こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

運命の逆転

Reversal of Fortune
ジャンル: 外国映画 , ミステリー・サスペンス , ドラマ
公開: 1991/02/02
製作国: アメリカ
配給: フィーチャー・フィルム・エンタープライズII提供/松竹富士配給

    運命の逆転 の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全2件
    • 4.0 ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "あいつが妻を殺したのか? ------謎めいた貴族の綱渡りを描く社会派映画の秀作 「運命の逆転」"

      あの男は悪魔なのか。だとしたら、悪魔に正義は適用されるのか。サニー・フォン・ビューロー(グレン・クローズ)は、昏睡状態の中でそう問いかける。

      実際のサニーは、いつ覚めるとも知れぬ眠りに包まれている。夫のクラウス(ジェレミー・アイアンズ)は、財産目当てにサニーの殺害を企て、植物状態にしたとして起訴された。

      原作者は実際にあったこの事件の上訴審で弁護士を務め、無罪を勝ち取ったアラン・ダーショウィッツ。映画はこの事件をブラックコメディ風に描いていく。そして、「脳死」状態の妻サニーに事件を語らせるあたり、バーベット・シュローダー監督はなかなかの演出だ。

      このクラウスはデンマーク出身の元貴族。彼は2度にわたってサニーにインシュリンを注射して殺そうとした罪で、1審で有罪判決を受ける。ニコラス・カザンの手による繊細かつ生き生きとした脚本の中で、クラウスの凍り付いた魂は、弁護士チームの熱気とぶつかり合う。

      彼らは100日以内に、上訴に必要な証拠を見つけようと躍起だ。「私は無実だ。紳士としての私の言葉を信じていい」と、クラウスは弁護士たちに言う。ダーショウィッツ(ロン・シルバー)は、不信感を抱きながらも弁護を引き受けることに------。

      この作品では、母親殺しや死体性愛など、クラウスに付きまとう奇怪な噂にも触れている。クラウスの性格に背筋の寒くなるものを感じながらも、彼を救おうと立ち働く弁護士チーム。大した皮肉だと思う。

      バーベット・シュローダー監督は、クラウスが有罪か無罪かという点にはそれほど関心を示していないように思える。興味を寄せるのは、クラウスの人間性や彼を取り巻く世界のような気がする。

      回想形式のナレーションに従えば、サニーの精神は昏睡状態に陥る前から「眠っていた」ことになる。薬物と酒に溺れる彼女の顔は、夫と自分への軽蔑の念で醜くなっていく。生ける屍のようなサニーを、グレン・クローズが実にうまく演じていて、精神的に自殺していたと観る者を納得させる演技だ。

      ジェレミー・アイアンズ演じるクラウスは、悪の象徴である黒服をまとっている。法廷ではSMスタイルの黒い革の服に身を包み、雑誌の写真取材に嬉々としてポーズを取る不埒な男だ。

      たとえ、彼が無罪だったとしても、死ぬほど悪趣味という点では明らかに有罪だろうと思う。
      >> 続きを読む

      2017/07/05 by dreamer

      「運命の逆転」のレビュー

    • 3.0

      実際にあった事件を基に描くミステリ。

      富豪のクラウス・フォン・ビューローは妻のサニーの殺害を企てたとして告訴され、弁護士のアランに弁護を頼む。
      告訴したのは息子とメイド。
      証言がそろい過ぎておりアランは学生たちを含めて弁護に取り掛かる。

      いかにして無罪を勝ち取るのかに焦点が当たるが、非常にモヤモヤする展開が続く。
      実話なのに最後も解釈の仕方でどちらにも取れるようになっているのがその証拠。

      それもこれも容疑者にされるジェレミー・アイアンズの曖昧な態度が全て。
      冷静に演じているが、時に本性を出したりどちらなのか不安にさせる。
      >> 続きを読む

      2017/04/08 by オーウェン

      「運命の逆転」のレビュー

    運命の逆転
    ウンメイノギャクテン

    映画 「運命の逆転」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画