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鬼火

Le Feu Follet
ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ
公開: 1977/08/06
製作国: フランス
配給: フランス映画社

    鬼火 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      このフランス映画「鬼火」は、ルイ・マル監督、モーリス・ロネ主演にて、自殺を決意した男の、死に至るまでの二日間の行動を描いた、厭世感あふれる秀作だ。

      アル中患者として療養所で暮らすアラン・ルロワ(モーリス・ロネ)は、かつて社交界の花形だったが、今は死にとり憑かれている。
      その彼が、人生の最期を締めくくるためにパリの旧友を訪れる-------。

      ひと言で言って、フランス映画というのは、非常に感覚的だ。まず、感覚に訴えてくる。

      自殺しようとする男の感覚が、思考よりも何よりも、最初に観る側に伝わってくるのだ。
      死への傾斜、物憂い、痺れるような感覚と、それを通して見た世界の相、その頼りなさ、確かにつかめるもののない、何とも言えない不安-----それらが、頭で考えるより先に、いち早くこちらのものとなってくる。

      いつの間にか、観客(私)は、死を前にした男の主体に加わって、その半分麻痺した感覚において世界を見、それと親しく接している。

      この目で見る世界は、何かよそよそしく、物憂く、そして非情だ。
      多くの人々と接しながら、却って孤独の淵へと沈み込んでいく気分が、世界との別れを、抵抗なく感じさせてしまう。

      まさにこれは、別れの物語だ。死に傾斜していく男が、そのどんよりとした意識の中で、この世界とそこに住む人々に別れを告げていく。
      人びとは、それぞれに生きている。しかし、男の目に、彼らの生は耐え難い不純さとして映るのだ。

      女たちは彼に優しい。しかし、男は彼女らを恐れる。女たちもまた、彼のもとを去って行ってしまう。
      「あなたには野生はない。あなたにあるのは心よ」。

      ソランジュの答えが、彼のもとを去ったすべての女たちの彼への答えであり、また、よそよそしかったこの世界のそれでもあった。

      この時、彼はまさに別れを告げるのだ。最も"生きる"ために-----。
      >> 続きを読む

      2018/12/31 by dreamer

      「鬼火」のレビュー

    • 3.0

      アル中で入院してるアランは自殺を決意し、かつての仲間達に逢いに行くが・・。青春時代の夢を追い求めたまま、今の世に適応できない上、女をこの手に触れる事もできないと酒に逃げるが、絶望や虚無を抱えたまま生きている。全体的に抑圧され、陰鬱の空気が漂う。物寂しいサティのピアノ音楽が映画に添えている。

      2018/09/13 by kinako

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