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史上最大の作戦

The Longest Day
ジャンル: ドラマ , アクション , 西部劇 , 戦争
公開: 1962/12/15
キャスト: , , , ,
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス

    史上最大の作戦 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0 ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "20世紀FOXの大プロデューサー、ダリル・F・ザナックによるオールスターキャストの厭戦映画の超大作"

      この「史上最大の作戦」はコーネリアス・ライアンのノンフィクションの「The Longest Day」の映画化作品で、その後の戦争映画超大作が続々と公開されるきっかけを作った20世紀フォックスの大ヒット超大作です。

      第二次世界大戦末期の1944年6月6日に敢行され、連合国軍側を決定的な勝利に導いた"ノルマンディー上陸作戦のDデイ"----映画はこのたった1日の出来事を真夜中から夕方まで、総司令官から一兵卒に至るまでを、克明に描き出します。

      我々の目の前で実際に敢行されているような、まさに本物と見まごうばかりの巨大で迫力のあるスケールで描かれ、その臨場感が痛い程に伝わってくるこの映画は、"大作戦の鳥瞰図と微視的な人間ドラマが混然一体となって融合"していて、何度繰り返し観ても実にうまく描かれているなと感心してしまいます。

      この超大作を指揮した当時の20世紀FOXの総帥ダリル・F・ザナックは、コーネリアス・ライアンの原作通り、攻撃する側と迎撃される側、フランスのレジスタンスの人々のその日(Dデイ)の動きを圧倒的なスケールと迫力で再現してみせました。

      そして、この映画は通常のものと違い、少し珍しい性格の戦争映画になっているように思います。つまり、これはあくまでも形而上的な意味においてですが、"被害者"が存在しないのです。したがって、戦争映画につきものの"悲惨さ"というものがなく、何度観ても、ある種の"爽快さ"を感じてしまいます。それでいながら、戦争ゲーム的な映画にも終始していないのです。

      それはなぜかと考えてみると、この映画の製作スタッフの、歴史の中の1ページを出来るだけ史実に近づけてより精密に再現しようという精神に貫かれているからだと思います。

      そして、製作者のザナックは、このノルマンディー作戦の成功を称賛する映画を製作したわけではなく、その証拠に海岸にアメリカ軍のヘルメットが置かれた映画のオープニングシーンが暗示的に象徴するように、この映画の根底に"厭戦的な思想"があり、それが本物の軍艦や戦車、飛行機、物凄い数のエキストラを使った戦闘シーンなどからも、その思想を我々観客は感じとれるのです。

      脚本は「シン・レッド・ライン」(テレンス・マリック監督)の原作者でもあるジェームズ・ジョーンズ、フランスの作家ロマン・ギャリなどの4人、監督はケン・アナキン、ベルンハルト・ヴィッキ、アンドリュー・マートン、エルモ・ウィリアムズの共同演出で、米英独仏の44名のスター総出演という超豪華な布陣で、現在では考えられない超弩級のスケールで製作されています。

      スクリーン・サイズは大作戦を描くのにぴったりの"シネマスコープ"、そして、白黒のモノクロ映像がドキュメンタリータッチの臨場感を生み、この作戦の1日(Dデイ)が、まるで叙事詩のように克明に描かれていきます。

      連合国側の対ドイツ戦を描く戦争映画はその後も数多く製作されますが、その端緒となったこの映画にプロパガンダ的な要素は限りなく薄く、むしろ兵士たちそれぞれの何か困惑したような顔が、強い印象として私の脳裏に鮮やかな残照としていつまでも焼き付いて離れません。

      特にパラシュートが教会の塔に引っ掛かり、ぶらぶらと揺れたままになった時のレッド・バトンズの不安気で困惑したような表情が、この映画のテーマを暗示するような象徴的なシーンになっていて、何度観ても胸が締め付けられます。

      そして、当然の事ながら映画ファンとしては、次々に登場して来るスターの顔ぶれを眺めて、ため息をつきながら、ワクワク、ドキドキしながら楽しめる映画でもあります。

      ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、ヘンリー・フォンダ、リチャード・バートン、ロッド・スタイガー、ロバート・ライアン、スチュアート・ホイットマンといった有名なスター、演技派俳優の他に、1960年代を代表する脇役、曲者俳優が大勢出演していて、映画ファンとしてはまさしく3時間という上映時間の長さを感じない程、終始、ワクワク、ドキドキの至福の時間を過ごせました。

      サンメール・エグリーズ村にパラシュート降下するアメリカ空挺部隊の、はぐれてしまう若者が「ウエスト・サイド物語」の主役のリチャード・ベイマー、パラシュートが教会の屋根に引っ掛かって宙づりになるのが「ハタリ!」のレッド・バトンズ、合図を勘違いしてドイツ兵に殺されるのが「理由なき反抗」のサル・ミネオ、ジョン・ウェイン隊長の副将格が「枢機卿」のトム・トライオン。

      上陸するメンバーでは、オマハ海岸で壮烈な戦死を遂げる工兵が、青い眼が印象的な二枚目スターのジェフリー・ハンター、ユタ海岸の眼鏡をかけないと銃が撃てない兵隊が「クレオパトラ」のロディ・マクドウォール、オック岬で黙々と奮闘するのが「バージニア・ウルフなんかこわくない」のジョージ・シーガル、上陸用舟艇の中でウロチョロしているのが「オースティン・パワーズ」のロバート・ワグナー、一番チンピラ風な兵士が、この映画の主題歌を作曲した歌手のポール・アンカ。

      スウォード海岸に上陸するイギリス軍では、指揮官のロバット卿が当時、ジョン・F・ケネディ大統領の義弟だったピーター・ローフォード、"ウィンストン"という名のブルドッグを連れているおかしな将校が「クリスマス・キャロル」のケネス・モア、この将校に怒鳴られるのが何と"007初代ジェームズ・ボンド"のショーン・コネリー、毎朝、海岸にミルクを運ぶドイツ兵が後の"ゴールドフィンガー"のゲルト・フレーベ。

      この映画は、1962年度の第35回アカデミー賞で最優秀作品賞の候補になり、最優秀撮影賞(白黒)と最優秀特殊効果賞を受賞し、同年の第20回ゴールデン・グローブ賞で最優秀撮影賞(白黒)を受賞しています。
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      2016/03/14 by dreamer

      「史上最大の作戦」のレビュー

    • 4.0 ハラハラ

      第二次大戦末期のヨーロッパ戦線・・・1944年の6月にアメリカ・イギリス・フランス軍を主体とする連合軍がナチスドイツに対して行ったフランスのノルマンディー海岸の上陸作戦の実態を史実に基づき連合軍側そしてナチスドイツ軍側の動向を史実に基づき描いた作品です!!
      モノクロの作品ですがドキュメンタリータッチの作品で非常に見ごたえの有る作品です。
      また主演級豪華俳優陣の競演も見ものです。
      私の作品評価は星四つ半です。

      2015/08/05 by チャミー

      「史上最大の作戦」のレビュー

    • モノクロのドキュメンタリーはちょっと腰が引けちゃいますが、今の時期に観るのはいいかもしれませんね! >> 続きを読む

      2015/08/06 by ただひこ

    • ただひこさん モノクロですが非常にリアルな映像表現で圧倒されますよ!!

      2015/08/09 by チャミー

    史上最大の作戦
    シジョウサイダイノサクセン

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