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アバウト・シュミット

About Schmidt
ジャンル: ドラマ
公開: 2003/05/24
製作国: アメリカ
配給: ギャガ=ヒューマックス(ギャガ・コミュニケーションズ=トライエム=カルチュア・パブリッシャーズ 提供)

    アバウト・シュミット の映画レビュー (最新順)

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    全5件
    • 4.0

      すべてを失くした日、人生最高の贈りものが届いた。

      期待度★★★★☆

      特別盛り上がるシーンはないが主人公の移り変わる心情を楽しめた
      ンドゥグへの手紙は複雑な気持ちになった

      2018/04/08 by もろやま

      「アバウト・シュミット」のレビュー

    • 5.0 笑える 元気が出る

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "人生の三大転機を迎えて、初めて深い孤独に気付く一人の平凡な男を至高の演技で表現したジャック・ニコルソンの名演技が堪能出来る 「アバウト・シュミット」"

      ウォーレン・シュミット。66歳。定年退職、妻との永遠の別れ、娘の結婚----。人生の三大転機を迎えて、初めて深い孤独に気付く----。

      頭ではわかっていても、実際に経験してみないとわからない事というのがあると思います。この映画でシュミットが体験した定年退職後の空虚な気持ちや妻を亡くした直後の喪失感については、不自由で寂しいだろうなと、漠然と頭では理解出来ても、実質は自分自身がそうなってみないとわからない事だと思います。

      この意味では、そういった誰もがいずれ経験するであろう状況を描いたこの作品は、興味と関心をそそられる題材になっていて、他人事ではない感覚でこの映画と対峙せざるを得ないのです。

      但し、この映画が凄いのは、そこで感傷に訴えないところです。むしろ、それを敢えて拒んでいると言っていいくらいで、あくまでシュミットという人間の人となりを追い続けるところがいいんですよね。

      そうする事で、シュミットの微妙な感情の起伏を正確に捉える事が出来るのだと思うのです。その分、このシュミットという、どこにでもいそうで、しかし、ある意味、複雑な人物像を演じるジャック・ニコルソンにとっては、非常に難しく、かつ責任も大きい役どころだったように思います。

      だが、この映画でのジャック・ニコルソンは文句なしに素晴らしかったと思います。ジャック・ニコルソンという希代の役者がいなかったら、この映画は成立しなかっただろうとも思います。

      この作品は、どこにでもいそうな平凡な人間、ウォーレン・シュミットが自分の人生を見つめ直す、いわば人間としての"自分探しの旅"に出るパーソナル・ストーリーだと言えます。

      これまでの人生において、誰に対しても心を閉ざしてきて、周囲の人間と精神的な絆を結ぶ事を絶ってきた器量の小さい男----。長年連れ添った妻を亡くした時も、一人娘の結婚式でスピーチに立たされた時でさえ、その心をさらけ出す事がなかったシュミット----。というよりも、それは素直に感情を表現する術を知らない哀しい男なのかも知れません。

      シュミットは旅の中で、「自分は誰かの役に立てていたか?」と自分自身に問いかけるが、答えは見つかりません。しかし、そのうち妻や友人の過ちを許せるようになっていきます。そんなシュミットが心の奥底に眠らせていた熱いものを、ごく自然な形で表に出すラストシーンは、心の底から幸せがこみ上げてくるような感動的なシーンであったと思います。

      ただ、ここでも必要以上に感傷が引っ張られる事はなく、さっと幕が下ろされるのです。こんな演出はある意味、勇気のいる演出でなかなか出来ないなと関心してしまいます。

      以上、この映画はウォーレン・シュミットという一人の男の物語でした。もう、充分でしょう? その後のシュミットがどうなったか? それは観客の皆さん一人一人のご想像にお任せしますよ、と言わんばかりのアレクサンダー・ペイン監督の演出のうまさには唸らされます。

      そして、この映画を観終えて、ひしひしと感じたのは、アレクサンダー・ペイン監督の俳優ジャック・ニコルソンに対する"強い信頼"です。本当なら、反発を買ってもおかしくないようなダメ親父の見本のようなシュミットを、愛嬌たっぷりに演じてみせたニコルソン。

      彼の表情の一つ一つが、至高の演技はどんなに優れた演出にも増して雄弁であるという事を証明しているのです。

      ニコルソンと共に共演のキャシー・ベイツも本当に素晴らしかった。あの偏屈で自己中心的なシュミットの腰を引かせてしまうアクの強さといったら、さすが大女優の風格だなと感心してしまいました。

      なお、この映画は2002年度のゴールデン・グローブ賞の最優秀主演男優賞(ドラマ部門)・脚本賞を、同年のLA映画批評家協会賞の最優秀作品賞・主演男優賞・脚本賞を、放送映画批評家協会賞の最優秀主演男優賞をそれぞれ受賞しています。
      >> 続きを読む

      2016/07/29 by dreamer

      「アバウト・シュミット」のレビュー

    • このジャケット、コミカルで好きです
      dreamerさんの鋭い観察眼のレビューで私も観たくなってきました。
      今度レンタルしてみます!
      >> 続きを読む

