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オール・アバウト・マイ・マザー

All About My Mother
ジャンル: ドラマ
公開: 2000/04/29
製作国: スペイン
配給: ギャガ・コミュニケーションズ=東京テアトル配給(東京テアトル=博報堂=ギャガ・コミュニケーションズ提供)

    オール・アバウト・マイ・マザー の映画レビュー (最新順)

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    全8件
    • 3.0

      最近ペドロ・アルモドバルが無性に観たくて、iTunesで大人借りしようと思ったら初期のマイナー作品ばかりしかなくて、どうしたんだろう、iTunesってアルモドバルに限らず、昔あったものがなくなったりで、オンラインだからと安心してばかりもいられないです、はい。

      これ、学生の時、わらわらとサークルの仲間と連れ立って映画館で観たんではなかったかしら。一々のカットがファッション雑誌の表紙を飾れるくらい、構図も色彩も決まっていて、監督の気合を感じます。それから、女性賛歌三部作の一、と謳われるだけあって、まあ出てくる女優たちがみんな格好いい! 女優のウマがシボレーの助手席でタバコを燻らせながら言うセリフ。「私からタバコを取ったら何も残らない」「名声があるわ」「名声なんて味も香りもしない。だから私はウマ=煙なの」

      『イブのすべて』や『欲望という名の電車』の本歌取りであるのはいいとして、カサベテスの『オープニングナイト』が下敷きになっているのは若い時分は気がつきませんでした。ジーナローランズも格好よかったですね。でも、ラテン系のサバサバした感じ、下ネタもあっけらかんとこなして陽気な彼女たちに、より惹かれる昨今です。

      ヨーロッパの、殊ラテン系の国の夜はしっとりと濡れている。夜はスペイン語でノイテ、フランス語ならヌイ、これらnで始まることばが、濡れるのnに呼応している。濡れているから、石造りの街に街灯やネオンがとても映える。

      ゲイも女として見ている、というのがアルモドバルの視点か。だから、アグラードの即興の漫談が胸を打つ。女になるためにどれだけ自分の体に投資したかを数え上げ、「完璧な女になるためには、かくも高くつくのだ」とオチをつけると、観衆が喝采する。

      それにしても一々のハグに伴うキスの嵐。あれは一般的なものなのか。スペインに吹き荒れるコロナ禍を思いました。
      >> 続きを読む

      2020/04/27 by Foufou

      「オール・アバウト・マイ・マザー」のレビュー

    • 4.0

      シリアスで愛がある中にもどこか滑稽さがあり、すべての「母親」に対してのリスペクトを感じて良かった

      2018/07/26 by motti

      「オール・アバウト・マイ・マザー」のレビュー

    • 4.0

      物語は悲劇的で重い話なのに全体のトーンが緩やかに進んでいくので、鑑賞後もそれほど暗い気持ちにはならない。

      だがそれらを全て差し引いてもやはりこれは女の物語なので、共感出来たとはいえない。
      寧ろ女性に積極的に進めたい作品でもある。

      父親を探す女や、レズの女、男から女になったものなど色々な女性が出てきますが、それらの誰もが幸せでないというのがミソ。
      ただ全員前向きに生きてゆこうとする力強い思いは感じ取れる。

      ペドロ・アルモドバル監督の作品は女性の繊細な部分をうまく見せてくれる。
      世界中で絶賛されたのも納得できる。
      今じゃ売れっ子のペネロペ・クルスも出ており、実に美しい。
      >> 続きを読む

      2018/07/18 by オーウェン

      「オール・アバウト・マイ・マザー」のレビュー

    • 5.0 切ない

      全ての人は母から生まれる。命の源である母とは一体、何だろう? ----ということを考えさせてくれ、そんな母なるものを見事に描いたのが、このスペインのペドロ・アルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」だ。

      傷つきながらも励まし合い、たくましく生きる女たちの姿は、気高い。そんな人生の素晴らしさを感動的に伝えてくれる映画だ。

      この映画には、今の人間社会が抱える様々な問題が出てくる。臓器移植、エイズウイルス、シングルマザー、性倒錯、同性愛----。

      この映画の登場人物はみな、今までの規範を頼りにしては生きられない人たちだ。闇の中を手探りで歩いていくように、独自の生き方、死に方を探り当てていく。

      そして、規範からはずれた生活をしていても、決して愚かではない。自分の頭で考え、自分の脚で立っている。どん底から自力で這い上がる、たくましさと聡明さを持った女たちだ。それがこの映画を、珍しく清々しい女性映画にしていると思う。

      最愛のひとり息子を交通事故で失い、悲しみに打ちひしがれたマヌエラ(セシリア・ロス)は、故郷のバルセロナへと向かう。目的は、息子が生まれたことさえ知らせず別れた、元の夫に息子の死を知らせるためだ。

      だが、この元夫は、ゲイであり、エイズウイルス(HIV)に感染して行方不明になっていた----。

      原色を大胆に配した色彩感覚、クローズアップの顔。それに耐える役者たちの力強い個性。そして、刻み込まれたシワまでが美しい。

      シリアスさとユーモアが混じり合った、ペドロ・アルモドバル監督の独特の語り口は、悲しみも喜びもある、本物の人生を映し出していると思う。

      「欲望という名の電車」や「イヴの総て」など、過去の名画が物語の中に巧みに織り込まれていて、女らしい甘さもたっぷりあって、演じる女優たちがみな、その役柄を本当に生きているように、実にうまいのにも感心した。

      その中でも、何と言ってもペドロ・アルモドバル監督映画の常連で、女の苦労もたっぷりしてきた老哲学者みたいな顔をした、大女優役のマリサ・パレデスが、特に素晴らしい。

      元夫を捜すうちに、マヌエラが巡り合う人々。母にならなかったレズビアンの大女優、HIVに感染したまま妊娠した修道女、母にも父にもなれなかったゲイの友人----。このマヌエラを含めて、彼女たちは悲しみを背負いながらも、母のように優しい。

      失われた命、新しく誕生した命を、我が子として慈しむ彼女たち。母性は全ての人の内にあり、母の愛は様々な愛の原型なのかも知れないと思わせる。

      母へ、女性へ、そして命への賛歌。心を洗う珠玉の名作だ。

      なお、この映画は公開後、世界中で絶賛され、1999年度のアカデミー賞で最優秀外国語映画賞、同年のゴールデン・グローブ賞で最優秀外国語映画賞、NY映画批評家協会賞・LA映画批評家協会賞の最優秀外国語映画賞、カンヌ国際映画祭の最優秀監督賞、英国アカデミー賞の最優秀外国語映画賞・最優秀監督賞、フランスのセザール賞の最優秀外国語映画賞をそれぞれ受賞しています。
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      2016/12/13 by dreamer

      「オール・アバウト・マイ・マザー」のレビュー

    • 4.0

      女優陣が全員素晴らしい。産む苦しみを知っている女だからこそ喪う苦しみを再生の力に変えていけるのかもしれない。

      2015/11/29 by Chihoish

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