こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

橋の上の娘

La fille Sur le pont
ジャンル: 外国映画 , ドラマ , ラブロマンス
公開: 1999/12/11
製作国: フランス
配給: シネマパリジャン配給(アミューズ=ギャガ・コミュニケーションズ=シネマパリジャン提供)

    橋の上の娘 の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全2件
    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      パトリス・ルコント監督が、切なくも美しい愛の寓話を作り上げた。それがこの映画「橋の上の娘」だ。

      男運の悪さに絶望し、橋の上から身投げした娘とそれを救ったナイフ投げの曲芸師。不思議な運命で結ばれた男女の純愛の物語。

      ナイフ投げと的という、男女のSM的な設定が絶妙だ。パトリス・ルコント監督らしいフェティシズムに溢れたナイフ投げのシーンは、この上なくエロティックでもある。

      ナイフが一本一本、身体スレスレに刺さるたびに、ヴァネッサ・パラディが吐き出すあえぎ声、悦楽の表情が何とも色っぽく、しかも、ダイエル・オートゥイヤとの間で交わされる官能的なセリフは、ほとんどセックスをしている男女のそれを限りなく連想させる。

      パトリス・ルコント監督は、近年の映画に氾濫するセックスシーンを排除して、真の官能を追求しているかのようだ。キスシーンすらないラブ・ストーリー。そのものズバリは見せず、この直接的な描写を控えた演出は、映画の表現の一つの在り方を示した、優れた美学の境地にまで達していると思う。

      パリ、モナコ、サンレモ、アテネ、イスタンブールと紡がれていく世界を舞台にした愛の行方にもドキドキさせられる。

      みるみるうちに、ツキに恵まれていく二人の時間は、観ている方も楽しくなってくる。そして、離れ離れになった遠い空の下で会話を交わす二人。正直、これには驚いてしまった。こんな荒唐無稽なシーンを堂々とやってのけてしまう、パトリス・ルコント監督に拍手を送りたいほどだ。

      加えて、時には躍動的に、時には静謐に二人の心象風景を描き出す美しいモノクロ映像も、実に素晴らしい。

      ベニー・グッドマンのスウィング・ジャズ、アラブ系の音楽、マリアンヌ・フェイスフルの物憂げな歌声といった音楽の使われ方も適材適所で、実にムードがあるのだ。

      生と死が交差する橋の上での男と女の皮肉な関係が、このドラマの核になっていると思う。本当に救われたのは、女なのか、それとも男なのか? そんなことに思いを馳せながら観るのも面白い。

      この作品は、同じくパトリス・ルコント監督の「髪結いの亭主」の対極に位置する映画だと思う。「髪結いの亭主」のヒロインは、幸福の絶頂で唐突な死を選び、その愛を永遠のものとする。

      一方、この作品でのキャラクターは、死の影を色濃く引きずりながらも、生きる道を選ぶ。先にはもっと素晴らしい幸福が待っているか、思いがけない不幸が待っているかはわからない。ただ、持続する愛を信じようとする男女の姿は、観ている私に勇気を与えてくれる。

      いずれにしろ、この現実世界と夢の世界の波間を漂うような、不思議な感覚こそが、パトリス・ルコント監督の映画の最大の魅力だと思う。
      >> 続きを読む

      2017/03/20 by dreamer

      「橋の上の娘」のレビュー

    • 4.0

      モノクロの映像から雰囲気や管楽器の音楽などに至るまで、まさにルコント節が炸裂するドラマ。

      出会いは橋の上。そこからお互いを補完する関係へと繋がる旅。
      特にナイフ投げによって運命を託す場面の耽美さは、二人の快楽が垣間見える瞬間。

      一緒にいるときと、そうでない時の状況や状態はやはり二人が出会ったのは運命だと分からせるに充分。

      ただラストの展開は安直すぎたかなと。
      途中で読めたんで☆一つマイナス。
      >> 続きを読む

      2016/07/28 by オーウェン

      「橋の上の娘」のレビュー

    • ナイフが刺さっちゃう?ハッピーエンド?どっちですかねー(≧∇≦)

      2016/07/28 by メッシイ

    橋の上の娘
    ハシノウエノムスメ

    映画 「橋の上の娘」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画