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ミスタア・ロバーツ

Mister Roberts
ジャンル: 外国映画 , ドラマ , アクション , 戦争
公開: 1955/12/23
製作国: アメリカ
配給: ワーナー・ブラザース

    ミスタア・ロバーツ の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 笑える クール

      "反ヒロイズム、反戦のメッセージを打ち出し、ヒューマニズムの問題も提起した傑作喜劇「ミスタア・ロバーツ」"

      この映画「ミスタア・ロバーツ」は、1948年にブロードウェイで初演され、3年余りに渡ってロングランされた、アメリカ演劇史に残るエポック・メーキングな舞台劇の映画化作品です。

      原作者のトーマス・ヘッゲンは、海軍に在籍していた時の体験を活かして書いたと言われていて、監督を「駅馬車」「怒りの葡萄」のジョン・フォードと「哀愁」「若草物語」のマービン・ルロイの二人の共同監督となっています。

      そして、この映画での最大のお楽しみは、その出演者の豪華な事です。「荒野の決闘」「十二人の怒れる男」のヘンリー・フォンダ、「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」のジェームズ・キャグニー、「お熱いのがお好き」「ミッシング」のジャック・レモン、「影なき男」のウィリアム・パウエルと、映画好きにはたまらない、ハリウッドの伝説的な名優の競演になっています。

      第二次世界大戦の末期、太平洋上に浮かぶ、その名も"いやいや号"という名のオンボロ輸送船の中に、華やかな激戦の陰に隠れて、地味な任務についている連中がいます。そのうちのひとり、貨物係のロバーツ中尉(ヘンリー・フォンダ)は、戦闘部隊への転属を願い出ていますが、ぐうたらな艦長(ジェームズ・キャグニー)にその都度、態よく握り潰されてしまいます。このように、ロバーツはことあるごとに、艦長と衝突ばかりしているのです。このあたりのフォンダとキャグニーという二人の芸達者な俳優の掛け合いのうまさが大変おかしく、やはり舞台劇ならではの面白さになっていると思います。

      そして、ある日のこと、近くの島に美人の看護婦がやって来て、ロバーツは島への上陸を計画しますが、果たしてどうなるのか----、というような、個性豊かな俳優を揃えての、海軍のおおらかな生活を描いた痛快喜劇が繰り広げられていきます。

      この映画は、第二次世界大戦を背景にしていますが、反ヒロイズム、反戦のメッセージが強く打ち出されていて、全体としては荒削りなタッチの映画ですが、その中にヒューマニズムの問題が提起されていて、ただの戦争オンリーの映画とは一味違った快い感動が味わえます。

      戦争というものに直接タッチしない面々が、"いやいや号"という限られた艦内で、退屈しのぎに起こす様々な珍事件。それでいて、ジョン・フォード監督は心あたたまる男の友情をドラマの主軸にする事を忘れてはいません。

      ブロードウェイの舞台のヒット劇であっても、その映画化に際しては、やはりフォード監督一流の"人情劇"に仕上げているのはさすがだと感心しました。そして、私の大好きな俳優のジャック・レモンが事実上のデビュー作となるこの映画でのちゃっかりしたコミカルなキャラクターを演じて、いきなり1955年度のアカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞しているから、さすがです。
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      2016/06/30 by dreamer

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