こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

マルコヴィッチの穴

Being John Malkovich
ジャンル: ドラマ , コメディ
公開: 2000/09/23
製作国: アメリカ
配給: アスミック・エース

    マルコヴィッチの穴 の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全7件
    • 5.0 笑える 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      一見何の変哲もないニューヨークのど真ん中にあるビル。その7と1/2階で発見された小さな"穴"。そこは何と俳優ジョン・マルコヴィッチの頭の中に通じていた!!

      奇想天外なストーリー、独創的なプロットが、私の心を混乱と不条理な感覚に陥らせた、これは稀にみる凄い映画だ。

      監督のスパイク・ジョーンズは、CMやミュージックビデオの世界では、既に名だたるユニークな存在。無限の想像力を感じさせる天才クリエイターの記念すべき映画デビュー作品なのです。

      まずは、7と1/2階のオフィスが極めて異質な雰囲気を漂わせる。背をかがめて行き交う人々、会話の成り立たない受付。都会の喧騒に潜むゆがんだ空間は、悪夢を予感させる。

      そして、いよいよ、マルコヴィッチの登場。まるで、悪夢への入り口さながらだ。最初、のぞきの快感が興味をそそり、私もこんな穴があったら入りたいという好奇心が湧いてくる。

      しかし、次第に人間の頭をもたげてくるのは、邪悪な知恵なのだ。他人になってみたいという、人間の潜在的な願望が、"予測不能な悲喜劇"を引き起こしてしまう。

      クレイグ(ジョン・キューザック)は、マルコヴィッチに入ることでマキシン(キャスリーン・キーナー)への片思いを叶えようとする。クレイグの妻ロッテ(キャメロン・ディアス)は、マルコヴィッチに入ることで自分の中に眠っていた「男性」を自覚し、マキシンとの恋愛に溺れていく。

      このマキシンを巡って、マルコヴィッチに入ったクレイグ、マルコヴイッチに入ったロッテと、ただでさえややこしい三角関係が益々ややこしくなっていく。すっかり器と化してしまったマルコヴイッチが実にかわいそうだ----。

      そして、奇抜なブラック・ユーモアに彩られた人間の姿は、おかしくも哀れでさえある。

      この映画の中でも、特に傑作な爆笑場面は、マルコヴィッチ自身がマルコヴィッチに入るくだり。何が起こるかは観てのお楽しみだ。一つのオチを迎えるこの場面で、観ている我々は正気に返り、一方、映画の中のキャラクターたちは、未だ覚めぬ悪夢の中にいるというわけだ。

      人間を客観的に見る目を取り戻した、観ている我々にとって、強烈なインパクトを与えるのが、人間の変身願望の器となったマルコヴィッチが、操られた人形のごとく踊る場面だ。

      中を支配するクレイグの特技は人形使い。そして、この人形使いが転じて人間使いになってしまう着想は、抜群にうまいと思う。そして、人間に内在する欲望が外へ放出された時の狂気には、笑いを通り越して、恐怖すら感じてしまうのだ。

      ただ、「どうしてマルコヴィッチでなければいけなかったのか?」というのは、観ている誰しもが感じる疑問だと思う。そもそも、ジョン・マルコヴィッチとは、メジャーな役者であるにも関わらず、どんな作品に出演しているかが思い出せないといった"不思議なカルト性"を備えた存在。

      そのように考えた時、他人に侵入されてしまうなんて役は、実はうってつけなのかもしれない。この作品での、クレイグが入ったマルコヴィッチ、ロッテが入ったマルコヴィッチを演じ分ける怪演も絶妙であったと思う。

      最終的に、秘密の穴の先には、「人間の存在とは何なのか?」という哲学的なテーマが横たわっているのだと思う。時間、空間、恋愛、性といった様々な概念を倒錯させる「マルコヴィッチの穴」とは、"現代の人間社会の混迷"を象徴する不可思議なキーワードとして、いつまでも脳裏に深く刻み込まれるのかも知れない。
      >> 続きを読む

      2016/11/17 by dreamer

      「マルコヴィッチの穴」のレビュー

    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      非凡のセンスを感じる。たしかに異性の脳の中に少しでも入ったら本来の性別なんてどっちかわからなくなるのも無理はないなぁ。個人的にはチャーリーシーンに相談するのがツボです(笑) >> 続きを読む

      2016/02/09 by たかやん

      「マルコヴィッチの穴」のレビュー

    • 評価なし

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      「ザ・シークレット・サービス」で存在感のある悪役を演じて名前を覚えたジョン・マルコヴィッチ。その後彼の名前が映画のタイトルになっているのでどんな映画かなと常々気にはなっていた。話(理解できない内容なので追いかけるのはあきらめた)よりも人形がいろいろ複雑な動き(エロい動きなのはしょうもないなと思ったけど)ができるのだなというのが驚き。あとキャメロン・ディアスが出ていたのはエンドロールで始めて知った。さらにチャーリー・シーンのハゲ面には爆笑。何気にカメオでブラッド・ピッドも出たりと豪華だった。  >> 続きを読む

      2016/02/05 by おにけん

      「マルコヴィッチの穴」のレビュー

    • 評価なし

      鑑賞日:2002/12/28
      鑑賞回数:1回目
      鑑賞種類:VHS
      評価:不明

      2015/02/19 by ASANO

      「マルコヴィッチの穴」のレビュー

    • 5.0 笑える 切ない

      想天外という言葉がこれほどに合う作品も珍しい。
      何しろマルコヴィッチになれるのだからそりゃ楽しいに決まってる(笑)

      設定自体も非常に秀逸。72/1階の部屋だとか、屋根がやたらと低いだとか、穴がそんな単純なところに存在するだとか。ことごとくツボをついていく設定に笑えてしょうがない。
      極めつけはマルコヴィッチ自体が入った時の衝撃。

      周りの人間自体もよく描けている。キューザックやキーナーもいいが、キャメロン・ディアスの変貌振りが一層際立つ。ボサボサ髪にするだけで随分とキャラが違うことには驚く。

      終盤やや物語が弱く感じるが、それでもこの面白さは見捨てることができない。
      おススメの一品。
      >> 続きを読む

      2015/02/07 by オーウェン

      「マルコヴィッチの穴」のレビュー

    • パッケージの光景が夢に出そうです...(笑)

      2015/02/08 by ice

    もっとみる

    マルコヴィッチの穴
    マルコビッチノアナ

    映画 「マルコヴィッチの穴」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画