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生きものの記録

I Live in Fear
ジャンル: 日本映画 , ドラマ
公開: 1955/11/22
監督:
製作国: 日本
配給: 東宝

    生きものの記録 の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 3.0

      三船が老人役をやっていることにしばらく気づかなかった。

      放射能の恐怖がある中、ブラジルへ家族とともに移住しようとして対立する老人の話。命あっての物種とはいうけど、どこまで自分の身を守ることに本気になれるか?目に見えない害に対し、自分だけは助かるかもと思いはしまいか?そういった害から家族を絶対に守ろうとする老人の実直さを笑えるだろうか?

      2018/12/24 by TSUBASA

      「生きものの記録」のレビュー

    • 5.0 切ない ハラハラ

      後々の説明を省くために、最初に訴状を読み上げるというのが、これ、意外とできそうでできないんじゃないかなあと思った。わかんないけど。
      でも、そのあと、その分、人間ドラマに集中できてよかった。

      黒澤映画の中でも、個人的に上位に入るくらい好きな作品。
      生きる力のある人に、みんなですがって、足引っ張って、結局危険を見ないようにして、日常に隠れて行ってしまうというあるある。
      すがる側の人間という自覚があるからグサッとくる。
      主人公のおじさんみたいなバイタリティーがほしい(泣) >> 続きを読む

      2017/04/09 by unkuroda

      「生きものの記録」のレビュー

    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「生きものの記録」は、黒澤明監督が原水爆反対の立場を表明した映画ですが、興業的には失敗したと言われています。

      黒澤監督の数少ない興業的な失敗作だと言われているこの作品を、自分の眼で確かめるために鑑賞しましたが、黒澤監督のこの映画に賭ける熱意、訴えずにはいられない強いメッセージ性がストレートに伝わってきて、何故ヒットしなかったのかが不思議なくらいの素晴らしい映画だと思います。

      主人公は若き三船敏郎が演じる町工場の経営者・中島喜一。この老人は実にエネルギッシュで、前半のイメージは、大家族を率いたゴリラかオランウータンというような感じで、三船の獣のような動物的な野性味に溢れています。

      そして、この老人は原水爆の実験に脅威を感じ、この地球上で安全な場所は南米にしかないと考えるに至り、"核実験の死の灰"から逃れるために、彼は一族全員を連れてブラジルへ移住しようとするのです。

      このことを知って慌てた家族の者たちが、父親を準禁治産者にする訴えを起こします。財産を自由に処分出来ない準禁治産者に認定してもらうためなのです。

      準禁治産者の仮処分を受け、ブラジルへ行けなくなったこの父親は、一族を率いるボス猿の感じから一気に弱々しい、老いた人間の姿になってしまい、急に不安がつのって発狂し、工場に放火してしまうのです----。

      この映画は、そんな彼の、というより、全ての人間が持つ、"核の恐怖"を見事に視覚化してみせます。夏の寝苦しい夜、蚊帳の中で眠る彼の顔は、あたかも被爆後の瀕死の人間のようです。心労から頬のこけた顔が、蚊帳にオーバーラップして、ケロイドで苦しむ顔に見えてくるのです。

      映像による大胆な"誇張的表現"ですが、これが素晴らしい説得力を持って私の胸に迫ってきます。

      誇張で真実を抉り出す、"風刺画家・黒澤明"の面目躍如たる、素晴らしい作品だと思います。

      主演の三船敏郎が老けのメイクで、"核への恐怖"から、一気に狂気へと至る人間像を熱演していて、さすがに三船、実にうまいと唸らされます。また、黒澤監督との名コンビで知られた音楽の早坂文雄は、この主人公の"心の不安や焦燥"を映し出す主要な楽曲を残した後、作品の完成を見ることなく逝去されました。
      >> 続きを読む

      2016/11/11 by dreamer

      「生きものの記録」のレビュー

    生きものの記録
    イキモノノキロク

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