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男はつらいよ 寅次郎夢枕

Tora-san's Dream-Come-True
ジャンル: 日本映画 , ドラマ , コメディ
公開: 1972/12/29
監督:
製作国: 日本
配給: 松竹

    男はつらいよ 寅次郎夢枕 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0 笑える

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「男はつらいよ 寅次郎夢枕」は、シリーズ第10作目の作品。

      寅さん(渥美清)が、旅からから帰ってみると、幼馴染みの千代(八千草薫)が、柴又で美容院を始めている。
      早速、いつものように寅さんは熱をあげるが、とらやに下宿している若い学者の岡倉(米倉斉加年)も彼女に夢中だと知る。

      かくて三角関係となるのだが、寅さんは、やがて、むしろ彼と彼女を結び付けてあげるべきだと考えるようになるんですね。

      シリーズ第10作目にして、寅さんもようやく分別がつき、マドンナへの猪突猛進を自ら遠慮するようになったわけなのだ。

      寅さんのエネルギーにも限界が生じたのだろうか? シリーズとしては、これはひとつの危機である。
      実は、千代は学者馬鹿と言っていい岡倉なんかより、寅さんの方が好ましいと思っていたんですね。

      千代からその告白を聞いて、寅さんはタジタジとなる。
      いざ、そう言われると彼には、千代と所帯を持つ自信はないのだ。

      かくして、寅さんは、お約束通り、また旅へと-------。

      この作品は、全シリーズ中でも、かなり微妙な作品であると思う。
      寅さんは、騎士道物語の騎士たちのように、恋の理想主義者だが、その理想が実は夢想に近いもので、いざ実現の可能性が生じるとビビってしまうんですね。

      現実の結婚というのは大変なことだから、ビビるのはまあいいとして、寅さんがタジタジとなって腰をぬかした風情になり、結局、逃げてしまうのでは、渥美清の名演技はともかく、寅さんのいつもの理想主義はなんだったのだということになりかねない。

      ふだんは、恰好つけていただけなのか、それとも寅さんが結婚したのではシリーズが続かなくなってしまうという配慮なのか。
      どうせ寅次郎は馬鹿な男なんだからというのでは、すまない事態なのだ。

      毎回お決まりの失恋を繰り返さなければいけないという、我々観る者との約束事を守り続けることの困難さに耐え兼ねて、ちょっと目先を変えてみたことが、はしなくも基本設定の無理さや矛盾をさらけ出すことになり、寅次郎の理想主義の限界を、正直に告白する結果になったということだろうか。

      確かに、騎士道物語的恋愛のパロディを延々と繰り返すというのは、正直つらい作業で、そのつらさを率直にさらけ出してみせたという点では、これはむしろ、稀に見る、正直な作品だと言うべきかもしれませんね。

      そして、山田洋次監督は、この後また、気を取り直したかのように、寅さんのマドンナ崇拝を純化させていくのだが、しかしもう、初期のようには猪突猛進できなくなっている。

      寅さん自身のおかしさより、寅さんが世話してあげる人々の気の毒な事情などの方に、物語の重点を微妙に移していかなければならなくなるんですね。
      >> 続きを読む

      2018/09/15 by dreamer

      「男はつらいよ 寅次郎夢枕」のレビュー

    • 3.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      男はつらいよ第10作。マドンナは八千草薫。寅さんと同級生の幼馴染の設定でアダルティなマドンナ。今回は逆プロポーズされて明らかに恋愛成就のはずが寅さんのほうから遠慮しちゃう。何やってんだよー!。好きだったんじゃないのかよー!今からでもいいから行けー! >> 続きを読む

      2015/04/11 by seablue

      「男はつらいよ 寅次郎夢枕」のレビュー

    • > マドンナは八千草薫。

      おっ!
      「銀河鉄道999」のメーテルのモデルになったと言う方ですね♪ >> 続きを読む

      2015/04/11 by ice

    男はつらいよ 寅次郎夢枕
    オトコハツライヨトラジロウユメマクラ

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