりないタイプの作品だ。

      2015/11/07 by kaiteru

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