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スラップ・ショット

Slap Shot
ジャンル: ドラマ , コメディ
公開: 1977/10/29
製作国: アメリカ
配給: ユニヴァーサル=CIC

    スラップ・ショット の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 笑える

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      「明日に向って撃て!」「スティング」のジョージ・ロイ・ヒル監督と主演のポール・ニューマンが三度目のコンビを組んだ、スポーツ爽快コメディの「スラップ・ショット」。

      この作品は、身売り寸前の落ち目のプロ・アイスホッケー・チームの愉快なお話だ。

      アメリカのマイナー・リーグの下位に低迷している、プロ・アイスホッケー・チームのコーチ兼プレイヤーのダンロップ(ポール・ニューマン)は、連戦連敗にうんざりしている。

      人気もガタ落ちだし、しかもスポンサーの鉄工場が経営難で閉鎖されるというので、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
      ところが、マネージャー(ストローザ・マーティン)は、ハンセン兄弟という三人の若者を新しく加入させる。

      このハンセン兄弟は、みんな分厚いメガネをかけて、間の抜けた感じで、すこぶる頼りなさそうに見える。
      だが、驚いたことに次の試合では意外やハンセン兄弟が、物凄い乱暴なラフプレイで観客を沸かすのだ。

      これにヒントを得たダンロップは、次の試合で相手チームのゴールキーパーを、お前の女房はレズだと冷やかして大いに怒らせ、試合を大乱闘に持ち込み、観客の喝采を浴びる。

      こうして暴力ゲームが次第にエスカレートしていくのだが、その間に選手たちの生活がユーモラスに点描されていく。
      特に面白いのは、セックス関係の露骨な俗語を山盛にしてあることで、脚本を書いたのがナンシー・ダウドという当時31歳の女性であり、男性ではなかなか書けそうもないようなセリフが多くて、笑わせてくれるんですね。

      この女性脚本家のナンシー・ダウドが、猥雑で乱暴なプロ・スポーツの男たちの世界を実にリアルに書き上げていると思いますね。
      そして、日本語の字幕では、恐らく訳しきれないくらいの内容が、アメリカの観客には、大変喜ばれたというのもわかるような気がします。

      ダンロップのチームのゲームぶりを見て、相手チームも凄いゴリラ男たちを繰り出してくる。
      こうなるともうゲームどころではない。肉弾相うつ氷上の大乱闘になるんですね。

      この荒っぽい場面の描写がまことに痛快で、ショーとして楽しめるんですね。
      日本の真面目なアイスホッケー関係者が見たら、こんな馬鹿げたことはないと腹を立てるに違いありませんが、プロ・スポーツのアメリカ的な在り方を誇張して描いたものとして観れば、興味は尽きません。

      チームの中でただ一人、暴力嫌いのネッド(マイケル・オントキーン)は、乱闘に参加しない。
      だが、喧嘩をしている妻が、乱闘に熱狂するのを見るや飛び出し、殴り合う代わりに滑りながら、いとも優雅なるストリップを初め、観客が熱狂するうちに、いつの間にか見方が勝ってしまうのだ。

      このナンセンスなクライマックスは、スポーツの暴力化に対する諷刺のスラップ・ショットと言えるだろう。
      >> 続きを読む

      2018/05/30 by dreamer

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