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オール・ザ・キングスメン

All The King's Men
ジャンル: 外国映画 , ドラマ
公開: 1976/09/25
製作国: アメリカ
配給: IP

    オール・ザ・キングスメン の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 5.0

      ロバート・ロッセン監督の「オール・ザ・キングスメン」は、ストレートで、実に堂々たる語り口の映画だ。
      二時間近い長尺にもかかわらず、息つく暇もなく、最後まで一気呵成に観せられてしまう映画は珍しい。

      古き良き時代のアメリカ、絵に描いたような悪徳政治家の物語さえ、奇妙に堂々と、一直線に進行するのは、なぜなのか?

      題名の「オール・ザ・キングスメン」とは、言うまでもなく、マザーグースの一節だ。
      人、皆すべて王の家臣、全世界は王様のためにこそあるのだ、という意味だ。

      アメリカのある架空の州、ウィリーと呼ばれる男がいた。実直な小役人だ。
      不正と汚職の横行にたまりかねて、州知事選に自ら立候補する。
      孤立無援のウィリー、激しい選挙妨害、むろん落選。そんな失意の時、ウィリーは、新聞記者バードンと知り合う。

      ウィリーは、妻に励まされつつ、独学で弁護士の資格を取り、その後、タフな行動力を発揮し、州知事にまで一直線に昇りつめる。

      こうして、今や絶大な権力を握ったウィリーは、列島ならぬ州改造計画に乗り出す。
      道路にも橋にも建物にも、ウィリーの名前が付けられるのは言うまでもない。

      しかし、古き良き時代、ウィリーは、あくまでひたむきだ。無数の善意の集合が、ウィリーを巨大な悪意に変えたのか?

      一転して、利権と私欲の道にのめり込み、酒びたり、女びたりとなっても、ウィリーはどこか憎めないのだ。
      その魅力に魅かれて、バードンや女性秘書らが、側近政治を形成する。

      テレビもマスコミもCIAもなく、選挙から粛清まで、すべての陰謀は、この少数の側近がとりしきる。
      暗殺さえも自前、記者くずれのバードンの役割は、もっぱら政界のスキャンダル収集だ。

      誰だって叩けば埃が----というウィリーの信念は凄まじく、高潔な政治家でさえも、昔の不正を突きつけられて、自殺に追い込まれる始末。

      危機を乗り越えたウィリーを、歓呼で迎える大群衆、ウィリーがバードンから奪った美しいアンとその兄の姿も見える。
      そして、得意の絶頂での意外な結末。大統領をも目指すウィリーの野望は挫折し、悲劇は終わりを告げる。

      ウィリーのモデルは、1930年代にルイジアナ州で権勢をふるった、上院議員ヒューイ・ロングだ。
      ロバート・ペン・ウォーレンの同名の原作小説は、1947年のピューリッツア賞、そしてこの映画化作品も、1949年度のアカデミー賞の最優秀作品賞の栄光に輝いている。
      >> 続きを読む

      2020/10/29 by dreamer

      「オール・ザ・キングスメン」のレビュー

    • 4.0

      政治の世界に理想などないと知り、じゃあ俺がと立候補したウィリー。
      票集めに苦心するが、周りの環境によって本音を言えるウィリーは次第に人気者になりついには当選。
      しかし政治家になってからは、理想と現実のギャップに買収で解決しようとし始める。

      政治映画としては優秀な部類である。
      それは同じ穴の狢という政治家に求める部分をそのまま描いているから。

      分かりやすいように堕ちていく過程。
      それをどこで気付くのか、また気付かずに終えるのか。

      理想だけでは生き残れないが、かと言って不正に手を染める事に慣れたウィリーはもう後戻りできない。
      それが理想であると信じてしまったがゆえに。
      >> 続きを読む

      2020/08/27 by オーウェン

      「オール・ザ・キングスメン」のレビュー

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