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トーク・トゥ・ハー

Talk to Her
ジャンル: ドラマ , ラブロマンス
公開: 2003/06/28
製作国: スペイン
配給: ギャガ・コミュニケーションズ

    トーク・トゥ・ハー の映画レビュー (最新順)

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    全11件
    • 評価なし

      交通事故で4年間昏睡状態のバレリーナを愛し、献身的に世話する介護士。一方、恋人の女闘牛士が競技中の事故で昏睡状態になったため、ふさぎこんでいる男。そんな二人の男が出会い、互いの境遇を語り合ううちに、厚い友情で結ばれるようになるが…。

      2021/01/13 by Silencer

      「トーク・トゥ・ハー」のレビュー

    • 0.0

      アルモドバルの2002年の作品。『オール・アバウト・マイ・マザー』と『バッド・エデュケーション』の狭間。大変評価が高く、ここでも皆さま絶賛されてますね。

      たしかに目が離せない、というか、テンションが高く、ドラマの行方に身を乗り出す面白さです。

      植物状態になった闘牛士リディアを見舞ううちに、恋人でライターのマルコは、看護人ベニグノと出会う。この介護者は、やはり植物状態の若い女性アリシアの世話をすることに喜びを見出していた。

      ベニグノは事故に会う前のアリシアに執心し、しつこく付き纏ったことがあった。

      アルモドバルが描く異形の愛……。てゆーか、ストーカーじゃん。そして、サイレント映画に触発されて、一線を越える。てゆーか、犯罪じゃん。

      以下ネタバレ。

      こういう事件は海外でありましたね。植物状態の女性がレイプされ、妊娠するという。この映画の前だったか、後だったか。最近日本でも、麻酔下の女性が医者から乳房を舐められたという告発があり、これはさすがに薬の影響による幻覚かと、最初医者に同情が集まりましたが、被害者の方では体に付着した唾液のサンプルを証拠として、提出したとか。

      意識喪失状態の女性への卑劣な性暴力、恥知らずな痴漢行為、人の尊厳を踏みにじる行為としか思えない。

      特定の個人への異様な執着は愛と呼ばない。病です。もし、愛があるなら、相手の尊厳を踏みにじったりはできないはず。

      と、そんなことをつい考えてしまったのも、役者の演技の巧さと監督の演出に乗せられてのこと。そういう意味でパワフルな作品とは言える。

      しかし、ピナ・バウシュの舞踏に涙し、カエターノ・ヴェローゾの歌に涙を浮かべるマルコが易々とベニグノに共感してるのは、理解できない。結婚したいなどと言い出す相手を叱っていたのに、収監を知ると、飛んで行って、なぜか友情の身振りを……。

      観客はサイレント映画を観ているので、ベニグノの罪を知っているが、マルコはそれを知った上で行動しているのか、今ひとつ観客には伝わらず。当然訊くべき質問も、彼の口から出ないのだ。

      ベニグノもベニグノで、強姦とかしたら、書類とか改竄しても、もうバレバレですよね。これも、避妊具をつけるとか、生理の周期を記録しているのだから、妊娠しない時期に実行するのが普通だと思うのだが。

      自分は異常だから捕まって隔離されたかったのだろうか。そんなはずはない。ずっとアリシアのそばにいたいはずだけど。

      そんなワケで見終わった後も、モヤモヤしました。
      >> 続きを読む

      2020/10/12 by かんやん

      「トーク・トゥ・ハー」のレビュー

    • アリシアを演じたのは、『オクスフォード連続殺人』でイライジャ・ウッドの恋人を演じた方ではないのか。アルモドバルはゲイなのに、肉感的な女性を撮るのが好きだなあ(偏見か)。リディアを演じた方は、マタドールの衣装姿がキリリと凛々しく、立ち姿が格好良かった。 >> 続きを読む

