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RDJ若い!そしてその若いRDJが流石の演技力で演じるチャーリー・チャップリンは見もの。 アイアンマンやジャッジ裁かれる判事ではそれほど感じられなかったが、チャーリー・チャップリンを演じるということでRDJの演技力がいかに高いものかということがわかった。難しいはずの動きがちゃんとコミカルに映るところは見事としか言いようがない。また、映画中にチャップリンの人生をコメディ映画のように描く三重構造など、RDJの演技力があるからこそ実現する作りは本当に面白かった。脚本が実力を持っているらしく、列車内でとある真実を知るシーンなど台詞がほとんど無くても心情を描写しきれている点も見事だった。 無声映画時代の上映、撮影風景の説明をはじめとする時代背景やフーバー長官との関係からチャップリンの人生がわかることも大きな魅力であった。 短所を挙げるとすれば、幼少時代の展開が書け有師であり、母との別れに悲壮感が少なかった点や、全体的に説明不足であった点がある。特に後者は予め知識が無いと理解しづらいなど難点としていささか大きい。 先にRDJの演技をほめたが、作中にも出てくる本物のチャップリンには到底かなわないのは元も子もないだろう。RDJの演技を見てあれ以上の想像が出来ないが、それだけ本物が秀逸であるということだろう。その不満点を挙げるならばこの作品ではなくチャップリン主演の映画を観るべきだろう。 >> 続きを読む
2017/08/15 by answer42
「チャーリー」のレビュー
ずっと気になっていながら、なかなか見られなかった作品。それだけに期待が大きかったですが、概ねその大きな期待に応えてくれた作品だと思います。喜劇王チャールズ・チャップリンの伝記映画で、ロバート・ダウニー・Jr.の出世作です。晩年のチャップリンがスイスの自宅で、自伝製作の為のインタビューを受け、過去を振り返るという体裁です。改めて魅力のある人だと感じましたが、女性関係には難ありです。まあ、『Ray/レイ』のレイ・チャールズの出鱈目ぶりには及びませんけどね。加えて、家庭人としても失格。その原因がどうも若い頃に恋した女性を引きずっている為であるようで、何だか先日劇場鑑賞した『愛を読むひと』の主人公を思い出しちゃいましたが、こういうことって結構あるのでしょうか?それはともかく、喜劇王としてのし上がって行く風景を描く過程で、彼の作品の撮影現場が再現されたり、実際にあった騒動を彼の喜劇映画風の演出で面白おかしく見せてくれたりするなど退屈させません。チャップリンの人物像としては、野心家で、自信家で、成功者ではあるけれど、彼を支えてくれる庶民たちへの想いは常に心のどこかにあって、決してエゴイストとかではない、思いやりある人物であると同時に、後のFBI長官となるフーバーのような権力志向の強い勘違い男に対しては露骨に嫌悪感をあらわにするという、ある種の正義感が強い反面、大人気ないというか、世渡りが意外に下手な面も持ち合わせている印象。でも、そんな人だからこそ、世間の半分がヒトラーを英雄視した時代に『独裁者』を撮り、科学万能、物質文明全盛、資本主義万歳な時代に『モダンタイムズ』を撮ったり出来たわけで、彼の魅力の源泉とは表裏一体の性質であるのでしょう。 >> 続きを読む
2015/06/20 by ぴぐじい
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