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その男、凶暴につき

ジャンル: 刑事 , ミステリー・サスペンス , 日本映画 , ドラマ
公開: 1989/08/12
監督:
製作国: 日本
配給: 松竹富士

    その男、凶暴につき の映画レビュー (最新順)

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    全7件
    • 3.0

      すごく・・・好きです。。
      というか、このバイオレンス性がたまらん。
      音楽も良かったです。

      2018/09/08 by THE沙鳩

      「その男、凶暴につき」のレビュー

    • 5.0 クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「その男、凶暴につき」は北野武の初監督作品で、当初、深作欣二監督、ビートたけし主演で進められていた企画だったが、両者のスケジュールが折り合わず、たけしが監督をすることになったという、いわくつきの作品だ。

      物語は、一匹狼の暴力刑事・我妻涼介が親友を殺し、同僚を廃人にし、しかも妹を強姦した麻薬組織に単身挑んでいくというもので、少年たちの浮浪者殺人事件に始まる開幕から、カメラをドッシリと構えた堂々たる演出で、肉を裂き、骨を砕く暴力の生々しい現場を、悪寒が走るほどクールに描き切っている。

      この暴力でしか自己表現出来ない刑事の、"内面の空洞感"が浮かび上がってくる演出が見事だ。

      この映画の素晴らしさを細かく見て行くと、まず冒頭のシーンで、公園の浮浪者を面白半分に襲い、何食わぬ顔で帰宅する少年を尾行して来た男が、ずかずかと上がり込み、彼の部屋へ押し入ると有無を言わせずボカボカ殴りつける。

      これがこの映画の主人公の刑事・我妻涼介(ビートたけし)の流儀だ。当然、警察署内でも孤立している。同僚と強調しないし、上司の命令も聞かない。唯我独尊、我が道を行くというスタイルだ。

      だが、彼はスーパーマンでも何でもないから、独力で全てを解決出来るわけではない。麻薬犯の隠れ家を急襲する時、他の刑事たちが勇んで踏み込むのから一歩退いて、戸口でぼんやり立っているので、犯人の思わぬ反撃に遭って苦戦するところで、おもむろに力量を発揮して、その違いを見せつけるのかと思いきや、いともあっさりと取り逃がしてしまう。

      このあたりは、当時人気のあった「ゴキブリ刑事」シリーズの渡哲也が演じたヒーローのような一匹狼のカッコ良さとは無縁だ。

      そして、相棒の若い刑事にひょいとウケを狙ったギャグを言ってみせるところなど、現実のビートたけしの姿を彷彿とさせるが、この、いつも何かに怒っているような"不機嫌で狂暴な男"は、もしかしたら浅草の売れない芸人として不遇だった時代の、彼の投影図なのかも知れない。

      ヒーローでもなく、かといって現在のビートたけしのキャラクターたるアンチヒーローでもない中途半端な主人公像が妙に心をそそるのは、そうした屈折した形で、監督・北野武の思い入れが込められているからではないだろうか。

      そうした想像をそそられるほど、この映画は"不思議な活力"に満ち溢れているのだ。そして、全編に迫力が漲っているのは、殴る場面を擬闘ではなしに、実際に殴らせているといった表面上の理由だけではないと思う。

      例えば、若い麻薬の売人が刑事たちに追われて逃げる時、大袈裟ではなしに眉が鋭角に吊り上がった物凄い形相になっている。セリフであれこれ語る事を避け、無言で意思を表明させる演出が、実に心憎い。

      登場人物は、相手への恨みや怒りを言葉で表現することなくにらみ合い、無言のまま暴力を行使していく。最愛の妹をむちゃむちゃにされようと無言だし、ナイフで刺されて死の恐怖に涙をこぼす時も無言だ。そこにこそ、本当の凄みがあるのだと思う。

      この映画は、セリフ過剰の映画が非常に多い中にあって、表情で読み取らせる面白さが、際立っている。初の映画演出で、こうも度胸良くセリフを捨て切ることが出来るのは、さすが海千山千の芸能界で百戦錬磨の北野武監督だ。

      そして、敵役の白竜、岸部一徳、吉澤健----というキャスティングが凄みを増幅する。若いエリート署長の佐野史郎も含め、無表情で不気味という共通項を彼らに持たせることで、同じく無表情で不気味な主人公と敵対しつつ、どこか感覚が通底しているのを示していて見事だ。

      意表を突くシニカルなラストを含め、俗流に媚びない、堂々とした自信が感じられるのが観ていて、実に素晴らしいと思う。
      >> 続きを読む

      2016/11/23 by dreamer

      「その男、凶暴につき」のレビュー

    • 4.0 ハラハラ

      北野武監督第1作目。

      「暴力」をとてもリアルに感じたのを記憶してます。

      2015/11/08 by yumen2015

      「その男、凶暴につき」のレビュー

    • 4.0

      北野武第1回監督作品は、今も色褪せぬ暴力描写が満載の映画。

      TVでのコメディアンとしてのイメージと、映画で演じる180度違う役柄に衝撃を覚えたものです。

      暴力の一つ一つに意味を持たせている所がすごいとこ。
      痛そうなとこがまた引き立てる(笑)

      後半に行くにつれ武さんが崩壊していく様が何とも惨め。
      白竜との対決とその後の行為は、刑事のときにもう形作られている。

      いずれにせよデビュー作から見せた演出は、後の作品にもしっかり引き継がれている事がよく分かる。
      >> 続きを読む

      2015/07/31 by オーウェン

      「その男、凶暴につき」のレビュー

    • 5.0 元気が出る クール

      初めて見たときに画面の美しさに衝撃を受けた作品。
      どのシーンも光と影のコントラストが強烈で美しく
      年月を経ても鮮烈な記憶に残っています。

      漂う空気や重苦しい沈黙が溢れていて
      タイトルの内に秘めた凶暴性というものが
      ずっと目に見えない形で画面にあってすごいなと思います。

      創作物特有の登場人物たちが先行きを知って動くエンターテインメント系とは違い、「現状もわかってない」という手探りで生きている様子がリアル。

      真剣に生きてるからコメディになってもいて、
      そういう気持ちを全部飲み込んで生きる姿がかっこよくて可笑しい。
      上手くいかなくっても生きるんだよ、生きてんだから。
      というちょっと諦めるかたちで明日への活力をもらえます。

      たけしさんは芸人の前は画家を目指していたと聞きますが、
      画面の随所にそのこだわりが現れているように思います。
      映画や芸術作品が本当に好きな人なんでしょうね。
      >> 続きを読む

      2015/02/25 by danchone

      「その男、凶暴につき」のレビュー

    • 北野作品は難解かつ暴力的なイメージが強いです。
      でもこれはなんだか元気がもらえそうな映画ですね! >> 続きを読む

      2015/02/25 by sunflower

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