      2016/07/29 by つまようじ

    • つまようじさん

      この「アバウト・シュミット」という映画は、コメディという形を借りてはいますが、随所に散りばめられた笑いの源は、"人生における喪失感と苦しみ"だと思います。

      主人公のウォーレン・シュミットは定年退職した直後に妻に先立たれ、独りぼっちで"老い"に直面します。冷笑は影を潜め、ニコルソンが醸し出すのは"人生の空しさに気付いた男の戸惑い"なのです。

      そして、この作品が抉り出すのは家庭の崩壊。観ていて身につまされる人も多いでしょうが、優しさが辛辣さをカバーし、心を傷付けられる事はありません。

      アレクサンダー・ペイン監督は、"浮かれた気分と屈辱と傷心"を一度に描ける稀有な才能の持ち主だと、いつも彼の映画を観るたびに思います。

      「アバウト・シュミット」は、泣いたり、笑ったりと、感情を動かされるロード・ムービーですが、しかし、観終った後は、シュミットと旅を共にした事をうれしく思え、爽やかな気持ちになれる、そんな映画なのです。

      シュミットを演じるジャック・ニコルソンの抑制の効いた、切なくも滑稽な演技の見事さ。この作品は「カッコーの巣の上で」と並んで、彼の最高の演技を示したものだと思います。
      >> 続きを読む

      2016/07/29 by dreamer

    • 4.0 笑える

      オマハの保険会社を定年退職の日を迎えたウォーレン・シュミット。新たな人生を歩むことになったウォーレン。退職の翌朝目覚めウォーレンは仕事中心の人生だった為、いざ何をするか決まらずに空虚な日々を過ごしていた。ある日何気無く見ていたテレビで知った慈善団体に寄付をし始め、恵まれない子に手紙を書く事になるのだが…。

      高評価なレビューを見て、鑑賞したくなりレンタルしてみました。
      退職後のこんなはずじゃ無かった感の男の人生を描いた話なのだが、私には「あるあるネタ」としてこの男に同情や共感して鑑賞するには、ちと早い作品だったのかもしれない。

      しかしながらジャック・ニコルソン演じるウォーレン・シュミットの喜怒哀楽は何とも表情や表現が豊かで良かったし、満たされぬ心も何となーくだが解る気がした。
      故にラストシーンのウォーレン・シュミットが感じた気持ちや空虚だった心に満たされてく感覚も何となく感じとれて感慨深かった。

      まだまだ先だが、定年退職後に再鑑賞したい作品だ。きっとその時には今作を今とは違った視点で鑑賞できるだろう。

      とか書きましたが、ジャック・ニコルソンが好きな方には一見の価値ある作品でもあります(^ ^)
      >> 続きを読む

      2015/06/25 by fate

      「アバウト・シュミット」のレビュー

    • milkteaさん。
      彼は確かにシャイニングのイメージとか強いですよね。
      でも実は豊かな表情や満面の笑みもできる。豊かな演技の持ち主なのだなぁと改めて今作で痛感しました。 >> 続きを読む

      2015/06/25 by fate

    • メッシイさん。
      久しぶりにジャック・ニコルソン主演作を観ましたが、表現力豊かな俳優さんだと改めて実感しました(^ ^) >> 続きを読む

      2015/06/25 by fate

    • 5.0 笑える 元気が出る

      停年退職した男のこれからの人生をつづった物語ですけど、ただのヒューマン調にならなかったのが大いに素晴らしい点。

      アレクサンダー・ペインはお気に入りの監督であり、そこに皮肉や笑いを入れるのが非常にうまい。
      孤児に対して手紙を綴るシーンではシュミットの個人的な怒りが炸裂して爆笑しました。

      何だかんだいってラストは静かに涙を流させてくれる。
      こういう作品はもっと評価されてよいはず。それにしてもニコルソンは年齢を感じさせても演技の幅は感じさせない役者であることを痛感。

      それにしてもキャシー・ベイツのあのシーンのインパクトはすごすぎ(笑)
      >> 続きを読む

      2015/02/07 by オーウェン

      「アバウト・シュミット」のレビュー

    • ジャック・ニコルソン、老けたなぁ...(涙)

      2015/02/07 by ice

    • 4.0

      仕事一筋で生きてきて定年退職。
      妻にも先立たれて、娘はろくでもない男と結婚しようとしている・・・

      どこにでもいそうな平凡な男をジャックニコルソンが好演しています。

      シニカルでコメディタッチですが、愚痴ったり、ふと孤独感を感じたり、人生に迷ったりする様子がどこか共感できてちょっと泣けます。

      「シャイニング」や「カッコ―の巣の上で」のような鬼気迫る演技とは違ったユーモアたっぷりの演技。うまいです。

      じんわりと何かが心に残る良い映画です。
      >> 続きを読む

      2013/09/05 by Sophie

      「アバウト・シュミット」のレビュー

    アバウト・シュミット
    アバウトシュミット

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