      2020/10/12 by かんやん

    • 4.0

      アルモドバル版女性讃歌2。

      女性讃歌、というより、性の別を超え、そもそも愛とは何かを問う、極めて真面目な映画。看護師の男のストーカー行為や、20年にわたる母親の介護を通じて根づいたのらしい、不如意の肉体を介しての愛の理想像など、作中でも言及されるように常人からすれば異常者となるのだろうし、口実としての同性愛の告白が、やはりそうなのか? と観客に思わせる自然な話の流れが、彼を特異な存在にとどめる危険はあるのだが、私はそこに、愛とはそもそも倒錯であり、美徳悪徳を問えるものではないのだ、というアルモドバルのメッセージをしかと受け取った。「気持ち悪い」の一言では済まされない、身悶えするような愛の苦しみが、そこにはある。これは普遍的なものとして描き得ていると、私は思う。

      もう、どこから感想を述べたらいいのやら。というくらい、映画として古いような新しいような、ただ言えるのは、アルモドバルは映画作家として天衣無縫の境地にたどり着いた数少ないシネアストの一人であるということ。劇中作は舞踏、テレビショー、映画におよび、劇中映画に至っては、ムルナウの『サンライズ』のオマージュとして彼自身が撮ったという『縮みゆく愛人』、これがなんともヘンテコなモノクロサイレントで、これを観てしまった看護師ベニグノは、4年越しの献身の末についに院内で罪を犯すに至るのだが、いや、もう、これなんかアルモドバルの独壇場、こんなシークエンス、誰も撮れないでしょう。笑っちゃうんだけど、戦慄している自分がいる。そして物語の運び手は、誠実な壮年の男マルコに受け継がれていく。寛容であればこそ、引き受けざるを得ない孤独の体現者。この男の報われ方は、実に感動的である。

      一流の色彩感覚。カットの一々が決まっていて、額縁に飾りたいような絵の連続。それからこの人、耳が素晴らしくいい。コーマの若い女の着衣を剥ぐ、豊満な裸体を隈なく洗う、そして洗い立ての布で覆う…女体の凹凸を布越しに表現するというのもさすがだが、その時に発する衣擦れの音をしっかりマイクが拾っている。野外コンサートの白髪の男が絞り出す、なんとも悲しい歌詞と相まった哀切極まりない美声、女マタドールの出陣前の衣装をいく人かで仕立てていく、細部の装飾にカメラはアップし、太い針でキュッキュッと隙間が縫われていく。雨の音、夜の街を疾駆する車の音…。

      じつに官能的な体験。さまざまな愛の形があって、しかしすべての愛に通底する孤独。コーマの人間を愛することによって、愛の孤独を乗り越えようとする、倒錯的な試み。

      一人の天才が、神に賛美と呪詛とを突きつけているような、凄まじい映画。
      >> 続きを読む

      2020/04/30 by Foufou

      「トーク・トゥ・ハー」のレビュー

    • 5.0 切ない

      ペドロ・アルモドバル監督の最高傑作のひとつ

      2018/07/26 by motti

      「トーク・トゥ・ハー」のレビュー

    • 4.0

      昏睡状態になった二人の女性と
      その女性を愛している二人の男性
      同じ病院に入院してることから二人の男性は出会うこととなる
      女性は喋らない
      男性目線で進む
      男性側の言い分しかないので女性の気持ちはわからない
      正直前半はあまり面白さを感じなくて、なんか思ってた映画と違う、間違って借りた?とか思ったのだが
      後半どんどん引き込まれる
      そして恐ろしくなる
      バレリーナのアリシアは交通事故により昏睡状態に
      アリシアの側にはいつも看護師のベニグノがいた
      ベニグノはアリシアを愛していた
      この愛は昏睡状態になる前はきっと受け入れられなかった愛
      こうしてベニグノはずっと側にいる権利を得た
      狂気に満ちた愛
      でもそれは客観視して気持ち悪いと感じるだけど、ベニグノにとっては最大の愛の形
      闘牛士のリディアはショーの事故により昏睡状態に
      恋人のマルコが側にいるが、リディアが昏睡状態になってから思わぬことを聞かされることとなる
      これも、所詮リディアから聞かされたわけではないので「本当なのかな?」と私は疑っています
      劇中に出てくるサイレント映画にも驚いたが、その後の展開も驚いた
      ベニグノとアリシア
      マルコとリディア
      そしてマルコとアリシア
      ラストの向こうにある景色が少し見えた
      >> 続きを読む

      2018/03/14 by tomi

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